カワニナの鍋とズワイガニ~韓国の旬メシ164、韓国絶品グルメ016

【韓国の旬メシ164】淡水貝のカワニナを鍋にした、オルゲンイクッ(올갱이국)。内陸部では通年でよく見ますが、5~6月がいちばんの旬だそうです。写真は忠清北道の清州で撮った味噌仕立て。澄まし仕立てもあります。

【#韓国絶品グルメ30選 016】機張大蟹(釜山広域市)。釜山郊外の機張はズワイガニの名産地。写真の機張市場にはズワイガニの専門店通りがあります。国産ズワイガニの漁期は11~5月ですが、それ以外の時期でもロシア産のズワイガニやタラバガニなどを味わえます。食べ方はシンプルなスチームが主流。

 余談ひとつ。韓国でズワイガニを意味する「대게」は「大蟹」の漢字を当てることも多いのですが、もともとの語源は「대나무(竹)」のような足をしたカニです。どちらも固有語なので正式な漢字表記はないのが正しいのですが、韓国でも「大蟹」「竹蟹」などの漢字表記を見ることはままありますね。

 韓国語の語源とともに日本語の「ズワイ」を調べてみたら、「楚(すわえ)=まっすぐ伸びた若い枝」との意味があるそうで(異説あり)。日本は枝、韓国は竹。どちらも植物的なイメージですね。英語は「Snow Crab」、中国語は「雪蟹」。これは学名の「Chionoecetes opilio(雪に住む羊飼い)」からかな。

 

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