「大邱市の料理」の版間の差分

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== 地域概要 ==
 
== 地域概要 ==
 
[[ファイル:17081412.JPG|300px|thumb|大邱国際空港]]
 
[[ファイル:17081412.JPG|300px|thumb|大邱国際空港]]
大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する広域市(韓国に5ヶ所ある上級地方自治体)。北部、東部、西部は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]と接し、南部は[[慶尚南道の料理|慶尚南道]]と接する。人口は234万8165人(2026年6月)で、韓国の市としては[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]、[[仁川市の料理|仁川市]]に次いで4番目に多い<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 행정동별 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2026年7月13日閲覧</ref>。面積は1499.5平方キロ(2024年)で、特別市、広域市の中ではもっとも広い<ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=116&tblId=DT_MLTM_2300&conn_path=I2 행정구역별・지목별 국토이용현황_시군구] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2026年2月23日閲覧閲覧</ref>。7区2郡で構成され、郡部には[[達城郡の料理|達城郡]]と[[軍威郡の料理|軍威郡]]がある。
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大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する広域市(韓国に5ヶ所ある上級地方自治体)。北部、東部、西部は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]と接し、南部は[[慶尚南道の料理|慶尚南道]]と接する。人口は234万7389人(2026年7月)で、韓国の市としては[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]、[[仁川市の料理|仁川市]]に次いで4番目に多い<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 행정동별 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2026年8月10日閲覧</ref>。面積は1499.5平方キロ(2024年)で、特別市、広域市の中ではもっとも広い<ref>[https://kosis.kr/statHtml/statHtml.do?orgId=116&tblId=DT_MLTM_2300&conn_path=I2 행정구역별・지목별 국토이용현황_시군구] 、KOSIS(国家統計ポータル)、2026年2月23日閲覧閲覧</ref>。7区2郡で構成され、郡部には[[達城郡の料理|達城郡]]と[[軍威郡の料理|軍威郡]]がある。
  
1981年に直轄市(その後、1995年に広域市)として独立するまでは[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]に属し、は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]庁も2016年2月までは大邱市に置かれていた(現在は[[安東市の料理|安東市]]に位置)。慶尚道全体の中間的な位置にあって交通の利便性に富むことから、1601年に慶尚監営(当時の道庁)が置かれるなど、地域の要衝として発展した。地理的には太白山脈(テベクサンメク、태백산맥)、小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)に東西を挟まれた位置にあり、北部に八公山(パルゴンサン、팔공산)、南部に最頂山(チェジョンサン、최정산)、琵瑟山(ピスルサン、비슬산)がそびえる盆地型の地形である。一帯を大邱盆地(テグブンジ、대구분지)とも呼び、大邱市の西部には洛東江(ナクトンガン、낙동강)が北から南へと流れる。
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1981年に直轄市(その後、1995年に広域市)として独立するまでは[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]に属し、は[[慶尚北道の料理|慶尚北道]]庁も2016年2月までは大邱市に置かれていた(現在は[[安東市の料理|安東市]]に位置)。慶尚道全体の中間的な位置にあって交通の利便性に富むことから、1601年に慶尚監営(当時の道庁)が置かれるなど、地域の要衝として発展した。
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;地理
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太白山脈(テベクサンメク、태백산맥)、小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)に東西を挟まれた位置にあり、北部に八公山(パルゴンサン、팔공산)、南部に最頂山(チェジョンサン、최정산)、琵瑟山(ピスルサン、비슬산)がそびえる盆地型の地形である。一帯を大邱盆地(テグブンジ、대구분지)とも呼び、大邱市の西部には洛東江(ナクトンガン、낙동강)が北から南へと流れる。
  
 
20世紀初頭からは綿花の栽培が盛んであったことから近代的な繊維産業で栄え、1905年に京釜線が全線開通したことで[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]と結ばれると、経済や物流の中心としても大きな役割を担うに至った。人口こそ1999年7月以降、[[仁川市の料理|仁川市]]へ抜かれて4番手ではあるものの、大邱市を指して「韓国第3の都市」と表現することは珍しくない。
 
20世紀初頭からは綿花の栽培が盛んであったことから近代的な繊維産業で栄え、1905年に京釜線が全線開通したことで[[ソウル市の料理|ソウル市]]、[[釜山市の料理|釜山市]]と結ばれると、経済や物流の中心としても大きな役割を担うに至った。人口こそ1999年7月以降、[[仁川市の料理|仁川市]]へ抜かれて4番手ではあるものの、大邱市を指して「韓国第3の都市」と表現することは珍しくない。
  
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;観光地
 
主要な観光地には、韓方市場の大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)、繊維製品の販売で大きく発展した西門市場(ソムンシジャン、서문시장)、20世紀初頭の歴史を現代に残す大邱近代通り(テグ クンデコルモク、대구근대골목)、市内を一望できるアプ山公園(アプサンゴンウォン、앞산공원)、代表的な繁華街の東城路(トンソンノ、동성로)、北部にそびえる八公山などがある。
 
主要な観光地には、韓方市場の大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)、繊維製品の販売で大きく発展した西門市場(ソムンシジャン、서문시장)、20世紀初頭の歴史を現代に残す大邱近代通り(テグ クンデコルモク、대구근대골목)、市内を一望できるアプ山公園(アプサンゴンウォン、앞산공원)、代表的な繁華街の東城路(トンソンノ、동성로)、北部にそびえる八公山などがある。
  
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;アクセス
 
[[ソウル市の料理|ソウル市]]からのアクセスは、ソウル駅から東大邱駅まで高速鉄道で1時間40分~2時間。ソウル高速バスターミナル、東ソウル総合ターミナルから高速バスで東大邱まで3時間30分程度。大邱国際空港から中心部の東大邱駅までは4kmほどと近く、また東大邱駅に隣接する東大邱複合乗換センター(동대구 복합환승센터)からは慶尚道地域を中心とした各地域への市外バスが集まるため、地方都市への玄関口としての機能も備える。
 
[[ソウル市の料理|ソウル市]]からのアクセスは、ソウル駅から東大邱駅まで高速鉄道で1時間40分~2時間。ソウル高速バスターミナル、東ソウル総合ターミナルから高速バスで東大邱まで3時間30分程度。大邱国際空港から中心部の東大邱駅までは4kmほどと近く、また東大邱駅に隣接する東大邱複合乗換センター(동대구 복합환승센터)からは慶尚道地域を中心とした各地域への市外バスが集まるため、地方都市への玄関口としての機能も備える。
  
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;付記
 
*大邱薬令市
 
*大邱薬令市
 
:大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)は中区南城路(チュング ナムソンノ、중구 남성로)一帯に位置する韓方市場。ヤクチョンコルモク(薬廛通り、약전골목)とも呼ぶ。市場の開設は朝鮮時代中期の1658年頃で、全国から集められた韓方材を効率的に流通させるため、春と秋に1ヶ月ずつ大邱邑城(テグウプソン、대구읍성)の北門近くに市を立てた。その後、1908年に大邱邑城の城壁が撤去されると現在の南城路一帯へと中心が移り、全長715mの道路に沿ってたくさんの韓方材店や韓医院が集まるようになった<ref>[http://www.herbfestival.org/ 약령시소개] 、大邱薬令市韓方文化祭りウェブサイト、2017年8月8日閲覧</ref>。一帯には韓方茶を提供するカフェや、[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]、[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)|ハンバンペクスク(丸鶏の韓方煮/한방백숙)]]といった韓方材を使った料理を提供する飲食店もある。
 
:大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)は中区南城路(チュング ナムソンノ、중구 남성로)一帯に位置する韓方市場。ヤクチョンコルモク(薬廛通り、약전골목)とも呼ぶ。市場の開設は朝鮮時代中期の1658年頃で、全国から集められた韓方材を効率的に流通させるため、春と秋に1ヶ月ずつ大邱邑城(テグウプソン、대구읍성)の北門近くに市を立てた。その後、1908年に大邱邑城の城壁が撤去されると現在の南城路一帯へと中心が移り、全長715mの道路に沿ってたくさんの韓方材店や韓医院が集まるようになった<ref>[http://www.herbfestival.org/ 약령시소개] 、大邱薬令市韓方文化祭りウェブサイト、2017年8月8日閲覧</ref>。一帯には韓方茶を提供するカフェや、[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]、[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)|ハンバンペクスク(丸鶏の韓方煮/한방백숙)]]といった韓方材を使った料理を提供する飲食店もある。
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== 代表的な料理 ==
 
== 代表的な料理 ==
[[ファイル:23010242.JPG|300px|thumb|ナプチャクマンドゥ]]
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[[ファイル:22122818.JPG|300px|thumb|タロクッパプ]]
 
=== 大邱10味 ===
 
=== 大邱10味 ===
 
:地域を代表する10種類の料理が「大邱10味([[대구십미]])」として選定されている。2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成した<ref>[https://tour.daegu.go.kr/index.do?menu_id=00002947 대구가 자랑하는 10가지 별미] 、大邱観光案内ウェブサイト、2025年4月25日閲覧</ref>。なお、[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]は、大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]と説明される場合もあり、店によって微差はあるものの、基本的には同じ料理として考えられる。
 
:地域を代表する10種類の料理が「大邱10味([[대구십미]])」として選定されている。2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成した<ref>[https://tour.daegu.go.kr/index.do?menu_id=00002947 대구가 자랑하는 10가지 별미] 、大邱観光案内ウェブサイト、2025年4月25日閲覧</ref>。なお、[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]は、大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]と説明される場合もあり、店によって微差はあるものの、基本的には同じ料理として考えられる。
  
:*[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]][[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|大邱式ユッケジャン]]
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:*[[大邱市の料理#タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]
:*[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)|マクチャングイ(ギアラ焼き、豚の直腸焼き/막창구이)]]
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::*[[大邱市の料理#大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)|大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)]]
:*[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)|ムンティギ(牛刺身/뭉티기)]]
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:*[[大邱市の料理#マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)|マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)]]
:*[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]
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:*[[大邱市の料理#ムンティギ(牛刺身/뭉티기)|ムンティギ(牛刺身/뭉티기)]]
:*[[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)|ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)]]
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:*[[大邱市の料理#チムカルビ(牛カルビの辛煮/찜갈비)|チムカルビ(牛カルビの辛煮/찜갈비)]]
:*[[ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)|ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)]]
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:*[[大邱市の料理#ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)|ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)]]
:*[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)]]
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:*[[大邱市の料理#ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)|ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)]]
:*[[フェムチム(刺身和え/회무침)|ムチムフェ(刺身和え/무침회)]]
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:*[[大邱市の料理#ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)|ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)]]
:*ヤキウドン(辛口焼きうどん、[[야끼우동]]
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:*[[大邱市の料理#ムチムフェ(刺身和え/무침회)|ムチムフェ(刺身和え/무침회)]]
:*[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
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:*[[大邱市の料理#ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)|ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)]]
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:*[[大邱市の料理#ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)|ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
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==== タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥) ====
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:タロクッパプ([[따로국밥]])は、別盛のスープごはん(「[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]」の項目も参照)。スープにごはんを入れた料理を[[クッパプ(クッパ/국밥)]]と総称するが、そのごはんとスープを別々に盛り付けたものを[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]と呼ぶ。大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]から派生した料理として解釈され、牛肉のスープにごはんを入れた状態で提供していたものを、客の要望によってごはんを分けて出したのが始まりとされる。一説には、大衆料理店に似つかわしくない両班(朝鮮時代の支配層)がやってきて、格式を求めてリクエストしたと伝わる。[[クッパプ(クッパ/국밥)|クッパプ]]に格式を求める時点でずれた話だが、そのおかしみも含めて広まったのではないかと思われる。傾向として[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]にはソンジ(牛の血、[[선지]])を加えることが多く、その点で[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]との差異を見出すこともできる。
  
=== ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장) ===
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==== 大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장) ====
 
[[ファイル:17081403.JPG|300px|thumb|大邱式ユッケジャン]]
 
[[ファイル:17081403.JPG|300px|thumb|大邱式ユッケジャン]]
 
:ユッケジャン([[육개장]])は、牛肉の辛口スープ(「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]」の項目も参照)。他地域の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]が細く裂いた牛肉にワラビ、豆モヤシ、溶き卵などの具を加えて作るのに対し、ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろになるまで煮込んだ長ネギの2種だけで作る。少量の芋茎や大根を入れることもあるが、牛肉の旨味と長ネギから出る甘味が味の要となる。慶尚道(キョンサンド、경상도)式の[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]ともほぼ共通する。スープにごはんを添えて提供するのが一般的だが、かわりに麺を入れて食べるユッククス(牛肉の辛口スープ麺、[[육국수]])という派生メニューもある。
 
:ユッケジャン([[육개장]])は、牛肉の辛口スープ(「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]」の項目も参照)。他地域の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]が細く裂いた牛肉にワラビ、豆モヤシ、溶き卵などの具を加えて作るのに対し、ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろになるまで煮込んだ長ネギの2種だけで作る。少量の芋茎や大根を入れることもあるが、牛肉の旨味と長ネギから出る甘味が味の要となる。慶尚道(キョンサンド、경상도)式の[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]ともほぼ共通する。スープにごはんを添えて提供するのが一般的だが、かわりに麺を入れて食べるユッククス(牛肉の辛口スープ麺、[[육국수]])という派生メニューもある。
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:大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]は20世紀初めにテグタン(大邱湯、[[대구탕]])、またはテグタンバン(大邱湯飯、[[대구탕반]])の名前でも親しまれた。[[ソウル市の料理|ソウル市]]にもテグタンを出す店ができて流行料理となったが、現在はほぼ名称としては残っていない。日本の焼肉店で牛肉の辛いスープをテグタンと呼ぶのはテグタンバンがルーツである(詳細は「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)]]」の項目を参照)。
 
:大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]は20世紀初めにテグタン(大邱湯、[[대구탕]])、またはテグタンバン(大邱湯飯、[[대구탕반]])の名前でも親しまれた。[[ソウル市の料理|ソウル市]]にもテグタンを出す店ができて流行料理となったが、現在はほぼ名称としては残っていない。日本の焼肉店で牛肉の辛いスープをテグタンと呼ぶのはテグタンバンがルーツである(詳細は「[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)]]」の項目を参照)。
  
=== タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥) ===
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==== マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이) ====
:タロクッパプ([[따로국밥]])は、別盛のスープごはん(「[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]」の項目も参照)。スープにごはんを入れた料理を[[クッパプ(クッパ/국밥)]]と総称するが、そのごはんとスープを別々に盛り付けたものを[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]と呼ぶ。大邱式の[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]から派生した料理として解釈され、牛肉のスープにごはんを入れた状態で提供していたものを、客の要望によってごはんを分けて出したのが始まりとされる。一説には、大衆料理店に似つかわしくない両班(朝鮮時代の支配層)がやってきて、格式を求めてリクエストしたと伝わる。[[クッパプ(クッパ/국밥)|クッパプ]]に格式を求める時点でずれた話だが、そのおかしみも含めて広まったのではないかと思われる。傾向として[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]にはソンジ(牛の血、[[선지]])を加えることが多く、その点で[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)|ユッケジャン]]との差異を見出すこともできる。
 
