いろいろと書くべき記事は溜まっているのですが、
とりあえず、このイベントから話を始めることにします。
6月17~19日の3日間にわたって開催された、
「東日本大震災復興支援韓日友好チャリティー広場」。
職安通りから新宿方面に入った大久保公園が会場でした。
震災以降、景気のよい話が聞かれない日本の中で、
相反するかのように、賑わいを増す新大久保コリアンタウン。
そんな元気と活気を被災地に、というのが趣旨でした。
日韓をつなぐ企業や団体、新大久保のお店に加え、
さまざまな人の協力で、今回の企画が実現したと聞いています。
どんな方々が関わったかは、公式HPをご覧ください。
東日本大震災復興支援韓日友好チャリティー広場
http://www.koreajapan.net/
僕が足を運んだのは最終日の1日だけでしたが、
ずいぶん多くの人で、賑わっていたのが印象的でしたね。
会場内にはたくさんのパラソルが立っており、
また、物販や露店のテントがずらりと並んでいました。
トッポッキ(餅炒め)やプルコギ(牛焼肉)などの料理が並び、
また生マッコリや、韓国食材を扱う店も出ておりました。
新大久保から流れてくるお客さんもずいぶん多かったようです。
そんな中でひとつ印象的だったのがコチラ。
イベントに世話人的な立場でかかわっていた佐野師匠が、
イチオシということで教えてくれたギリシャ式のピタパンサンド。
ギロという名前で、マリネした鶏肉にトマトなどの生野菜を加え、
特製のヨーグルトソースで味付けをしているそうです。
「韓日友好のチャリティーでギリシャ料理!?」
と思われるかもですが、このイベントには新宿らしく、
日韓だけでなく「多文化」というキーワードも含まれていました。
ギリシャ料理だけでなく、スペイン料理の屋台も出ていましたね。
ちなみに、このギリシャ料理を出していたのは、
歌舞伎町にある「風の蔵」というお店。
風の蔵
http://r.gnavi.co.jp/ga7j200/
オーナーさんのお兄さんもギリシャ料理店を営んでおり、
そちらも西武新宿駅近くにあるとのことでした。
ギリシャ料理一家というのは珍しいですよね。
デカメロン
http://r.gnavi.co.jp/e400700/
そして、被災地の茨城、福島からも直販店が出ていました。
せっかくなのでトマトや、サツマイモを使ったお菓子などを購入。
あと、福島県川内村の名物である味噌も買いました。
我が家の味噌汁は、現在この川内味噌が活躍しています。
なお、味噌の代金は一部が復興支援にも利用されるとのこと。
除染能力が高いという、ひまわりを植える運動に使うそうです。
もちろんそのほかの各店舗でも、売上の一部は義援金に回し、
それとともに、会場には募金箱も設置されておりました。
会場のいちばん奥には、イベントブースも設置。
新大久保のアイドルたちが、元気に盛り上げておりました。
この写真では小さくてよくわからないと思いますが、
ちょうど舞台に上がっているのはROTIという5人組。
職安通りの「聖地」というライブハウスからデビューしました。
新大久保のアイドル事情にはまったく疎いのですが、
それでも、名前ぐらいはちらほら耳に入ってきますね。
KINO、SOS、ROTI、K−PIS……。
知らぬ間に、ずいぶんと増えていったものです。
そのうちAKBのように彼らも出世していくのだろうか。
などと思いながら、ぼんやり見ていると……。
彼らが歌い始めたのは、
・コンチュリココの「Oh, My Julia」
・DJ DOCの「Run to you」
・PSY「チャンピオン」
といったラインナップ。
最新のK-POPはまったくわかっておりませんが、
このあたりの歌は僕の留学中、あるいは留学直後でド・ストライク。
会場を埋め尽くした女性ファンが歓声をあげる後ろで、
懐かしさのあまり、ハラハラ涙を流さんばかりの僕でした。
結局、その数日後「聖地」にもひとりで行っちゃいましたしね。
後ろのほうで、こそーっと懐かしさに陶酔している人がいたら僕です。
ちなみに後から気付いたのですが、メンバーのムンジョン君は、
以前に某店で店長をしており、取材でお会いしたことがありました。
SOSのリーダーも店長時代にやはり取材でお世話になりましたし、
よく行く店のアルバイト君がアイドルに転身していたケースも。
アイドルと聞いて、なんか遠い世界の話に感じていましたが、
こと新大久保に限っては、僕にとっても身近であったようです。
そんなことも学べた今回のチャリティーイベント。
個人的にも意義深い体験になりました。
6 Responses to 東日本大震災復興支援韓日友好チャリティー広場。