「八田靖史の韓国マッコリ紀行」後記&ツアーお知らせ。

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先週は金曜日に東京ビッグサイトで東京国際ブックフェア。
土曜日は東京ドームシティで日韓フレンドシップフェスティバル。
大きなイベント2つに参加し韓国料理の話をさせて頂きました。

こうして場を頂けるというのは本当にありがたいこと。
また、たくさんの方においで頂き、たいへん感謝しております。
少しずつこういう大きなイベントも増えていくといいですね。
久しぶりに盛り上がりを実感した週末となりました。

さて、冒頭の写真は先月行われた「八田靖史の韓国マッコリ紀行」。
だいぶ期間が経ってしまいましたが、その報告もさせて頂きます。

この日、僕が語ったのは……。

・忠清北道鎮川郡の徳山マッコリ
・忠清北道全州市のマッコリタウン
・釜山の金井山城マッコリと黒ヤギ料理
・全羅北道鎮安郡のデポチプ
・全羅南道麗水市のマッコリ酢と郷土料理
・韓国における登山とマッコリの関係
・韓国全土の個性派マッコリ
・ソウルのマッコリ最新事情

といった感じの内容。
1時間あると思っていろいろ詰め込んだ結果、
最後がドタバタになって、慌てる結果となりました。

途中で話すことがなくなるぐらいなら、むしろ多めに!

という意識がどうしても働くのですが、
もうそろそろ時間内でまとめる力をつけたいですね。

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僕の話の後は、マッコリ協会の会長である金在浩さんと、
マッコリ大使に就任したチング・ポカさんと3人でトーク。
日本国内でのマッコリ事情や、プレミアムマッコリの可能性など、
切り口を少し変え、身近な話題も絡めてお話ししました。

写真は乾杯風景ですが……。

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イベントの試飲用にとんいマッコリをご提供頂きました。
写真は以前に撮ったものなので、現在のパッケージとは違います。
パッケージのリニューアルとともに、原料の米や麹などに手を加え、
仕込みの熟成期間も延ばして、より美味しくなったとのことです。

とんいマッコリについては、このあたりの記事が詳しいですが……。

アサヒコム/日本でマッコリを造る理由
http://www.asahi.com/international/korea/TKY201202240329.html
韓食日記/「とんいマッコリ醸造場見学ツアー」に参加。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1371.html

細部は少し変わっているのをご了承ください。
現在はこのような点がいちばんのウリだそうです。

・国産米(茨城県産コシヒカリ)使用
・複数の伝統麹を独自のブレンドで使用
・人工甘味料無添加

実際に試飲して頂いた方の反応は上々。
試飲だけでなく、お土産としても1人1本お持ち帰り頂きました。
さらにはモランボンの「サムゲタン」もひとりひとつ。
ありがたくもお土産の充実したイベントでした。

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さて、イベントの最後にもお知らせをさせて頂いたのですが、
マッコリをテーマとした韓国ツアーを企画しております。
今年3月の済州島と同じくモランボンツーリストとのコラボ企画。

「八田靖史と行く韓国マッコリ紀行 ~忠清道&ソウルを訪ねて~」

ということで募集が始まっております。
日程は9月27日(金)~30日(月)の3泊4日。
詳細は公式ページの下記をご参照ください。

モランボンツーリスト
http://www.mrt.co.jp/tourasia20130622.html

上の写真はイベントでも紹介した鎮川の世王酒造。
1929年創業という韓国でも名の通った老舗醸造場であり、
建物自体も1930年築で道の文化財指定を受けています。

しかも1930年というと、当時は日本統治時代であり、
この醸造場も日本人の手によって建てられたものだとか。
どこか日本の面影を残す建物というのも興味深いところです。

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こうした老舗醸造場の見学がツアーいちばんの目的。
3泊4日の間に、

・ペダリ醸造場(京畿道高陽市/1915年創業)
・世王酒造(忠清北道鎮川郡/1929年創業)
・新平醸造場(忠清南道唐津郡/1933年創業)

上記3ヶ所の醸造場を巡る予定となっています。
老舗醸造場ならではの貴重な姿も見られるでしょうし、
どんな話が聞けるのか、僕もたいへん楽しみです。

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そして、もうひとつの目的は飲むことですね。
写真は世王酒造の徳山マッコリです。
これらを酒造で仕入れて近隣の店に持ち込みつつ、

「昼からグビッと飲んじゃう!」

というのを満喫してしまおうと思います。

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また、せっかく地方に出るのだから郷土料理も食べましょう。
忠清道エリアの名物といえば、内陸部ならではの川魚料理。
上の写真は錦江沿い、沃川郡の名物であるトリベンベンイです。

韓国語でピラミ、日本語ではオイカワと呼ばれる川魚を、
フライパンにぐるっと敷き詰め、薬味ダレをかけて揚げ焼いたもの。
どこかワカサギを思わせるような食感の淡水魚です。

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個人的に溺愛している錦山のインサムティギムもおやつに入れました。
僕がいままでに食べた、いちばん美味しい高麗人参料理がこれです。

錦山名物である高麗人参の天ぷらを、高麗人参風味の蜜につけて味わい、
自家製の高麗人参マッコリを一緒に飲むという、高麗人参尽くしの組み合わせ。
大規模な卸売市場のある錦山ならではの屋台料理なのですが……。

「この天ぷらが1本がなんと1500ウォンの激安価格!」

高麗人参マッコリも1杯1000ウォンという値段なので、
合計2500ウォンで、高級食材を堪能できるという幸せな地域です。

この滋養強壮効果で旅の疲れを癒しつつ……。

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ソウルではオシャレなマッコリバーにも突撃。
プレミアムなマッコリをゆったり味わってみたいと思います。

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マッコリを酵母として作ったパンもおやつに頂きながら。
あとはマッコリアイスも食べに行こうと思っています。

ということで、徹頭徹尾マッコリにこだわった3泊4日。

さまざまな角度からマッコリの魅力を発見したいと思います。
お酒の好きな人はもちろん、いろいろなマッコリを試してみたい人、
マッコリとともに地方の美味しいものを食べたい人は大歓迎です。

早くも順調にお申し込みを頂いておりますので、
ご興味ある方は、ぜひ早めにお問い合わせ頂ければと思います。

改めまして、公式のページはこちら。

モランボンツーリスト
http://www.mrt.co.jp/tourasia20130622.html

なお、春に行ったツアーはこんな感じでした。

八田靖史と行く済州島まるごと食べつくしツアー
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1507.html
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1508.html
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1509.html
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1510.html

春の済州島は何度行っても素晴らしいところ。
この美味しいもの三昧も、いずれまた体験したいものです。



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