 
 
=== マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이) ===
 
 
[[ファイル:17081404.JPG|300px|thumb|マクチャングイ]]
 
[[ファイル:17081404.JPG|300px|thumb|マクチャングイ]]
 
:マクチャングイ([[막창구이]])は、ギアラ(牛の第4胃、[[소막창]])、または豚の直腸([[돼지막창]])を焼いたもの(「[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]」の項目も参照)。マクチャン([[막창]])とはマジマクチャン(最後の腸、[[마지막창]])を意味し、牛の場合はギアラ、豚の場合は直腸を表す。いずれも練炭や炭火で網焼きにして味わう。
 
:マクチャングイ([[막창구이]])は、ギアラ(牛の第4胃、[[소막창]])、または豚の直腸([[돼지막창]])を焼いたもの(「[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]」の項目も参照)。マクチャン([[막창]])とはマジマクチャン(最後の腸、[[마지막창]])を意味し、牛の場合はギアラ、豚の場合は直腸を表す。いずれも練炭や炭火で網焼きにして味わう。
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:地下鉄1号線のアンジラン(안지랑)駅近くに、アンジランコプチャン通り(안지랑 곱창골목)と呼ばれる一角があり、長さ500mほどの通りに、2017年6月時点で52軒ものホルモン焼き専門店が並んでいる(八田靖史の取材記録より、2017年6月23日)。ほとんどの店で豚ホルモンを看板メニューとしており、通りの名称としてはコプチャン(小腸、[[곱창]])だが、豚のマクチャンも一緒に扱う店が多い。また、串に刺した鶏のヨムトン(ハツ、[[염통]])も通りの名物とされる。
 
:地下鉄1号線のアンジラン(안지랑)駅近くに、アンジランコプチャン通り(안지랑 곱창골목)と呼ばれる一角があり、長さ500mほどの通りに、2017年6月時点で52軒ものホルモン焼き専門店が並んでいる(八田靖史の取材記録より、2017年6月23日)。ほとんどの店で豚ホルモンを看板メニューとしており、通りの名称としてはコプチャン(小腸、[[곱창]])だが、豚のマクチャンも一緒に扱う店が多い。また、串に刺した鶏のヨムトン(ハツ、[[염통]])も通りの名物とされる。
  
=== ムンティギ(牛刺身/뭉티기) ===
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==== ムンティギ(牛刺身/뭉티기) ====
 
[[ファイル:17081405.JPG|300px|thumb|ムンティギ]]
 
[[ファイル:17081405.JPG|300px|thumb|ムンティギ]]
 
:ムンティギ([[뭉티기]])は、牛刺身(「[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)]]」の項目も参照)。同様の料理をセンゴギ([[생고기]])、[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)|ユクサシミ]]とも呼ぶが、ムンティギははざくざくと切ることを表す擬音語のムントンムントン([[뭉텅뭉텅]])を由来とする。
 
:ムンティギ([[뭉티기]])は、牛刺身(「[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)]]」の項目も参照)。同様の料理をセンゴギ([[생고기]])、[[ユクサシミ(牛刺身/육사시미)|ユクサシミ]]とも呼ぶが、ムンティギははざくざくと切ることを表す擬音語のムントンムントン([[뭉텅뭉텅]])を由来とする。
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:ムンティギの専門店では、ほかに希少部位の網焼きをメニューに載せることが多い。ヤンジモリ(肩バラ肉、[[양지머리]])、オドゥレギ(血管、心臓のつけ根にある大動脈、[[오드레기]])、ヒョッパダク(タン、[[혓바닥]])、テチャン(大腸、[[대창]])などが代表的であり、これらを複合させたヤンジオドゥレギ(肩バラ肉と血管の炭火焼き、[[양지오드레기]])といったメニューもある。
 
:ムンティギの専門店では、ほかに希少部位の網焼きをメニューに載せることが多い。ヤンジモリ(肩バラ肉、[[양지머리]])、オドゥレギ(血管、心臓のつけ根にある大動脈、[[오드레기]])、ヒョッパダク(タン、[[혓바닥]])、テチャン(大腸、[[대창]])などが代表的であり、これらを複合させたヤンジオドゥレギ(肩バラ肉と血管の炭火焼き、[[양지오드레기]])といったメニューもある。
  
=== チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비) ===
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==== チムカルビ(牛カルビの辛煮/찜갈비) ====
 
[[ファイル:22122827.JPG|300px|thumb|チムカルビ]]
 
[[ファイル:22122827.JPG|300px|thumb|チムカルビ]]
 
:チムカルビ([[찜갈비]])は、カルビの辛い煮物(「[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]」の項目も参照)。ぶつ切りにした牛カルビ([[소갈비]])を甘辛く煮込んだもので、調理法は[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]ともほぼ共通するが、みじん切りのニンニクや粉唐辛子をたっぷりと加えた刺激的な味付けが特徴的である。1972年創業の元祖店「鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)」によれば、1970年代の初めに地下鉄工事が行われた際、近隣で働いていた労働者のリクエストに応える形で、辛く濃厚な味付けに仕上がっていったという(八田靖史の取材記録より、2011年12月11日)。アルマイトのチゲ用鍋([[양은 냄비]])で調理、提供され、残ったタレにはごはんを入れて混ぜて食べるのも定番である。
 
:チムカルビ([[찜갈비]])は、カルビの辛い煮物(「[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]」の項目も参照)。ぶつ切りにした牛カルビ([[소갈비]])を甘辛く煮込んだもので、調理法は[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]ともほぼ共通するが、みじん切りのニンニクや粉唐辛子をたっぷりと加えた刺激的な味付けが特徴的である。1972年創業の元祖店「鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)」によれば、1970年代の初めに地下鉄工事が行われた際、近隣で働いていた労働者のリクエストに応える形で、辛く濃厚な味付けに仕上がっていったという(八田靖史の取材記録より、2011年12月11日)。アルマイトのチゲ用鍋([[양은 냄비]])で調理、提供され、残ったタレにはごはんを入れて混ぜて食べるのも定番である。
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:西門市場(ソムンシジャン、서문시장)内には豚カルビ([[돼지갈비]])を使用したテジチムカルビ(豚カルビの辛い煮物、[[돼지찜갈비]])を提供する飲食店の集まる一角がある。
 
:西門市場(ソムンシジャン、서문시장)内には豚カルビ([[돼지갈비]])を使用したテジチムカルビ(豚カルビの辛い煮物、[[돼지찜갈비]])を提供する飲食店の集まる一角がある。
  
=== ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동) ===
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==== ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕) ====
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:ノンメギメウンタン([[논메기매운탕]])は、ナマズの辛口鍋(「[[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)]]」の項目も参照)。
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==== ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기) ====
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:ポゴプルコギ([[복어불고기]])は、フグの炒め焼き(「[[ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)]]」の項目も参照)。
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==== ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수) ====
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:ヌルングクス([[누른국수]])は、大邱式の手打ちうどん(「[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]」の項目も参照)。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉ときな粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。具には青菜やニラ、エホバク(カボチャの未熟果、애호박)を用い、揉み海苔やすりゴマ、薬味醤油などを加えて味わう。
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*カルジェビ
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:カルジェビ([[칼제비]])は[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]と、[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を掛け合わせた料理。西門市場の名物料理である。
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==== ムチムフェ(刺身和え/무침회) ====
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:ムチムフェ([[무침회]])は、刺身和え(「[[フェムチム(刺身和え/회무침)]]」の項目も参照)。茹でイカ、サザエ、タニシ、白身魚の刺身などを大根やセリなどの野菜とともに甘辛酸っぱいタレで和えて作る。
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==== ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동) ====
 
[[ファイル:17081407.JPG|300px|thumb|ヤキウドン]]
 
[[ファイル:17081407.JPG|300px|thumb|ヤキウドン]]
 
:ヤキウドン([[야끼우동]])は、辛口の海鮮焼きうどん。エビや、イカなどの海鮮に、ニンジン、キャベツ、タマネギなどの野菜を加え、茹でた中華麺とともに辛口に炒めて作る。韓国式の[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]を汁なしに仕立てたアレンジ料理で、大邱市を発祥とする中国料理として位置付けられる。大邱市と近隣地域でのみ定着するローカルメニューである。中区南一洞(チュング ナミルトン、중구 남일동)に位置する「中和飯店(중화반점)」にて、1970年代に新メニューとして開発されたとされる。
 
:ヤキウドン([[야끼우동]])は、辛口の海鮮焼きうどん。エビや、イカなどの海鮮に、ニンジン、キャベツ、タマネギなどの野菜を加え、茹でた中華麺とともに辛口に炒めて作る。韓国式の[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]を汁なしに仕立てたアレンジ料理で、大邱市を発祥とする中国料理として位置付けられる。大邱市と近隣地域でのみ定着するローカルメニューである。中区南一洞(チュング ナミルトン、중구 남일동)に位置する「中和飯店(중화반점)」にて、1970年代に新メニューとして開発されたとされる。
  
 
:名称は日本料理の「焼きうどん」と想像させるが、直接の関係はない。ただし、韓国の中国料理店には日本語が多く浸透しており、焼き餃子をヤキマンドゥ([[야끼만두]])、ダールー麺をウドン([[우동2|우동]])と呼ぶことから、両者を総合してヤキウドンという名称に至った。
 
:名称は日本料理の「焼きうどん」と想像させるが、直接の関係はない。ただし、韓国の中国料理店には日本語が多く浸透しており、焼き餃子をヤキマンドゥ([[야끼만두]])、ダールー麺をウドン([[우동2|우동]])と呼ぶことから、両者を総合してヤキウドンという名称に至った。
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==== ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두) ====
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[[ファイル:23010242.JPG|300px|thumb|ナプチャクマンドゥ]]
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:ナプチャクマンドゥ([[납작만두]])は、平焼きの餃子(「[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]」の項目も参照)。ナプチャク([[납작]])は平たいという意味の副詞。マンドゥ([[만두]])は漢字で「饅頭」と書き、韓国では餃子のこと(「[[マンドゥ(餃子/만두)]]」の項目も参照)。餃子の皮に春雨と野菜の具をごく少量詰めて、鉄板などで平べったく焼いて作る。粉唐辛子や刻みネギ、醤油などをかけて味わう。
  
 
=== 大邱10味以外の料理 ===
 
=== 大邱10味以外の料理 ===
 
:大邱10味として選定された料理以外にも大邱名物とされる料理は多い。
 
:大邱10味として選定された料理以外にも大邱名物とされる料理は多い。
;タットンチプ
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==== タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집) ====
 
:タットンチプ([[닭똥집]])は、砂肝揚げ(「[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]」の項目も参照)。トンチプ([[똥집]])とも呼ぶ。東区新岩洞(トング シナムドン、동구 신암동)の平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)を発祥とし、専門店の集まる一帯は「平和市場タットンチプ通り(평화시장 닭똥집 골목)」と呼ばれ、2017年6月現在、26軒の店がタットンチプを提供する(八田靖史の取材記録より、2017年6月25日)。1972年創業の元祖店「サマトンダク(삼아통닭)」によれば、当初は[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)|マッコリ]]を専門とする居酒屋を営んでおり、おつまみとして砂肝を揚げて出したところ好評だったため、そちらが専門になって広まったという。砂肝だけでなく拍子切りにしたサツマイモも一緒に揚げ、味付けは塩味のほか、ヤンニョム(辛味ダレ、[[양념]])味、醤油味、ニンニク味などのバリエーションがある。
 
:タットンチプ([[닭똥집]])は、砂肝揚げ(「[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]」の項目も参照)。トンチプ([[똥집]])とも呼ぶ。東区新岩洞(トング シナムドン、동구 신암동)の平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)を発祥とし、専門店の集まる一帯は「平和市場タットンチプ通り(평화시장 닭똥집 골목)」と呼ばれ、2017年6月現在、26軒の店がタットンチプを提供する(八田靖史の取材記録より、2017年6月25日)。1972年創業の元祖店「サマトンダク(삼아통닭)」によれば、当初は[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)|マッコリ]]を専門とする居酒屋を営んでおり、おつまみとして砂肝を揚げて出したところ好評だったため、そちらが専門になって広まったという。砂肝だけでなく拍子切りにしたサツマイモも一緒に揚げ、味付けは塩味のほか、ヤンニョム(辛味ダレ、[[양념]])味、醤油味、ニンニク味などのバリエーションがある。
  
;ヤンニョムオデン
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==== ヤンニョムオデン(辛口のオデン/양념오뎅) ====
 
:ヤンニョムオデン([[양념오뎅]])は、辛口のオデン(「[[オデン(おでん/오뎅)]]」の項目も参照)。パルガンオデン(赤いオデン、[[빨간오뎅]])とも呼ぶ。ワタリガニなどを加えた魚介ダシで、串に刺したオムク(魚の練り物、[[어묵]])を煮込んで作る。このとき大量の大豆モヤシも一緒に煮込み、オムクと併せて皿に盛り付けて提供する。同様の料理は[[忠清北道の料理|忠清北道]][[堤川市の料理|堤川市]]でも名物として知られる。
 
:ヤンニョムオデン([[양념오뎅]])は、辛口のオデン(「[[オデン(おでん/오뎅)]]」の項目も参照)。パルガンオデン(赤いオデン、[[빨간오뎅]])とも呼ぶ。ワタリガニなどを加えた魚介ダシで、串に刺したオムク(魚の練り物、[[어묵]])を煮込んで作る。このとき大量の大豆モヤシも一緒に煮込み、オムクと併せて皿に盛り付けて提供する。同様の料理は[[忠清北道の料理|忠清北道]][[堤川市の料理|堤川市]]でも名物として知られる。
  
;ネンミョン
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==== ネンミョン(冷麺/냉면) ====
 
:ネンミョン([[냉면]])は、冷麺(「[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]」の項目も参照)。大邱市内には老舗の[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]専門店が点在し、朝鮮戦争によって北部から避難してきた人たちによってその歴史が始まっている。1950年6月に朝鮮戦争が始まると、当初は北側が大きく南へと戦線を押し下げ、南側では大邱市の西方および北方を流れる洛東江を最終的な防御線と定めるに至る。[[ソウル市の料理|ソウル]]を失ったことから首都機能は一時、[[大田市の料理|大田市]]を経て大邱市へと移り、1950年7月16日~8月17日まで大邱市が臨時首都となった後、さらに[[釜山市の料理|釜山市]]へ移った。この前後、大邱市へは北部からの避難民が多く移り住んでおり、[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]の本場である[[北朝鮮の料理|平壌]]の出身者も多く含まれた。1951年に創業した中区校洞(チュング キョドン、중구 교동)の「江山麺屋(강산면옥)」と、1953年に[[釜山市の料理|釜山市]]で創業したのち1969年に大邱市へと移転した中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)の「釜山安麺屋(부산안면옥)」はいずれも創業者が[[北朝鮮の料理|平壌]]出身であり、これに「釜山安麺屋」から分かれて1960年代後半に創業した中区桂山洞(チュング ケサンドン、중구 계산동)の「大同麺屋(대동면옥)」を加えて、3店舗を「大邱3大冷麺」と称することも多い。
 
:ネンミョン([[냉면]])は、冷麺(「[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]」の項目も参照)。大邱市内には老舗の[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]専門店が点在し、朝鮮戦争によって北部から避難してきた人たちによってその歴史が始まっている。1950年6月に朝鮮戦争が始まると、当初は北側が大きく南へと戦線を押し下げ、南側では大邱市の西方および北方を流れる洛東江を最終的な防御線と定めるに至る。[[ソウル市の料理|ソウル]]を失ったことから首都機能は一時、[[大田市の料理|大田市]]を経て大邱市へと移り、1950年7月16日~8月17日まで大邱市が臨時首都となった後、さらに[[釜山市の料理|釜山市]]へ移った。この前後、大邱市へは北部からの避難民が多く移り住んでおり、[[ネンミョン(冷麺/냉면)|ネンミョン]]の本場である[[北朝鮮の料理|平壌]]の出身者も多く含まれた。1951年に創業した中区校洞(チュング キョドン、중구 교동)の「江山麺屋(강산면옥)」と、1953年に[[釜山市の料理|釜山市]]で創業したのち1969年に大邱市へと移転した中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)の「釜山安麺屋(부산안면옥)」はいずれも創業者が[[北朝鮮の料理|平壌]]出身であり、これに「釜山安麺屋」から分かれて1960年代後半に創業した中区桂山洞(チュング ケサンドン、중구 계산동)の「大同麺屋(대동면옥)」を加えて、3店舗を「大邱3大冷麺」と称することも多い。
  
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:現在の韓国でもっとも古い製麺会社は、大邱市の北区魯院洞(プック ノウォンドン、북구 노원동)に本社を置く「豊国麺(プングンミョン/풍국면)」で、1933年に申春吉(シン・チュンギル、신춘길)が開いた米穀商の「丸吉精米所(ファンギルチョンミソ、황길정미소)」を前身とする<ref>[https://www.yeongnam.com/web/view.php?key=20050809.010221911010001 〔경상도 맛길기행 .29〕 풍국면, 70년 역사의 전국 최장수 국수] 、嶺南日報2005年8月9日付記事、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1889458/1/21 1937, 『日本商工興信要録(昭和12年 朝鮮版)』, 日本商工興信所, P8] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref>。日本統治時代に多くの製麺工場が作られており、そのひとつに1938年に中区仁橋洞(チュング インギョドン、중구 인교동)で創業した「三星商会(サムソンサンフェ、삼성상회)」がある。のちに韓国屈指の財閥企業となるサムソングループの前身であり、創業当初から野菜や乾物の貿易とともに社名にちなんだピョルピョグクス(星印麺、[[별표국수]])を製造販売していた<ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/autobiography_O/#p=275 李秉喆, 1986, 『湖巖自傳』, 中央日報社, P275] 、湖巖財団ウェブサイト(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/hoam_history03.asp 삼성의 싹. 삼성상회 인근 지방에서 더 인기 좋았던 별표국수] 、湖岩財団ウェブサイト、2026年3月16日閲覧</ref>。
 
:現在の韓国でもっとも古い製麺会社は、大邱市の北区魯院洞(プック ノウォンドン、북구 노원동)に本社を置く「豊国麺(プングンミョン/풍국면)」で、1933年に申春吉(シン・チュンギル、신춘길)が開いた米穀商の「丸吉精米所(ファンギルチョンミソ、황길정미소)」を前身とする<ref>[https://www.yeongnam.com/web/view.php?key=20050809.010221911010001 〔경상도 맛길기행 .29〕 풍국면, 70년 역사의 전국 최장수 국수] 、嶺南日報2005年8月9日付記事、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/1889458/1/21 1937, 『日本商工興信要録(昭和12年 朝鮮版)』, 日本商工興信所, P8] 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref>。日本統治時代に多くの製麺工場が作られており、そのひとつに1938年に中区仁橋洞(チュング インギョドン、중구 인교동)で創業した「三星商会(サムソンサンフェ、삼성상회)」がある。のちに韓国屈指の財閥企業となるサムソングループの前身であり、創業当初から野菜や乾物の貿易とともに社名にちなんだピョルピョグクス(星印麺、[[별표국수]])を製造販売していた<ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/autobiography_O/#p=275 李秉喆, 1986, 『湖巖自傳』, 中央日報社, P275] 、湖巖財団ウェブサイト(コマ番号7/73)、2026年3月16日閲覧</ref><ref>[https://www.hoamfoundation.org/kor/hoam/hoam_history03.asp 삼성의 싹. 삼성상회 인근 지방에서 더 인기 좋았던 별표국수] 、湖岩財団ウェブサイト、2026年3月16日閲覧</ref>。
 
*ヌルングクス
 
:大邱10味のひとつに数えられるヌルングクス([[누른국수]])は、いわゆる[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]を指す。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉([[콩가루]])を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、[[국수]])は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉ときな粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。
 
 
*カルジェビ
 
:カルジェビ([[칼제비]])は[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)|カルグクス]]と、[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]を掛け合わせた料理。西門市場の名物料理である。
 
  
 
==== ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기) ====
 
==== ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기) ====
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*サムソンパンチプ(삼송빵집)
 
*サムソンパンチプ(삼송빵집)
:1953年創業の老舗ベーカリー<ref>[http://www.ssbnc.kr/company/01.php 인사말] 、サムソンパンチプウェブサイト、2017年8月14日閲覧</ref>。名物のトンオクススパン(粒トウモロコシパン、[[통옥수수빵]])が有名で、1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン([[마약빵]])」の愛称で親しまれている。2015年8月には首都圏への進出を果たした。
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:1953年創業の老舗ベーカリー<ref>[http://www.ssbnc.kr/company/01.php 인사말] 、サムソンパンチプウェブサイト、2017年8月14日閲覧</ref>。名物のトンオクススパン(トウモロコシパン、[[통옥수수빵]])は、表面にまぶされたほの甘いトウモロコシ粉と、中に詰まったマヨネーズで和えた粒入りのコーンクリームが特徴。1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン([[마약빵]])」の愛称で親しまれている。油で揚げずに作る[[コロケ(揚げパン/고로케)|クウンコロケ(焼き揚げパン/구운고로케)]]も有名。2015年8月には首都圏への進出を果たし、いまや全国各地に支店を持つ。
  
 
== 飲食店情報 ==
 
== 飲食店情報 ==
 
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
 
以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。
  
*江山麺屋(강산면옥)
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*;嘉昌クンナムチプ薬令市店(가창큰나무집 약령시점)
:住所:大邱市中区校洞キル27-8、3階(江山百貨店)(校洞62-1)
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:大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)のメインストリート沿いに位置する[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)|ヤッペクスク(丸鶏の韓方煮/약백숙)]]の専門店。大勢でシェアをするクンジュンヤッペクスク(宮中式丸鶏の韓方煮、궁중약백숙)のほか、ひな鶏を用いて1人前ずつ提供するヨンゲヤッペクスク(ひな鶏の韓方煮、영계약백숙)が人気を集める。本店は市南東部の[[達城郡の料理|達城郡]]嘉昌面(カチャンミョン、가창면)にある。
:住所:대구시 중구 교동길 27-8, 3층(강산백화점)(교동 62-1)
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:住所:大邱市中区南城路25、2階(南城路51-6)
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:住所:대구시 중구 남성로 25, 2층(남성로 51-6)
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:電話:053-256-0709
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:最終訪問日:2017年5月15日
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*;江山麺屋(강산면옥)★
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:1951年創業の平壌冷麺店。朝鮮戦争中に平壌市から大邱市に避難をして、当初は西門市場(ソムンシジャン、서문시장)で店を開いた。そば粉とサツマイモのでんぷんを使った自家製麺と、韓牛を煮込んだダシのスープを自慢とする。[[ムルネンミョン(冷麺/물냉면)]]、[[ピビムネンミョン(混ぜ冷麺/비빔냉면)]]のほか、両者を掛け合わせたチグォンネンミョン(まかない冷麺、[[직원냉면]])や、キムチマリネンミョン(キムチ汁冷麺、[[김치말이냉면]])などのバリエーションがある。[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]、[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]、[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]と組み合わせたセットメニューも用意する。
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:住所:大邱市中区校洞キル27-8、3階(校洞62-1)
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:住所:대구시 중구 교동길 27-8, 3층(교동 62-1)
 
:電話:053-425-1199
 
:電話:053-425-1199
:料理:ネンミョン
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:最終訪問日:2017年6月22日
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*;クゴンタンマクチャン(구공탄막창)
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:地下鉄1号線嶺大病院(ヨンデビョンウォン、영대병원)駅前の[[大邱市の料理#マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)|マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)]]専門店。店内はレトロな雰囲気で、ドラム缶テーブルに練炭を設置して網焼きにする。[[サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)]]や[[モクサル(豚の肩ロース焼き/목살)]]も用意。シメにはエリンギのたっぷり入った[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)|ポソッテンジャンチゲ(キノコ味噌鍋/된장찌개)]]が定番となっている。西区坪里洞(ソグ ピョンニドン、서구 평리동)に本店がある。
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:住所:大邱市南区大明路303(大明洞64-2)
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:住所:대구시 남구 대명로 303(대명동 64-2)
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:電話:053-622-7071
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:最終訪問日:2015年10月2日
  
*クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
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*;クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
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:1946年創業の老舗[[大邱市の料理#タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]専門店。基本の[[大邱市の料理#タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)|タロクッパプ]]にはソンジ(煮固めた牛の血、[[선지]])と野菜が入り、特([[특]])を注文すると牛肉が追加される。ごはんのかわりに素麺を入れるタログクス([[따로국수]])もメニューにある。24時間営業。
 
:住所:大邱市中区国債報償路571(前洞7-1)
 
:住所:大邱市中区国債報償路571(前洞7-1)
 
:住所:대구시 중구 국채보상로 571(전동 7-1)
 
:住所:대구시 중구 국채보상로 571(전동 7-1)
 
:電話:053-253-7623
 
:電話:053-253-7623
:料理:タロクッパプ
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:最終訪問日:2004年7月16日
  
*金泰根韓方料理本店(김태근한방요리 본점)
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*;南道フェッチプ(남도횟집)
:住所:大邱市達西区クンジャン路9(頭流洞1192-15)
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:大邱駅近くの校洞市場(キョドンシジャン、교동시장)内に位置する[[大邱市の料理#ムチムフェ(刺身和え/무침회)|ムチムフェ(刺身和え/무침회)]]の専門店。茹でイカ、サザエ、タニシ、白身魚の刺身などを大根やセリなどの野菜とともに甘辛酸っぱいタレで和えてある。各種刺身、鍋料理もメニューに並ぶ。メニューにはないものの、[[大邱市の料理#ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)|ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]を近隣店から取り寄せてもらうことができ、[[大邱市の料理#ムチムフェ(刺身和え/무침회)|ムチムフェ]]を包んで食べる裏技がある。
:住所:대구시 달서구 큰장로 9(두류동 1192-15)
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:住所:大邱市中区慶尚監営キル165-5(東門洞30-7)
:電話:053-653-5044
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:住所:대구시 중구 경상감영길 165-5(동문동 30-7
:料理:韓方カルビ
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:電話:053-425-0914
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:最終訪問日:2017年5月16日
  
*鹿養グイトゥランキル店(녹양구이 들안길점)
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*;鹿養グイ鹿養グイ斗山洞店(녹양구이 두산동점)★
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:大邱10味のひとつ[[大邱市の料理#ムンティギ(牛刺身/뭉티기)|ムンティギ(牛刺身/뭉티기)]]の専門店。メニュー上の表記は「センゴギ([[생고기]])」となっている。モドゥム(盛り合わせ、[[모듬]])を注文すると、[[大邱市の料理#ムンティギ(牛刺身/뭉티기)|センゴギ]]に加え、[[ユッケ(牛刺身/육회)]]、テチャン(牛大腸焼き、[[대창]])、[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]がセットになって出てくる。カンチョニョプ(レバーとセンマイ刺し、[[간처녑]])や、ヤンジオドゥレギ(肩バラ肉とハツモト焼き、[[양지오드레기]])といったメニューもある。
 
:住所:大邱市寿城区舞鶴路17キル21(斗山洞174-3)
 
:住所:大邱市寿城区舞鶴路17キル21(斗山洞174-3)
 
:住所:대구시 수성구 무학로17길 21(두산동 174-3)
 
:住所:대구시 수성구 무학로17길 21(두산동 174-3)
 
:電話:053-767-9922
 
:電話:053-767-9922
:料理:ムンティギ
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:最終訪問日:2017年10月13日
  
*大同麺屋(대동면옥)
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*;大同麺屋(대동면옥)★
:住所:大邱市中区国債報償路102キル5-9(桂山洞1街13)
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:そば麺を用いた平壌式と、サツマイモのでんぷん麺を用いた咸興式の両方を提供する[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]専門店。長ネギと一緒に味わう[[スユク(牛茹で肉の薄切り/수육)]]や、冬季限定の[[オボクチェンバン(北朝鮮式の寄せ鍋/어복쟁반)|オボクチェンバン(平安道式の寄せ鍋/어복쟁반)]]も自慢とする。かつては3~9月だけの営業だったが、2021年に拡張移転して通年営業になった。
:住所:대구시 중구 국채보상로102길 5-9(계산동1가 13)
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:住所:大邱市中区国債報償路102キル28(東山洞180-20)
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:住所:대구시 중구 국채보상로102길 28(동산동 180-20)
 
:電話:053-255-4450
 
:電話:053-255-4450
:料理:ネンミョン
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:最終訪問日:2017年6月27日
  
*トン博士(돈박사)
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*;トン博士(돈박사)
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:アンジランコプチャン通り(안지랑 곱창골목)位置する[[大邱市の料理#マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)|マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)]]の専門店。[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]、[[テジコプチャン(豚ホルモン焼き/돼지곱창)]]のほか、ソマクチャン(ギアラ、[[소막창]])、ヨムトンコチ(鶏ハツの串焼き、[[염통꼬치]])なども用意する。
 
:住所:大邱市南区大明路36キル79-1(大明洞874-2)
 
:住所:大邱市南区大明路36キル79-1(大明洞874-2)
 
:住所:대구시 남구 대명로36길 79-1(대명동 874-2)
 
:住所:대구시 남구 대명로36길 79-1(대명동 874-2)
 
:電話:053-624-1855
 
:電話:053-624-1855
:料理:マクチャン、コプチャン
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:最終訪問日:2017年10月13日
  
*鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)
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*;モモ商店(모모상점)
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:季節ごとのフルーツをふんだんに用いた[[ピンス(かき氷/빙수)]]を自慢とするカフェ。[[大邱市の料理#ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)|ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]をトッピングした[[トッポッキ(餅炒め/떡볶이)]]も人気が高く、[[ピンス(かき氷/빙수)|ピンス]]と組み合わせての注文も多い。自家製のグラノーラも有名で、グリークヨーグルトと組み合わせたメニューがあるほか、テイクアウトも可能。
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:住所:大邱市中区国債報償路150キル30(東仁洞4街426-3)
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:住所:대구시 중구 국채보상로150길 30(동인동4가 426-3)
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:電話:053-424-1019
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:最終訪問日:2017年5月15日
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*;ミヨングクス(미연국수)
 +
:西門市場内に位置する軽食店。看板メニューの[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)|チャプサルスジェビ(もち米すいとん/찹쌀수제비)]]には、白玉状に丸めたすいとんと、エゴマ、ワカメがたっぷり入る。白菜入りの[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]と、クチナシで染めた黄色い麺の[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]も人気が高い。
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:住所:大邱市中区クンジャン路28キル15(大新洞115-283)
 +
:住所:대구시 중구 큰장로28길 15(대신동 115-283)
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:電話:なし
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:最終訪問日:2017年10月15日
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*;ポングルポングルチムガルビ(벙글벙글찜갈비)
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:東仁洞(トンインドン、동인동)の[[大邱市の料理#チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)|チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]通りに位置する専門店。[[大邱市の料理#チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)|チムカルビ]]は韓牛と米国産牛を選択できる。シメにはソゴギチゲ(牛肉の鍋、[[소고기찌개]])を用意。
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:住所:大邱市中区東徳路36キル9-1(東仁洞1街298-1)
 +
:住所:대구시 중구 동덕로36길 9-12(동인동1가 298-1)
 +
:電話:053-424-6881
 +
:最終訪問日:2004年7月15日
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 +
*;鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)★
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:東仁洞の[[大邱市の料理#チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)|チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]通りでは元祖格とされる専門店。[[大邱市の料理#チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)|チムカルビ]]は韓牛と豪州産牛を選択できる。シメにはカルビサルチゲ(牛カルビ鍋、[[갈비살찌개]])を用意。
 
:住所:大邱市中区東徳路36キル9-18(東仁洞1街332-3)
 
:住所:大邱市中区東徳路36キル9-18(東仁洞1街332-3)
 
:住所:대구시 중구 동덕로36길 9-18(동인동1가 332-3)
 
:住所:대구시 중구 동덕로36길 9-18(동인동1가 332-3)
 
:電話:053-425-4203
 
:電話:053-425-4203
:料理:チムカルビ
+
:最終訪問日:2017年6月24日
  
*サムソンパンチプ(삼송빵집)
+
*;サムソンパンチプ中央路店(삼송빵집 중앙로점)
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:1957年創業の大邱市を代表するベーカリー。名物のトンオクススパン(トウモロコシパン、[[통옥수수빵]])は、表面にまぶされたほの甘いトウモロコシ粉と、中に詰まったマヨネーズで和えた粒入りのコーンクリームが特徴。1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン([[마약빵]])」の愛称で親しまれている。油で揚げずに作る[[コロケ(揚げパン/고로케)|クウンコロケ(焼き揚げパン/구운고로케)]]も有名。2015年8月には首都圏への進出を果たし、いまや全国各地に支店を持つ。
 
:住所:大邱市中区中央大路395(東城路3街7-6)
 
:住所:大邱市中区中央大路395(東城路3街7-6)
 
:住所:대구시 중구 중앙대로 395(동성로3가 7-6)
 
:住所:대구시 중구 중앙대로 395(동성로3가 7-6)
 
:電話:053-254-4064
 
:電話:053-254-4064
:料理:パン、トンオクススパン
+
:最終訪問日:2015年10月2日
  
*サマトンダク(삼아통닭)
+
*;サマトンダク(삼아통닭)
 +
:平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)の[[大邱市の料理#タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)|タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)]]通りに位置する専門店。1972年の創業で一帯では元祖格として知られる。[[大邱市の料理#タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)|タットンチプ]]は、塩味、薬味ダレ味、ニンニク味、衣なしなど種類豊富。[[トンダク(丸鶏揚げ/통닭)]]も扱う。
 
:住所:大邱市東区鵝陽路9キル10(新岩洞597-1)
 
:住所:大邱市東区鵝陽路9キル10(新岩洞597-1)
 
:住所:대구시 동구 아양로9길 10(신암동 597-1)
 
:住所:대구시 동구 아양로9길 10(신암동 597-1)
 
:電話:053-952-3650
 
:電話:053-952-3650
:料理:タットンチプ
+
:最終訪問日:2017年6月25日
  
*水営ヤンゴプチャン元祖本店(수영양곱창 원조본점)
+
*;泛魚水営ヤンゴプチャン(범어수영양곱창)★
 +
:牛ホルモン専門の焼肉店。練炭で網焼きにするモドゥムグイ(盛り合わせ、[[모듬구이]])は、ヤン(ミノ、[[양]])、テチャン(大腸、[[대창]])、コプチャン(小腸、[[곱창]])、ヨムトン(ハツ、[[염통]])を盛り合わせたもの。4種類の韓方材を加えた特製のタレにつけて食べるほか、[[ミョンナンジョッ(明太子/명란젓)]]を載せて食べるのも推奨される。ごはん入りの[[ファンテヘジャンクッ(干しダラのスープ/황태해장국)|ファンテクッ(干しダラのスープ/황태국)]]がついてくるのも箸休めに嬉しい。ヤンニョムトルパングイ(薬味ダレホルモンの石板焼き、[[양념돌판구이]])を頼んで、シメの[[ポックムパプ(チャーハン/볶음밥)]]を楽しむのも定番。
 
:住所:大邱市寿城区泛魚川路133(泛魚洞881-8)
 
:住所:大邱市寿城区泛魚川路133(泛魚洞881-8)
 
:住所:대구시 수성구 범어천로 133(범어동 881-8)
 
:住所:대구시 수성구 범어천로 133(범어동 881-8)
 
:電話:053-742-2785
 
:電話:053-742-2785
:料理:ヤンゴプチャン
+
:最終訪問日:2017年6月25日
  
*永生徳(영생덕)
+
*;薬典参鶏湯(약전삼계탕)
 +
:大邱薬令市近くの[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]専門店。副菜として、[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]と、徳利に入ったインサムジュ(高麗人参酒、[[인삼주]])がついてくる。コウタケ([[능이버섯]])、マツタケ([[송이버섯]])を入れた[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)|サムゲタン]]も用意。
 +
:住所:大邱市中区達句伐大路415キル56(壮観洞42-6)
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:住所:대구시 중구 달구벌대로415길 56(장관동 42-6)
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:電話:053-253-2473
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:最終訪問日:2011年5月16日
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 +
*;永生徳(영생덕)★
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:鍾路(チョンノ、종로)の華僑通りにある老舗中国料理店。[[マンドゥ(餃子/만두)]]を自慢としており、[[ムルマンドゥ(水餃子/물만두)]]、コギマンドゥ(肉まん、[[고기만두]])、チンギョス(蒸し餃子、[[찐교스]])、[[クンマンドゥ(焼餃子/군만두)|クンマンドゥ(焼餃子/꾼만두)]]、牛肉入りの[[ムルマンドゥ(水餃子/물만두)|ムルマンドゥ]]と多彩。[[タンスユク(酢豚/탕수육)]]から甘酢ソースを抜いたテンプラ(豚肉の唐揚げ、[[덴뿌라]])があるのも歴史を感じさせる。かつては、カキウドン(日本式のうどん、[[가끼우동]])、ケランパン(砂糖入りの中国パン、[[계란빵]])といったメニューもあった。
 
:住所:大邱市中区鍾路39(鍾路2街20)
 
:住所:大邱市中区鍾路39(鍾路2街20)
 
:住所:대구시 중구 종로 39(종로2가 20)
 
:住所:대구시 중구 종로 39(종로2가 20)
 
:電話:053-255-5777
 
:電話:053-255-5777
:料理:マンドゥ
+
:最終訪問日:2013年3月28日
  
*イェッチプ食堂(옛집식당)
+
*;イェッチプ食堂(옛집식당)★★
 +
:1948年創業の[[大邱市の料理#ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)|大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)]]専門店。メニューは単一で人数を伝えるとそのまま出てくる。ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろに煮込まれた長ネギが特徴。営業時間は11時~15時30分(15時LO)で、スープがなくなったら終了。味噌([[된장]])、醤油([[간장]])はすべて自家製で、店の奥に甕が並んでいる。
 
:住所:大邱市中区達城公園路6キル48-5(市場北路120-2)
 
:住所:大邱市中区達城公園路6キル48-5(市場北路120-2)
 
:住所:대구시 중구 달성공원로6길 48-5(시장북로 120-2)
 
:住所:대구시 중구 달성공원로6길 48-5(시장북로 120-2)
 
:電話:053-554-4498
 
:電話:053-554-4498
:料理:ユッケジャン
+
:最終訪問日:2017年6月26日
  
*ワンゴミ食堂(왕거미식당)
+
*;ワンゴミ食堂(왕거미식당)★
 +
:当日の食肉処理にこだわる[[大邱市の料理#ムンティギ(牛刺身/뭉티기)|ムンティギ(牛刺身/뭉티기)]]の専門店。メニュー上の表記は「センゴギ([[생고기]])」となっている。平日のみの提供で、土日祝はメニューから外れる。店頭で煙を立てながら練炭焼きにする牛の各部位も人気で、ヤンジモリ(肩バラ肉、[[양지머리]])、オドゥレギ(ハツモト=血管、[[오드레기]])、ヒョッパダク(タン、[[혓바닥]])、テチャン(大腸、[[대창]])などがある。人気部位を組み合わせて、ヤンジオドゥレギ(肩バラ肉とハツモト、[[양지오드레기]])といった注文も可能。
 
:住所:大邱市中区国債報償路696-8(東仁洞4街179)
 
:住所:大邱市中区国債報償路696-8(東仁洞4街179)
 
:住所:대구시 중구 국채보상로 696-8(동인동4가 179)
 
:住所:대구시 중구 국채보상로 696-8(동인동4가 179)
 
:電話:053-427-6380
 
:電話:053-427-6380
:料理:ユッケジャン
+
:最終訪問日:2017年6月23日
  
*元祖北城路ウドンプルコギ(원조 북성로 우동 불고기)
+
*;元祖北城路ウドンプルコギ(원조 북성로 우동불고기)★
:住所:大邱市中区北城路53-1(北城路2街8-17)
+
:北城路(プクソンノ、북성로)沿いの名物として発展した[[大邱市の料理#ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기)|ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기)]]の専門店。1982年の創業で元祖格とされる。もともとは駐車場のテント屋台だったが、2017年に現在の場所へ室内屋台として移転した。醤油ダレの[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)|ソクセプルコギ(豚肉の網焼き/석쇠불고기)]]に加えて、コチュジャンプルコギ(豚肉のコチュジャンダレ焼き、[[고추장불고기]])も用意する。
:住所:대구시 중구 북성로 53-1(북성로2가 8-17)
+
:住所:大邱市中区西城路14キル21-11(西内洞35)
:電話:010-3174-8123
+
:住所:대구시 중구 서성로14길 21-11(서내동 35)
:料理:テジプルコギ、ウドン
+
:電話:053-255-9199
:※2017年9月より大邱市中区西内洞35(대구시 중구 서내동 35)に移転予定
+
:最終訪問日:2017年10月14日
  
*元祖ハルメコムタンチプ(원조할매곰탕집)
+
*;元祖ハルメコムタンチプ(원조할매곰탕집)
 +
:韓牛を煮込んで作る[[コムタン(牛スープ/곰탕)]]の専門店。茹でた素麺が別皿に盛られて出てくるので、好みでスープに入れて味わう。[[トガニタン(牛膝肉のスープ/도가니탕)]]、[[コリコムタン(牛テールスープ/꼬리곰탕)]]、[[スユク(牛茹で肉の薄切り/수육)]]などのメニューもある。
 
:住所:大邱市中区鍾路103(太平路3街218-18)
 
:住所:大邱市中区鍾路103(太平路3街218-18)
 
:住所:대구시 중구 종로 103(태평로3가 218-18)
 
:住所:대구시 중구 종로 103(태평로3가 218-18)
 
:電話:053-255-1122
 
:電話:053-255-1122
:料理:コムタン
+
:最終訪問日:2017年10月14日
 +
 
 +
*;長原(장원)
 +
:大邱広域市庁山格庁舎(旧慶尚北道庁)の近くにあって公務員御用達の焼肉店。[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]の人気が高い。
 +
:住所:大邱市北区大邱体育館路8キル6(山格洞1498-54)
 +
:住所:대구시 북구 대구체육관로8길 6(산격동 1498-54)
 +
:電話:053-956-9494
 +
:最終訪問日:2015年10月2日
  
*中和飯店(중화반점)
+
*;中和飯店(중화반점)★
 +
:大邱10味のひとつ[[大邱市の料理#ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)|ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)]]を考案した中国料理店。名物の[[大邱市の料理#ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)|ヤキウドン]]に加え、同様の具をごはんに載せたヤキバプ(辛口の海鮮炒め丼、[[야끼밥]])や、[[タンスユク(酢豚/탕수육)]]の人気も高い。
 
:住所:大邱市中区中央大路406-12(南一洞92)
 
:住所:大邱市中区中央大路406-12(南一洞92)
 
:住所:대구시 중구 중앙대로 406-12(남일동 92)
 
:住所:대구시 중구 중앙대로 406-12(남일동 92)
:電話:053-421-6888
+
:電話:053-425-6839
:料理:ヤキウドン
+
:最終訪問日:2011年5月15日
 +
 
 +
*;チヌン飯店(진흥반점)
 +
:韓国5大[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]のひとつに数えられる中国料理店。看板料理の[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)|チャンポン]]に加え、[[チャンポンパプ(激辛海鮮スープごはん/짬뽕밥)]]、[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]、[[ポックムパプ(チャーハン/볶음밥)]]がメニューにある。営業時間は9時30分~14時30分まで。
 +
:住所:大邱市南区梨泉路28キル43-2(梨泉洞311-28)
 +
:住所:대구시 남구 이천로28길 43-2(이천동 311-28)
 +
:電話:053-474-1738
 +
:最終訪問日:2017年10月20日
 +
 
 +
*;ハルメカルグクス(할매칼국수)
 +
:大邱10味のひとつ[[大邱市の料理#ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)|ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)]]の専門店。メニュー上の表記は「カルグクス([[칼국수]])」となっている。あっさりとした煮干しダシのスープに、細みの麺と青菜がたっぷり入っている。麺料理を注文すると少量のポリバプ(麦飯、[[보리밥]])がついてくる。
 +
:住所:大邱市南区明徳路38キル14(大明洞1805-5)
 +
:住所:대구시 남구 명덕로38길 14(대명동 1805-5)
 +
:電話:053-651-7969
 +
:最終訪問日:2017年6月27日
 +
 
 +
;【閉店】
 +
*金泰根韓方料理本店(김태근한방요리 본점)
 +
:住所:大邱市達西区クンジャン路9(頭流洞1192-15)
 +
:住所:대구시 달서구 큰장로 9(두류동 1192-15)
 +
:電話:053-653-5044
  
 
*チンコルモク食堂(진골목식당)
 
*チンコルモク食堂(진골목식당)
290行目: 395行目:
 
:住所:대구시 중구 진골목길 9-1(종로2가 66-5)
 
:住所:대구시 중구 진골목길 9-1(종로2가 66-5)
 
:電話:053-253-3757
 
:電話:053-253-3757
:料理:ユッケジャン、ユッククス
 
 
*チヌン飯店(진흥반점)
 
:住所:大邱市南区梨泉路28キル43-2(梨泉洞311-28)
 
:住所:대구시 남구 이천로28길 43-2(이천동 311-28)
 
:電話:053-474-1738
 
:料理:チャンポン
 
  
 
*ハヌルホス東城路1号店(하늘호수 동성로1호점)
 
*ハヌルホス東城路1号店(하늘호수 동성로1호점)
302行目: 400行目:
 
:住所:대구시 중구 동성로3길 58-17(공평동 62-10)
 
:住所:대구시 중구 동성로3길 58-17(공평동 62-10)
 
:電話:053-253-2380
 
:電話:053-253-2380
:料理:コーヒー、心身水
 
  
 
*ハニル食堂(한일식당)
 
*ハニル食堂(한일식당)
308行目: 405行目:
 
:住所:대구시 중구 경상감영길 112-1(포정동 54)
 
:住所:대구시 중구 경상감영길 112-1(포정동 54)
 
:電話:053-254-0028
 
:電話:053-254-0028
:料理:タロクッパプ
 
  
 
== 各地域の料理 ==
 
== 各地域の料理 ==
365行目: 461行目:
 
{{DEFAULTSORT:てくしのりようり}}
 
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*[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]
 
*[[カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)]]
 +
*[[コロケ(揚げパン/고로케)]]
 +
*[[コムタン(牛スープ/곰탕)]]
 
*[[クッパプ(クッパ/국밥)]]
 
*[[クッパプ(クッパ/국밥)]]
 +
*[[クンマンドゥ(焼餃子/군만두)]]
 +
*[[コリコムタン(牛テールスープ/꼬리곰탕)]]
 
*[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
 
*[[ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)]]
 +
*[[ネンミョン(冷麺/냉면)]]
 
*[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]
 
*[[タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)]]
 
*[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)]]
 
*[[タッペクスク(丸鶏の水煮/닭백숙)]]
 
*[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]
 
*[[テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)]]
 +
*[[トガニタン(牛膝肉のスープ/도가니탕)]]
 
*[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]
 
*[[テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)]]
 +
*[[テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)]]
 
*[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]
 
*[[タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)]]
 
*[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]
 
*[[トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)]]
 +
*[[トッポッキ(餅炒め/떡볶이)]]
 
*[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)]]
 
*[[マッコリ(韓国式の濁酒/막걸리)]]
 
*[[マンドゥ(餃子/만두)]]
 
*[[マンドゥ(餃子/만두)]]
 
*[[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)]]
 
*[[メギタン(ナマズ鍋/메기탕)]]
 +
*[[ミョンナンジョッ(明太子/명란젓)]]
 +
*[[モクサル(豚の肩ロース焼き/목살)]]
 +
*[[ムルネンミョン(冷麺/물냉면)]]
 +
*[[ムルマンドゥ(水餃子/물만두)]]
 +
*[[ポックムパプ(チャーハン/볶음밥)]]
 +
*[[プルコギ(牛焼肉/불고기)]]
 +
*[[ピビムネンミョン(混ぜ冷麺/비빔냉면)]]
 +
*[[ピンス(かき氷/빙수)]]
 +
*[[サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)]]
 
*[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]
 
*[[サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)]]
 
*[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]
 
*[[ソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)]]
 
*[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]
 
*[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]
 +
*[[スユク(牛茹で肉の薄切り/수육)]]
 +
*[[スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)]]
 +
*[[オボクチェンバン(北朝鮮式の寄せ鍋/어복쟁반)]]
 
*[[ウドン(うどん/우동)]]
 
*[[ウドン(うどん/우동)]]
 
*[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]
 
*[[ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)]]
384行目: 500行目:
 
*[[ユッケ(牛刺身/육회)]]
 
*[[ユッケ(牛刺身/육회)]]
 
*[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]
 
*[[チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)]]
 +
*[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]
 
*[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]
 
*[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]
 +
*[[チャンポンパプ(激辛海鮮スープごはん/짬뽕밥)]]
 
*[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]
 
*[[チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)]]
 
*[[チキン(韓国チキン/치킨)]]
 
*[[チキン(韓国チキン/치킨)]]
 
*[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]
 
*[[カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)]]
 +
*[[タンスユク(酢豚/탕수육)]]
 +
*[[トンダク(丸鶏揚げ/통닭)]]
 +
*[[ファンテヘジャンクッ(干しダラのスープ/황태해장국)]]
 
*[[フェムチム(刺身和え/회무침)]]
 
*[[フェムチム(刺身和え/회무침)]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
[[Category:韓食ペディア]]
 
[[Category:慶尚北道・大邱市の料理]]
 
[[Category:慶尚北道・大邱市の料理]]

2026年8月13日 (木) 11:55時点における最新版

この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。
大邱薬令市の西門

大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する地域。本ページでは大邱市の料理、特産品について解説する。

地域概要

大邱国際空港

大邱市(テグシ、대구시)は韓国の中東部に位置する広域市(韓国に5ヶ所ある上級地方自治体)。北部、東部、西部は慶尚北道と接し、南部は慶尚南道と接する。人口は234万7389人(2026年7月)で、韓国の市としてはソウル市釜山市仁川市に次いで4番目に多い[1]。面積は1499.5平方キロ(2024年)で、特別市、広域市の中ではもっとも広い[2]。7区2郡で構成され、郡部には達城郡軍威郡がある。

1981年に直轄市(その後、1995年に広域市)として独立するまでは慶尚北道に属し、は慶尚北道庁も2016年2月までは大邱市に置かれていた(現在は安東市に位置)。慶尚道全体の中間的な位置にあって交通の利便性に富むことから、1601年に慶尚監営(当時の道庁)が置かれるなど、地域の要衝として発展した。

地理

太白山脈(テベクサンメク、태백산맥)、小白山脈(ソベクサンメク、소백산맥)に東西を挟まれた位置にあり、北部に八公山(パルゴンサン、팔공산)、南部に最頂山(チェジョンサン、최정산)、琵瑟山(ピスルサン、비슬산)がそびえる盆地型の地形である。一帯を大邱盆地(テグブンジ、대구분지)とも呼び、大邱市の西部には洛東江(ナクトンガン、낙동강)が北から南へと流れる。

20世紀初頭からは綿花の栽培が盛んであったことから近代的な繊維産業で栄え、1905年に京釜線が全線開通したことでソウル市釜山市と結ばれると、経済や物流の中心としても大きな役割を担うに至った。人口こそ1999年7月以降、仁川市へ抜かれて4番手ではあるものの、大邱市を指して「韓国第3の都市」と表現することは珍しくない。

観光地

主要な観光地には、韓方市場の大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)、繊維製品の販売で大きく発展した西門市場(ソムンシジャン、서문시장)、20世紀初頭の歴史を現代に残す大邱近代通り(テグ クンデコルモク、대구근대골목)、市内を一望できるアプ山公園(アプサンゴンウォン、앞산공원)、代表的な繁華街の東城路(トンソンノ、동성로)、北部にそびえる八公山などがある。

アクセス

ソウル市からのアクセスは、ソウル駅から東大邱駅まで高速鉄道で1時間40分~2時間。ソウル高速バスターミナル、東ソウル総合ターミナルから高速バスで東大邱まで3時間30分程度。大邱国際空港から中心部の東大邱駅までは4kmほどと近く、また東大邱駅に隣接する東大邱複合乗換センター(동대구 복합환승센터)からは慶尚道地域を中心とした各地域への市外バスが集まるため、地方都市への玄関口としての機能も備える。

付記
  • 大邱薬令市
大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)は中区南城路(チュング ナムソンノ、중구 남성로)一帯に位置する韓方市場。ヤクチョンコルモク(薬廛通り、약전골목)とも呼ぶ。市場の開設は朝鮮時代中期の1658年頃で、全国から集められた韓方材を効率的に流通させるため、春と秋に1ヶ月ずつ大邱邑城(テグウプソン、대구읍성)の北門近くに市を立てた。その後、1908年に大邱邑城の城壁が撤去されると現在の南城路一帯へと中心が移り、全長715mの道路に沿ってたくさんの韓方材店や韓医院が集まるようになった[3]。一帯には韓方茶を提供するカフェや、サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)ハンバンペクスク(丸鶏の韓方煮/한방백숙)といった韓方材を使った料理を提供する飲食店もある。
  • 西門市場
西門市場
西門市場(ソムンシジャン、서문시장)は、中区大新洞(チュング テシンドン、중구 대신동)に位置する常設市場。1601年に慶尚道の監営が置かれると人々の往来が盛んになり、1669年頃にそれまで大邱邑城の北門にあった機能を西門の外に移すと、これが西門市場の前身となった[4]。その規模は慶尚道地域最大であり、朝鮮時代には平安道の平壌場(평양장)、忠清道の江景場(강경장)と並んで、大邱場(대구장)は朝鮮3大市場と称された[4]。1924年に朝鮮総督府が編纂した書籍『朝鮮の市場』には「古来平壌、大邱、江景の市場は朝鮮の三大市場と称せられ」との記述があり、同書内ではこれら3ヶ所の市場が主要市場として章立てて紹介されている[5]。その後、1920年代に入って市街地が拡大したことで現在の中区大新洞へと再度移り、1922年に公設市場としての許可を受けた。綿花の栽培が盛んだった大邱市では繊維産業が栄えたため、西門市場においても衣類、寝具などの扱いが多く、現在もこれらの店が多く営業している。また、後述するように西門市場は麺(국수)の生産でも中心的な役割を担い、現在も市場内にはチャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)や、カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)といった麺料理を提供する屋台、飲食店が多い(代表的な特産品/麺(국수)参照)。2016年6月には夜市場が始まり、大勢の観光客で賑わっている[6]

達城郡の料理

達城郡(タルソングン、달성군)は、大邱市の南西部に位置する地域。達城郡の料理、特産品については本ページに含むとともに、「達城郡の料理」でもまとめる。

軍威郡の料理

軍威郡(クヌィグン、군위군)は、大邱市の北部に位置する地域。2023年7月1日に慶尚北道から大邱市に編入された。軍威郡の料理、特産品については本ページに含むとともに、「軍威郡の料理」でもまとめる。

食文化の背景

内陸部にあって山に囲まれた盆地地形であり、夏は気温が高く、冬は寒いのが特徴である。気候の影響もあってか、全体的に辛く、塩気の強い料理が多いと説明されることが多い。牛肉を煮込んだ辛口スープのユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)や、タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)、唐辛子とニンニクを大量に使って味付けをするチムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)などは、まさしくその典型である。

  • 牛市場と牛肉料理
近代に入って大邱市は牛市場が栄えた。1910年に当時の統監府が出版した『大日本帝国朝鮮写真帖 : 日韓併合紀念』には朝鮮半島全土のさまざまな写真が収録されているが、その中で大邱市を紹介するものは「大邱市場」「大邱牛市場」の2点である。大邱牛市場については説明書きもあり、「韓国有数の牛市場にして毎月例市を開きて盛に畜牛の売買を行ふ。牛は韓国名産の一なり。体躯偉大なるを以て其名あり」(原文に句点を追加、漢字は新字に変更)と記述されている[7]。また、1924年に朝鮮総督府が編纂した『朝鮮の市場』では、1年に2万頭以上を扱う最大規模の畜産市場を9ヶ所と記述しており、そのひとつが大邱市の牛市場である(9ヶ所のうち6ヶ所は現在の朝鮮民主主義人民共和国にあり、韓国は大邱市のほか水原市釜山市が2万頭以上となっている)[8]。現在も隣接する慶尚北道は韓牛(한우)の飼育頭数が全国1位であり(2018年7~9月期)[9]、後述する大邱市の代表的な料理にも牛肉や、牛の内臓を使ったものが多くある(代表的な料理参照)。
  • 華僑と中国料理
1905年に京釜線が開通すると大邱には大勢の外国人が居住を始めた。中国人も多く含まれており、現在も中区の鍾路(チョンノ、종로)地区には小規模ながらもチャイナタウンがあって、華僑協会、華僑小学校、老舗の中華料理店などが点在する。こうした背景から大邱市では中国料理の人気が高く、1970年代にヤキウドン(辛口の海鮮焼きうどん、야끼우동)という新たな料理が生まれて広まったほか(代表的な料理/ヤキウドン(야끼우동)参照)、チンギョス(蒸し餃子、찐교스)、ケランパン(砂糖の入った中国パン、계란빵 ※目玉焼き入りの今川焼きとは別物)といった、他地域では聞き慣れないメニューも見かける。韓国のインターネット上で話題になった全国5大チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)の一角、「チヌン飯店(진흥반점)」が南区梨泉洞(ナムグ イチョンドン、남구 이천동)にある。
  • フランチャイズの本場
大邱市を発祥として全国に展開したチキン(韓国チキン/치킨)の専門店やカフェがいくつもあることから、メディアなどにおいてしばしばフランチャイズの本場と表現される。詳細は後述の代表的な酒類・飲料/大邱チメクフェスティバル代表的な酒類・飲料/コーヒーを参照。

代表的な料理

タロクッパプ

大邱10味

地域を代表する10種類の料理が「大邱10味(대구십미)」として選定されている。2006年に大邱市が専門家らの意見を総合して作成した[10]。なお、タロクッパプは、大邱式のユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)と説明される場合もあり、店によって微差はあるものの、基本的には同じ料理として考えられる。

タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)

タロクッパプ(따로국밥)は、別盛のスープごはん(「タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)」の項目も参照)。スープにごはんを入れた料理をクッパプ(クッパ/국밥)と総称するが、そのごはんとスープを別々に盛り付けたものをタロクッパプと呼ぶ。大邱式のユッケジャンから派生した料理として解釈され、牛肉のスープにごはんを入れた状態で提供していたものを、客の要望によってごはんを分けて出したのが始まりとされる。一説には、大衆料理店に似つかわしくない両班(朝鮮時代の支配層)がやってきて、格式を求めてリクエストしたと伝わる。クッパプに格式を求める時点でずれた話だが、そのおかしみも含めて広まったのではないかと思われる。傾向としてタロクッパプにはソンジ(牛の血、선지)を加えることが多く、その点でユッケジャンとの差異を見出すこともできる。

大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)

大邱式ユッケジャン
ユッケジャン(육개장)は、牛肉の辛口スープ(「ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)」の項目も参照)。他地域のユッケジャンが細く裂いた牛肉にワラビ、豆モヤシ、溶き卵などの具を加えて作るのに対し、ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろになるまで煮込んだ長ネギの2種だけで作る。少量の芋茎や大根を入れることもあるが、牛肉の旨味と長ネギから出る甘味が味の要となる。慶尚道(キョンサンド、경상도)式のソゴギクッパプ(牛肉のスープごはん/소고기국밥)ともほぼ共通する。スープにごはんを添えて提供するのが一般的だが、かわりに麺を入れて食べるユッククス(牛肉の辛口スープ麺、육국수)という派生メニューもある。
  • テグタンバン(大邱湯飯)
大邱式のユッケジャンは20世紀初めにテグタン(大邱湯、대구탕)、またはテグタンバン(大邱湯飯、대구탕반)の名前でも親しまれた。ソウル市にもテグタンを出す店ができて流行料理となったが、現在はほぼ名称としては残っていない。日本の焼肉店で牛肉の辛いスープをテグタンと呼ぶのはテグタンバンがルーツである(詳細は「ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)#1920年代(テグタンバンの流行)」の項目を参照)。

マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)

マクチャングイ
マクチャングイ(막창구이)は、ギアラ(牛の第4胃、소막창)、または豚の直腸(돼지막창)を焼いたもの(「テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)」の項目も参照)。マクチャン(막창)とはマジマクチャン(最後の腸、마지막창)を意味し、牛の場合はギアラ、豚の場合は直腸を表す。いずれも練炭や炭火で網焼きにして味わう。
  • アンジランコプチャン通り
地下鉄1号線のアンジラン(안지랑)駅近くに、アンジランコプチャン通り(안지랑 곱창골목)と呼ばれる一角があり、長さ500mほどの通りに、2017年6月時点で52軒ものホルモン焼き専門店が並んでいる(八田靖史の取材記録より、2017年6月23日)。ほとんどの店で豚ホルモンを看板メニューとしており、通りの名称としてはコプチャン(小腸、곱창)だが、豚のマクチャンも一緒に扱う店が多い。また、串に刺した鶏のヨムトン(ハツ、염통)も通りの名物とされる。

ムンティギ(牛刺身/뭉티기)

ムンティギ
ムンティギ(뭉티기)は、牛刺身(「ユクサシミ(牛刺身/육사시미)」の項目も参照)。同様の料理をセンゴギ(생고기)、ユクサシミとも呼ぶが、ムンティギははざくざくと切ることを表す擬音語のムントンムントン(뭉텅뭉텅)を由来とする。
ユッケ(牛刺身/육회)のように味付けはせず、鮮度のよい赤身肉をひと口大に切り、コチュジャン(고추장)の辛味ダレや、キルムジャン(塩ゴマ油、기름장)などにつけて味わう。牛肉に含まれるたんぱく質のミオグロビンは酸素に触れて赤くなるため、鮮やかな赤色ではなく、赤黒いのが鮮度の証である。新鮮な牛肉ほど細胞内の水分を維持し、タンパク質が結合力を保って粘着力に結びつくため、専門店ではムンティギを盛った皿をひっくり返し、貼りついて落ちないのをパフォーマンスとして見せたりもする。
もともとはチョジゲサル(처지개살)と呼ばれるモモ肉の内側にある希少部位を用いたが、現在はモモの赤身部位全般を用いる。
  • その他の希少部位
ムンティギの専門店では、ほかに希少部位の網焼きをメニューに載せることが多い。ヤンジモリ(肩バラ肉、양지머리)、オドゥレギ(血管、心臓のつけ根にある大動脈、오드레기)、ヒョッパダク(タン、혓바닥)、テチャン(大腸、대창)などが代表的であり、これらを複合させたヤンジオドゥレギ(肩バラ肉と血管の炭火焼き、양지오드레기)といったメニューもある。

チムカルビ(牛カルビの辛煮/찜갈비)

チムカルビ
チムカルビ(찜갈비)は、カルビの辛い煮物(「チムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)」の項目も参照)。ぶつ切りにした牛カルビ(소갈비)を甘辛く煮込んだもので、調理法はカルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)ともほぼ共通するが、みじん切りのニンニクや粉唐辛子をたっぷりと加えた刺激的な味付けが特徴的である。1972年創業の元祖店「鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)」によれば、1970年代の初めに地下鉄工事が行われた際、近隣で働いていた労働者のリクエストに応える形で、辛く濃厚な味付けに仕上がっていったという(八田靖史の取材記録より、2011年12月11日)。アルマイトのチゲ用鍋(양은 냄비)で調理、提供され、残ったタレにはごはんを入れて混ぜて食べるのも定番である。
  • 東仁洞チムカルビ通り
中区東仁洞(チュング トンインドン、중구 동인동)の東仁洞チムカルビ通り(동인동 찜갈비골목)には2017年6月現在、12軒のチムカルビ専門店が営業する。
  • 西門市場のテジチムカルビ
西門市場(ソムンシジャン、서문시장)内には豚カルビ(돼지갈비)を使用したテジチムカルビ(豚カルビの辛い煮物、돼지찜갈비)を提供する飲食店の集まる一角がある。

ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)

ノンメギメウンタン(논메기매운탕)は、ナマズの辛口鍋(「メギタン(ナマズ鍋/메기탕)」の項目も参照)。

ポゴプルコギ(フグの炒め焼き/복어불고기)

ポゴプルコギ(복어불고기)は、フグの炒め焼き(「ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)」の項目も参照)。

ヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)

ヌルングクス(누른국수)は、大邱式の手打ちうどん(「カルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)」の項目も参照)。ヌルンは、「ヌルダ(押さえる、누르다)」を語源とし、小麦粉の生地を押さえつけながら伸ばしたことに由来するという説と、生地にきな粉(콩가루)を混ぜる慶尚道式の製法から、「ノラン(黄色い、노란)」が転化したとの説がある。グクス(=ククス、국수)は麺の意。煮干しでダシを取ったスープで、小麦粉ときな粉を混ぜた生地の麺を茹でて作る。具には青菜やニラ、エホバク(カボチャの未熟果、애호박)を用い、揉み海苔やすりゴマ、薬味醤油などを加えて味わう。
  • カルジェビ
カルジェビ(칼제비)はカルグクスと、スジェビ(韓国式のすいとん/수제비)を掛け合わせた料理。西門市場の名物料理である。

ムチムフェ(刺身和え/무침회)

ムチムフェ(무침회)は、刺身和え(「フェムチム(刺身和え/회무침)」の項目も参照)。茹でイカ、サザエ、タニシ、白身魚の刺身などを大根やセリなどの野菜とともに甘辛酸っぱいタレで和えて作る。

ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)

ヤキウドン
ヤキウドン(야끼우동)は、辛口の海鮮焼きうどん。エビや、イカなどの海鮮に、ニンジン、キャベツ、タマネギなどの野菜を加え、茹でた中華麺とともに辛口に炒めて作る。韓国式のチャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)を汁なしに仕立てたアレンジ料理で、大邱市を発祥とする中国料理として位置付けられる。大邱市と近隣地域でのみ定着するローカルメニューである。中区南一洞(チュング ナミルトン、중구 남일동)に位置する「中和飯店(중화반점)」にて、1970年代に新メニューとして開発されたとされる。
名称は日本料理の「焼きうどん」と想像させるが、直接の関係はない。ただし、韓国の中国料理店には日本語が多く浸透しており、焼き餃子をヤキマンドゥ(야끼만두)、ダールー麺をウドン(우동)と呼ぶことから、両者を総合してヤキウドンという名称に至った。

ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)

ナプチャクマンドゥ
ナプチャクマンドゥ(납작만두)は、平焼きの餃子(「ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)」の項目も参照)。ナプチャク(납작)は平たいという意味の副詞。マンドゥ(만두)は漢字で「饅頭」と書き、韓国では餃子のこと(「マンドゥ(餃子/만두)」の項目も参照)。餃子の皮に春雨と野菜の具をごく少量詰めて、鉄板などで平べったく焼いて作る。粉唐辛子や刻みネギ、醤油などをかけて味わう。

大邱10味以外の料理

大邱10味として選定された料理以外にも大邱名物とされる料理は多い。

タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)

タットンチプ(닭똥집)は、砂肝揚げ(「タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)」の項目も参照)。トンチプ(똥집)とも呼ぶ。東区新岩洞(トング シナムドン、동구 신암동)の平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)を発祥とし、専門店の集まる一帯は「平和市場タットンチプ通り(평화시장 닭똥집 골목)」と呼ばれ、2017年6月現在、26軒の店がタットンチプを提供する(八田靖史の取材記録より、2017年6月25日)。1972年創業の元祖店「サマトンダク(삼아통닭)」によれば、当初はマッコリを専門とする居酒屋を営んでおり、おつまみとして砂肝を揚げて出したところ好評だったため、そちらが専門になって広まったという。砂肝だけでなく拍子切りにしたサツマイモも一緒に揚げ、味付けは塩味のほか、ヤンニョム(辛味ダレ、양념)味、醤油味、ニンニク味などのバリエーションがある。

ヤンニョムオデン(辛口のオデン/양념오뎅)

ヤンニョムオデン(양념오뎅)は、辛口のオデン(「オデン(おでん/오뎅)」の項目も参照)。パルガンオデン(赤いオデン、빨간오뎅)とも呼ぶ。ワタリガニなどを加えた魚介ダシで、串に刺したオムク(魚の練り物、어묵)を煮込んで作る。このとき大量の大豆モヤシも一緒に煮込み、オムクと併せて皿に盛り付けて提供する。同様の料理は忠清北道堤川市でも名物として知られる。

ネンミョン(冷麺/냉면)

ネンミョン(냉면)は、冷麺(「ネンミョン(冷麺/냉면)」の項目も参照)。大邱市内には老舗のネンミョン専門店が点在し、朝鮮戦争によって北部から避難してきた人たちによってその歴史が始まっている。1950年6月に朝鮮戦争が始まると、当初は北側が大きく南へと戦線を押し下げ、南側では大邱市の西方および北方を流れる洛東江を最終的な防御線と定めるに至る。ソウルを失ったことから首都機能は一時、大田市を経て大邱市へと移り、1950年7月16日~8月17日まで大邱市が臨時首都となった後、さらに釜山市へ移った。この前後、大邱市へは北部からの避難民が多く移り住んでおり、ネンミョンの本場である平壌の出身者も多く含まれた。1951年に創業した中区校洞(チュング キョドン、중구 교동)の「江山麺屋(강산면옥)」と、1953年に釜山市で創業したのち1969年に大邱市へと移転した中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)の「釜山安麺屋(부산안면옥)」はいずれも創業者が平壌出身であり、これに「釜山安麺屋」から分かれて1960年代後半に創業した中区桂山洞(チュング ケサンドン、중구 계산동)の「大同麺屋(대동면옥)」を加えて、3店舗を「大邱3大冷麺」と称することも多い。

代表的な特産品

大邱市は日本統治時代以降に製麺業で栄え、現在も麺料理の人気が高い。リンゴ(사과)の産地としても有名である。

麺(국수)

大邱市は韓国でも小麦粉や麺類の消費が多い地域として知られ、チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)や、ヌルングクス(韓国式の手打ちうどん、누른국수)の人気が高い。1913年に朝鮮総督府がまとめた『朝鮮総督府月報(第3巻 第7号)』に「大邱製麺業の状況」と題された報告があり、数年前まで脆弱だった製麺業は、米価の高騰を背景に需要が喚起されて隆盛に赴きつつあり、地元民には素麺が好まれて5~10月まで多く生産され、うどんは日本人向けに11~3月の需要が見込まれたと伝えている[11]
現在の韓国でもっとも古い製麺会社は、大邱市の北区魯院洞(プック ノウォンドン、북구 노원동)に本社を置く「豊国麺(プングンミョン/풍국면)」で、1933年に申春吉(シン・チュンギル、신춘길)が開いた米穀商の「丸吉精米所(ファンギルチョンミソ、황길정미소)」を前身とする[12][13]。日本統治時代に多くの製麺工場が作られており、そのひとつに1938年に中区仁橋洞(チュング インギョドン、중구 인교동)で創業した「三星商会(サムソンサンフェ、삼성상회)」がある。のちに韓国屈指の財閥企業となるサムソングループの前身であり、創業当初から野菜や乾物の貿易とともに社名にちなんだピョルピョグクス(星印麺、별표국수)を製造販売していた[14][15]

ウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기)

ウドンプルコギ
ウドンプルコギ(우동불고기)は、うどんと豚焼肉。ウドン(うどん/우동)テジプルコギ(豚肉の味付け焼肉/돼지불고기)を掛け合わせた名称である。練炭の火で網焼きにしたテジプルコギを肴に焼酎を飲み、ほどよく酔いが回ったらウドンでシメる。1970年代から北城路(プクソンノ、북성로)の名物として定着し、駐車場などの空いたスペースを利用したテント屋台として始まった。最盛期にはたくさんのテント屋台が密集して営業したが、2010年代に入って周辺にマンションが増えると、次第に煙や騒音が問題となった。2017~18年頃から徐々に移転が進み、現在は規模を縮小しながら各店が個別に室内屋台として営業を続けている。
  • 歴史
1982年の創業で界隈では古株とされる「元祖北城路ウドンプルコギ(원조북성로우동불고기)」の店主によれば、近隣にウドンの麺を作る工場があって、そこから仕入れて販売したのが始まりだった。当初は夜の遅いタクシー運転手を相手とする商売だったが、クチコミで徐々に広がって屋台が増えていった。当初はウドンとともにテジカルビ(豚カルビ焼き/돼지갈비)を提供していたが、徐々に薄切りの豚肉を網焼きにするスタイルとなった(八田靖史の取材記録より、2017年6月24日)。
直接的な関係はないものの、北城路一帯は20世紀初頭から日本人が多く住んだ地域で、大邱本町尋常小学校昭和18年卒業生有志が共作した「昭和十年代大邱府本町小學校區之圖」によると、昭和10年代には満盛庵、大東庵など少なくとも4軒のうどん店があり、2017年頃まで主要な屋台群があったテチャン駐車場(대창주차장)の場所(中区北城路2街8-17)には、木材やレンガなどを主に扱う「杉原合資会社」があって製糖、製粉業も営んでいた[16][17]

リンゴ(사과)

朝鮮半島では東洋種のリンゴが古くから栽培されてきたが、19世紀後半になると大邱市には宣教師らが移り住んで、自宅の敷地などに西洋リンゴの木を植えた。これが20世紀初頭にかけて広まったことで、大邱市はリンゴの名産地として有名になった。現在は温暖化が進んだこともあり、リンゴの主産地は慶尚北道の北部へと移っているが、東区坪広洞(トング ピョングァンドン、동구 평광동)には1935年に植えられた紅玉(홍옥)の木がいまも残っている。リンゴの木としては韓国でもっとも樹齢が古く、2009年には大邱市の保護樹2-24号に指定されている[18]。大邱市において保護樹に指定されたリンゴの木はもう1本あり、19世紀末にアメリカ人宣教師のウッドブリッジ・オドリン・ジョンソン(Woodbridge Odlin Johnson)が植えた2世の木が中区東山洞(チュング トンサンドン、중구 동산동)の東山病院(동산병원)敷地内にある(保護樹1-1号、2000年指定)[18]
『大邱府史』(1943年)の記述
1943年に当時の大邱府が刊行した『大邱府史』には、「大邱において近代的果樹栽植法による林檎の栽培が行われるやうになつたのは既に明治二十五年(1892年)」(カッコ内は補足)で、「英国人宣教師フレッチャーが、スミスサイダー・レットベアーミン及びミゾリーの三種を輸入し邸内に栽培したのが濫觴である」[19]と記されている。宣教師のフレッチャーとは、アーチボルド・グレイ・フレッチャー(Archibald Grey Fletcher)を指すと見られるが、1882年生まれで、韓国に渡って宣教を行ったのは1909年からと伝わる[20]。年代、人物名が誤っている可能性が考えられる。

代表的な酒類・飲料

マッコリ

日本で販売されている不老どんどん酒
1970年に49ヶ所(後に56ヶ所)の醸造場をまとめて作られた大邱濁酒合同(대구탁주합동)の規模がもっとも大きい。代表銘柄には不老生マッコリ(불로생막걸리)、不老生米マッコリ(불로생쌀막걸리)、八公山不老生マッコリ(팔공산불로생막걸리)がある。同社製の不老どんどん酒(불로동동주)は日本向けに輸出されている[21]

大邱チメクフェスティバル

大邱チメクフェスティバル(대구치맥페스티벌)は2013年に始まったチキン(韓国チキン/치킨)とビールの祭典。毎年7月に開催される。チメク(치맥)とは、チキン(치킨)とメクチュ(ビール、맥주)の合成語である。大邱市は盆地地形のため夏は非常に暑く、冷えたビールが美味しいことに加え、韓国内で人気を集める多くのチキン専門フランチャイズが大邱から誕生していることにちなむ。主要なブランドとして以下があげられる。
  • メキシカンチキン(맥시칸치킨)
1978年に東区孝睦洞(トング ヒョモクトン、동구 효목동)からスタートした[22]
  • ホデグ大邱トンダク(허대구 대구통닭)
1978年に寿城区(スソング、수성구)で創業しカンジャンチキン(醤油味のチキン、간장치킨)の元祖とされている[23]
  • チョガッチプ ヤンニョムチキン(처갓집 양념치킨)
1983年創業[24]
  • メキシカーナチキン(맥시카나치킨)
1985年に慶尚北道安東市で創業し、1989年に大邱市でフランチャイズ事業を開始[25][26]
  • ホシギトゥマリチキン(호식이두마리치킨)
1999年に達西区(タルソグ、달서구)でオープン[27]
  • タンタンチキン(땅땅치킨)
2004年に西区飛山洞でオープン[28]

コーヒー

大邱市では1990年代より本格的なカフェが増加し、全国的なコーヒーチェーンよりも、大邱市で生まれた独自のブランドが広く展開をしている。1990年に北区(プック、북구)の慶北大学(경북대학교)後門付近で創業した「コーヒー名家(커피명가)」や[29]、2000年に中区公平洞(チュング コンピョンドン、중구 공평동)で創業した「DAVINCI COFFEE(더빈치커피)」[30]、2004年に寿城区上洞(スソング サンドン、수성구 상동)で創業した「SLEEPLESS IN SEATTLE(시애틀의 잠 못 이루는 밤)」[31]、2006年に寿城区寿城洞4街(スソング スソンドンサガ、수성구 수성동4가)で創業した「HANDS COFFEE(핸즈커피)」[32]などが代表的なブランドである。こうした背景から大邱ではカフェ文化が発展し、市民のみならず観光客からも注目を集めている。毎年12月には「大邱コーヒー博覧会(대구커피박람희)」も開催される[33]

焼酎

  • マシンヌンチャム
マシンヌンチャム(맛있는참)は達西区壮洞(タルソグ チャンドン、달서구 장동)に本社を置く大手酒造会社「金福酒(금복주)」の製品。大邱市、および慶尚北道における焼酎の代表銘柄であり、チャムソジュ(참소주)と呼ばれることも多い。金福酒は1957年創業で、ほかに慶州法酒(경주법주)や、花郎(화랑)といった銘柄も製造販売する。

寿星高粱酒

寿星高粱酒(수성고량주)は、北区助也洞(プック チョヤドン、북구 조야동)の「寿星酒類(수성주류)」が生産するタカキビ(수수)を原料とした中国式の蒸留酒。創業は1958年。社名の寿星は長寿と明星を意味する。ミミズク(プオンイ、붕엉이)をマスコットキャラクターにしており、プオンイスル(ミミズクの酒、붕엉이술)の愛称でも呼ばれる[34]

老舗

  • クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
クギルタロクッパプのタロクッパプ
1946年創業のタロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)専門店。看板料理であるタロクッパプのほか、ごはんのかわりに麺を提供するタログクス(따로국수)もメニューにある。24時間営業。
  • イェッチプ食堂(옛집식당)
1948年創業のユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)専門店。メニューはユッケジャンのみ。営業時間は11~17時までで、スープがなくなったら終了。
  • 江山麺屋(강산면옥)
江山麺屋のムルネンミョン
1951年創業のネンミョン(冷麺/냉면)専門店。創業初代は朝鮮戦争の影響で平壌(ピョンヤン、평양)から避難してきた。そば粉とサツマイモのでんぷんを使った麺を、酸味の効いた韓牛のダシで味わう。ネンミョンだけでもメニューは多彩で、まかないから生まれた江山職員冷麺(スープと薬味ダレの両方で味わう冷麺、강산직원냉면)といったメニューもある。韓牛と豚肉を混ぜて作ったトッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)も自慢のひとつ。
  • サムソンパンチプ(삼송빵집)
1953年創業の老舗ベーカリー[35]。名物のトンオクススパン(トウモロコシパン、통옥수수빵)は、表面にまぶされたほの甘いトウモロコシ粉と、中に詰まったマヨネーズで和えた粒入りのコーンクリームが特徴。1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン(마약빵)」の愛称で親しまれている。油で揚げずに作るクウンコロケ(焼き揚げパン/구운고로케)も有名。2015年8月には首都圏への進出を果たし、いまや全国各地に支店を持つ。

飲食店情報

以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。

  • 嘉昌クンナムチプ薬令市店(가창큰나무집 약령시점)
大邱薬令市(テグヤンニョンシ、대구약령시)のメインストリート沿いに位置するヤッペクスク(丸鶏の韓方煮/약백숙)の専門店。大勢でシェアをするクンジュンヤッペクスク(宮中式丸鶏の韓方煮、궁중약백숙)のほか、ひな鶏を用いて1人前ずつ提供するヨンゲヤッペクスク(ひな鶏の韓方煮、영계약백숙)が人気を集める。本店は市南東部の達城郡嘉昌面(カチャンミョン、가창면)にある。
住所:大邱市中区南城路25、2階(南城路51-6)
住所:대구시 중구 남성로 25, 2층(남성로 51-6)
電話:053-256-0709
最終訪問日:2017年5月15日
  • 江山麺屋(강산면옥)★
1951年創業の平壌冷麺店。朝鮮戦争中に平壌市から大邱市に避難をして、当初は西門市場(ソムンシジャン、서문시장)で店を開いた。そば粉とサツマイモのでんぷんを使った自家製麺と、韓牛を煮込んだダシのスープを自慢とする。ムルネンミョン(冷麺/물냉면)ピビムネンミョン(混ぜ冷麺/비빔냉면)のほか、両者を掛け合わせたチグォンネンミョン(まかない冷麺、직원냉면)や、キムチマリネンミョン(キムチ汁冷麺、김치말이냉면)などのバリエーションがある。トッカルビ(叩いた牛カルビ焼き/떡갈비)プルコギ(牛焼肉/불고기)カルビチム(牛カルビの煮物/갈비찜)と組み合わせたセットメニューも用意する。
住所:大邱市中区校洞キル27-8、3階(校洞62-1)
住所:대구시 중구 교동길 27-8, 3층(교동 62-1)
電話:053-425-1199
最終訪問日:2017年6月22日
  • クゴンタンマクチャン(구공탄막창)
地下鉄1号線嶺大病院(ヨンデビョンウォン、영대병원)駅前のマクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)専門店。店内はレトロな雰囲気で、ドラム缶テーブルに練炭を設置して網焼きにする。サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉/삼겹살)モクサル(豚の肩ロース焼き/목살)も用意。シメにはエリンギのたっぷり入ったポソッテンジャンチゲ(キノコ味噌鍋/된장찌개)が定番となっている。西区坪里洞(ソグ ピョンニドン、서구 평리동)に本店がある。
住所:大邱市南区大明路303(大明洞64-2)
住所:대구시 남구 대명로 303(대명동 64-2)
電話:053-622-7071
最終訪問日:2015年10月2日
  • クギルタロクッパプ(국일따로국밥)
1946年創業の老舗タロクッパプ(別盛のスープごはん/따로국밥)専門店。基本のタロクッパプにはソンジ(煮固めた牛の血、선지)と野菜が入り、特()を注文すると牛肉が追加される。ごはんのかわりに素麺を入れるタログクス(따로국수)もメニューにある。24時間営業。
住所:大邱市中区国債報償路571(前洞7-1)
住所:대구시 중구 국채보상로 571(전동 7-1)
電話:053-253-7623
最終訪問日:2004年7月16日
  • 南道フェッチプ(남도횟집)
大邱駅近くの校洞市場(キョドンシジャン、교동시장)内に位置するムチムフェ(刺身和え/무침회)の専門店。茹でイカ、サザエ、タニシ、白身魚の刺身などを大根やセリなどの野菜とともに甘辛酸っぱいタレで和えてある。各種刺身、鍋料理もメニューに並ぶ。メニューにはないものの、ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)を近隣店から取り寄せてもらうことができ、ムチムフェを包んで食べる裏技がある。
住所:大邱市中区慶尚監営キル165-5(東門洞30-7)
住所:대구시 중구 경상감영길 165-5(동문동 30-7
電話:053-425-0914
最終訪問日:2017年5月16日
  • 鹿養グイ鹿養グイ斗山洞店(녹양구이 두산동점)★
大邱10味のひとつムンティギ(牛刺身/뭉티기)の専門店。メニュー上の表記は「センゴギ(생고기)」となっている。モドゥム(盛り合わせ、모듬)を注文すると、センゴギに加え、ユッケ(牛刺身/육회)、テチャン(牛大腸焼き、대창)、プルコギ(牛焼肉/불고기)がセットになって出てくる。カンチョニョプ(レバーとセンマイ刺し、간처녑)や、ヤンジオドゥレギ(肩バラ肉とハツモト焼き、양지오드레기)といったメニューもある。
住所:大邱市寿城区舞鶴路17キル21(斗山洞174-3)
住所:대구시 수성구 무학로17길 21(두산동 174-3)
電話:053-767-9922
最終訪問日:2017年10月13日
  • 大同麺屋(대동면옥)★
そば麺を用いた平壌式と、サツマイモのでんぷん麺を用いた咸興式の両方を提供するネンミョン(冷麺/냉면)専門店。長ネギと一緒に味わうスユク(牛茹で肉の薄切り/수육)や、冬季限定のオボクチェンバン(平安道式の寄せ鍋/어복쟁반)も自慢とする。かつては3~9月だけの営業だったが、2021年に拡張移転して通年営業になった。
住所:大邱市中区国債報償路102キル28(東山洞180-20)
住所:대구시 중구 국채보상로102길 28(동산동 180-20)
電話:053-255-4450
最終訪問日:2017年6月27日
  • トン博士(돈박사)
アンジランコプチャン通り(안지랑 곱창골목)位置するマクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)の専門店。テジマクチャン(豚の直腸焼き/돼지막창)テジコプチャン(豚ホルモン焼き/돼지곱창)のほか、ソマクチャン(ギアラ、소막창)、ヨムトンコチ(鶏ハツの串焼き、염통꼬치)なども用意する。
住所:大邱市南区大明路36キル79-1(大明洞874-2)
住所:대구시 남구 대명로36길 79-1(대명동 874-2)
電話:053-624-1855
最終訪問日:2017年10月13日
  • モモ商店(모모상점)
季節ごとのフルーツをふんだんに用いたピンス(かき氷/빙수)を自慢とするカフェ。ナプチャクマンドゥ(平焼きの餃子/납작만두)をトッピングしたトッポッキ(餅炒め/떡볶이)も人気が高く、ピンスと組み合わせての注文も多い。自家製のグラノーラも有名で、グリークヨーグルトと組み合わせたメニューがあるほか、テイクアウトも可能。
住所:大邱市中区国債報償路150キル30(東仁洞4街426-3)
住所:대구시 중구 국채보상로150길 30(동인동4가 426-3)
電話:053-424-1019
最終訪問日:2017年5月15日
  • ミヨングクス(미연국수)
西門市場内に位置する軽食店。看板メニューのチャプサルスジェビ(もち米すいとん/찹쌀수제비)には、白玉状に丸めたすいとんと、エゴマ、ワカメがたっぷり入る。白菜入りのカルグクス(韓国式の手打ちうどん/칼국수)と、クチナシで染めた黄色い麺のチャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)も人気が高い。
住所:大邱市中区クンジャン路28キル15(大新洞115-283)
住所:대구시 중구 큰장로28길 15(대신동 115-283)
電話:なし
最終訪問日:2017年10月15日
  • ポングルポングルチムガルビ(벙글벙글찜갈비)
東仁洞(トンインドン、동인동)のチムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)通りに位置する専門店。チムカルビは韓牛と米国産牛を選択できる。シメにはソゴギチゲ(牛肉の鍋、소고기찌개)を用意。
住所:大邱市中区東徳路36キル9-1(東仁洞1街298-1)
住所:대구시 중구 동덕로36길 9-12(동인동1가 298-1)
電話:053-424-6881
最終訪問日:2004年7月15日
  • 鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)★
東仁洞のチムカルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)通りでは元祖格とされる専門店。チムカルビは韓牛と豪州産牛を選択できる。シメにはカルビサルチゲ(牛カルビ鍋、갈비살찌개)を用意。
住所:大邱市中区東徳路36キル9-18(東仁洞1街332-3)
住所:대구시 중구 동덕로36길 9-18(동인동1가 332-3)
電話:053-425-4203
最終訪問日:2017年6月24日
  • サムソンパンチプ中央路店(삼송빵집 중앙로점)
1957年創業の大邱市を代表するベーカリー。名物のトンオクススパン(トウモロコシパン、통옥수수빵)は、表面にまぶされたほの甘いトウモロコシ粉と、中に詰まったマヨネーズで和えた粒入りのコーンクリームが特徴。1度食べるとヤミツキになることから「麻薬パン(마약빵)」の愛称で親しまれている。油で揚げずに作るクウンコロケ(焼き揚げパン/구운고로케)も有名。2015年8月には首都圏への進出を果たし、いまや全国各地に支店を持つ。
住所:大邱市中区中央大路395(東城路3街7-6)
住所:대구시 중구 중앙대로 395(동성로3가 7-6)
電話:053-254-4064
最終訪問日:2015年10月2日
  • サマトンダク(삼아통닭)
平和市場(ピョンファシジャン、평화시장)のタットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)通りに位置する専門店。1972年の創業で一帯では元祖格として知られる。タットンチプは、塩味、薬味ダレ味、ニンニク味、衣なしなど種類豊富。トンダク(丸鶏揚げ/통닭)も扱う。
住所:大邱市東区鵝陽路9キル10(新岩洞597-1)
住所:대구시 동구 아양로9길 10(신암동 597-1)
電話:053-952-3650
最終訪問日:2017年6月25日
  • 泛魚水営ヤンゴプチャン(범어수영양곱창)★
牛ホルモン専門の焼肉店。練炭で網焼きにするモドゥムグイ(盛り合わせ、모듬구이)は、ヤン(ミノ、)、テチャン(大腸、대창)、コプチャン(小腸、곱창)、ヨムトン(ハツ、염통)を盛り合わせたもの。4種類の韓方材を加えた特製のタレにつけて食べるほか、ミョンナンジョッ(明太子/명란젓)を載せて食べるのも推奨される。ごはん入りのファンテクッ(干しダラのスープ/황태국)がついてくるのも箸休めに嬉しい。ヤンニョムトルパングイ(薬味ダレホルモンの石板焼き、양념돌판구이)を頼んで、シメのポックムパプ(チャーハン/볶음밥)を楽しむのも定番。
住所:大邱市寿城区泛魚川路133(泛魚洞881-8)
住所:대구시 수성구 범어천로 133(범어동 881-8)
電話:053-742-2785
最終訪問日:2017年6月25日
  • 薬典参鶏湯(약전삼계탕)
大邱薬令市近くのサムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)専門店。副菜として、タットンチプ(砂肝炒め/닭똥집)と、徳利に入ったインサムジュ(高麗人参酒、인삼주)がついてくる。コウタケ(능이버섯)、マツタケ(송이버섯)を入れたサムゲタンも用意。
住所:大邱市中区達句伐大路415キル56(壮観洞42-6)
住所:대구시 중구 달구벌대로415길 56(장관동 42-6)
電話:053-253-2473
最終訪問日:2011年5月16日
  • 永生徳(영생덕)★
鍾路(チョンノ、종로)の華僑通りにある老舗中国料理店。マンドゥ(餃子/만두)を自慢としており、ムルマンドゥ(水餃子/물만두)、コギマンドゥ(肉まん、고기만두)、チンギョス(蒸し餃子、찐교스)、クンマンドゥ(焼餃子/꾼만두)、牛肉入りのムルマンドゥと多彩。タンスユク(酢豚/탕수육)から甘酢ソースを抜いたテンプラ(豚肉の唐揚げ、덴뿌라)があるのも歴史を感じさせる。かつては、カキウドン(日本式のうどん、가끼우동)、ケランパン(砂糖入りの中国パン、계란빵)といったメニューもあった。
住所:大邱市中区鍾路39(鍾路2街20)
住所:대구시 중구 종로 39(종로2가 20)
電話:053-255-5777
最終訪問日:2013年3月28日
  • イェッチプ食堂(옛집식당)★★
1948年創業の大邱式ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)専門店。メニューは単一で人数を伝えるとそのまま出てくる。ごろんと大きく切った牛肉と、とろとろに煮込まれた長ネギが特徴。営業時間は11時~15時30分(15時LO)で、スープがなくなったら終了。味噌(된장)、醤油(간장)はすべて自家製で、店の奥に甕が並んでいる。
住所:大邱市中区達城公園路6キル48-5(市場北路120-2)
住所:대구시 중구 달성공원로6길 48-5(시장북로 120-2)
電話:053-554-4498
最終訪問日:2017年6月26日
  • ワンゴミ食堂(왕거미식당)★
当日の食肉処理にこだわるムンティギ(牛刺身/뭉티기)の専門店。メニュー上の表記は「センゴギ(생고기)」となっている。平日のみの提供で、土日祝はメニューから外れる。店頭で煙を立てながら練炭焼きにする牛の各部位も人気で、ヤンジモリ(肩バラ肉、양지머리)、オドゥレギ(ハツモト=血管、오드레기)、ヒョッパダク(タン、혓바닥)、テチャン(大腸、대창)などがある。人気部位を組み合わせて、ヤンジオドゥレギ(肩バラ肉とハツモト、양지오드레기)といった注文も可能。
住所:大邱市中区国債報償路696-8(東仁洞4街179)
住所:대구시 중구 국채보상로 696-8(동인동4가 179)
電話:053-427-6380
最終訪問日:2017年6月23日
  • 元祖北城路ウドンプルコギ(원조 북성로 우동불고기)★
北城路(プクソンノ、북성로)沿いの名物として発展したウドンプルコギ(うどんと豚焼肉/우동불고기)の専門店。1982年の創業で元祖格とされる。もともとは駐車場のテント屋台だったが、2017年に現在の場所へ室内屋台として移転した。醤油ダレのソクセプルコギ(豚肉の網焼き/석쇠불고기)に加えて、コチュジャンプルコギ(豚肉のコチュジャンダレ焼き、고추장불고기)も用意する。
住所:大邱市中区西城路14キル21-11(西内洞35)
住所:대구시 중구 서성로14길 21-11(서내동 35)
電話:053-255-9199
最終訪問日:2017年10月14日
  • 元祖ハルメコムタンチプ(원조할매곰탕집)
韓牛を煮込んで作るコムタン(牛スープ/곰탕)の専門店。茹でた素麺が別皿に盛られて出てくるので、好みでスープに入れて味わう。トガニタン(牛膝肉のスープ/도가니탕)コリコムタン(牛テールスープ/꼬리곰탕)スユク(牛茹で肉の薄切り/수육)などのメニューもある。
住所:大邱市中区鍾路103(太平路3街218-18)
住所:대구시 중구 종로 103(태평로3가 218-18)
電話:053-255-1122
最終訪問日:2017年10月14日
  • 長原(장원)
大邱広域市庁山格庁舎(旧慶尚北道庁)の近くにあって公務員御用達の焼肉店。プルコギ(牛焼肉/불고기)の人気が高い。
住所:大邱市北区大邱体育館路8キル6(山格洞1498-54)
住所:대구시 북구 대구체육관로8길 6(산격동 1498-54)
電話:053-956-9494
最終訪問日:2015年10月2日
  • 中和飯店(중화반점)★
大邱10味のひとつヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)を考案した中国料理店。名物のヤキウドンに加え、同様の具をごはんに載せたヤキバプ(辛口の海鮮炒め丼、야끼밥)や、タンスユク(酢豚/탕수육)の人気も高い。
住所:大邱市中区中央大路406-12(南一洞92)
住所:대구시 중구 중앙대로 406-12(남일동 92)
電話:053-425-6839
最終訪問日:2011年5月15日
  • チヌン飯店(진흥반점)
韓国5大チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)のひとつに数えられる中国料理店。看板料理のチャンポンに加え、チャンポンパプ(激辛海鮮スープごはん/짬뽕밥)チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)ポックムパプ(チャーハン/볶음밥)がメニューにある。営業時間は9時30分~14時30分まで。
住所:大邱市南区梨泉路28キル43-2(梨泉洞311-28)
住所:대구시 남구 이천로28길 43-2(이천동 311-28)
電話:053-474-1738
最終訪問日:2017年10月20日
  • ハルメカルグクス(할매칼국수)
大邱10味のひとつヌルングクス(大邱式の手打ちうどん/누른국수)の専門店。メニュー上の表記は「カルグクス(칼국수)」となっている。あっさりとした煮干しダシのスープに、細みの麺と青菜がたっぷり入っている。麺料理を注文すると少量のポリバプ(麦飯、보리밥)がついてくる。
住所:大邱市南区明徳路38キル14(大明洞1805-5)
住所:대구시 남구 명덕로38길 14(대명동 1805-5)
電話:053-651-7969
最終訪問日:2017年6月27日
【閉店】
  • 金泰根韓方料理本店(김태근한방요리 본점)
住所:大邱市達西区クンジャン路9(頭流洞1192-15)
住所:대구시 달서구 큰장로 9(두류동 1192-15)
電話:053-653-5044
  • チンコルモク食堂(진골목식당)
住所:大邱市中区チンコルモクキル9-1(鍾路2街66-5)
住所:대구시 중구 진골목길 9-1(종로2가 66-5)
電話:053-253-3757
  • ハヌルホス東城路1号店(하늘호수 동성로1호점)
住所:大邱市中区東城路3キル58-17(公平洞62-10)
住所:대구시 중구 동성로3길 58-17(공평동 62-10)
電話:053-253-2380
  • ハニル食堂(한일식당)
住所:大邱市中区慶尚監営キル112-1(布政洞54-5)
住所:대구시 중구 경상감영길 112-1(포정동 54)
電話:053-254-0028

各地域の料理

軍威郡(군위군)
  • ヌングム(東洋種のリンゴ/능금)缶渓面
  • メギメウンタン(ナマズの辛い鍋/메기매운탕)孝令面巨梅里
南区(남구)
  • ヌルングクス(韓国式の手打ちウドン/누른국수)大明洞
  • マクチャングイ(豚の直腸焼き/막창구이)大明洞、寿城区池山洞など
達西区(달서구)
達城郡(달성군)
  • ノンメギメウンタン(ナマズの辛口鍋/논메기매운탕)多斯邑釜谷里
東区(동구)
  • タットンチプ(砂肝揚げ/닭똥집)新岩1洞平和市場内
  • トゥブヨリ(豆腐料理/두부요리)道鶴洞
  • トッポッキ(激辛餅炒め/떡볶이)新川洞
北区(북구)
  • コギグイ(焼肉/고기구이)検丹洞
  • チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)七星洞七星市場内
西区(서구)
  • ムチムフェ(刺身和え/무침회)内唐洞
  • アナゴグイ(アナゴ焼き/아나고구이)飛山洞仁同村市場内
寿城区(수성구)
  • ポップルコギ(フグの炒め焼き/복불고기)上洞
中区(중구)
  • ナプチャクマンドゥ(薄焼餃子/납작만두)南山洞
  • テジプルコギ(豚肉の網焼き/돼지불고기)北城路
  • タロクッパプ(別盛りのスープごはん/따로국밥)
  • ムンティギ(牛刺身/뭉티기)香村洞
  • サムゲタン(ひな鶏のスープ/삼계탕)南城路
  • ヤキウドン(辛口焼きうどん/야끼우동)南一洞
  • ウドン(うどん/우동)北城路
  • ユッケジャン(牛肉の辛口スープ/육개장)
  • チムガルビ(牛カルビの辛い煮物/찜갈비)東仁洞
  • カルジェビ(すいとん入り手打ちうどん/칼제비)中区大新洞
全域
  • サグァ(リンゴ/사과)
  • ヤンニョムオデン(辛口オデン/양념오뎅)
  • ヨングン(レンコン/연근)
  • フッテチム(メロの蒸し煮/흑태찜)

エピソード

  • 韓食ペディアの執筆者である八田靖史は2004年7月に初めて大邱市を訪れ、大邱市のテグタン(大邱湯、대구탕)は本当にあるのか検証を行った。実際にテグタンと書かれたメニューは発見できなかったものの、ユッケジャン(牛肉の辛いスープ/육개장)専門店の社長からユッケジャンとテグタンの関連性について説明を聞くことができた。一連の話はメールマガジン「コリアうめーや!!第89号」に掲載されている[36]

脚注

  1. 행정동별 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2026年8月10日閲覧
  2. 행정구역별・지목별 국토이용현황_시군구 、KOSIS(国家統計ポータル)、2026年2月23日閲覧閲覧
  3. 약령시소개 、大邱薬令市韓方文化祭りウェブサイト、2017年8月8日閲覧
  4. 4.0 4.1 서문시장 、斗山百科、2017年8月14日閲覧
  5. 朝鮮の市場 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号91、P129)、2017年10月27日閲覧
  6. 야시장소개 、西門市場夜市場ウェブサイト、2017年8月14日閲覧
  7. 大日本帝国朝鮮写真帖 : 日韓併合紀念 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号93)、2017年8月14日閲覧
  8. 朝鮮の市場 、国立国会図書館デジタルコレクション(コマ番号115)、2017年10月27日閲覧
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外部リンク

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