「寅年にホランイマッコリを飲む会」満員御礼。

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2月2日に開催された「寅年にホランイマッコリを飲む会」。
こちらもまたたくさんの方にご参加頂き、盛況な会になりました。
声かけをしたのが先週という、慌しい呼びかけであったため、

「まあ、10人ぐらい集まればいいかな」

と考えていたのですが、募集当初から申し込みメールが殺到。
さらに僕がその殺到具合をブログで書いたからだと思いますが、
とりあえず「仮!」で連絡頂いた方も多く、本当にすごい勢いでした。

結果、キャンセルの方も8名ほどいらっしゃいましたが、
それでも当日の参加者は39名と、オフ会にしてはけっこうな大所帯。
早い段階で「美名家」を貸し切っておいて本当によかった。
そう胸をなでおろすぐらい、たくさんの方からご連絡を頂きました。

「新しいマッコリにこれだけの訴求力がある!」

というのは本当に素晴らしいことです。
僕自身もおおいに驚きましたが、もっと驚いたのは韓国本土の人たち。
僕としてはみんなで楽しくマッコリを飲めれば、という軽い気持ちでしたが、
どこでどう伝わったのか、

日本人たちが自腹でマッコリ試飲会に行く理由(ヘラルド経済)
http://www.heraldbiz.com/SITE/data/html_dir/2010/02/02/201002020151.asp

と、すごいタイトルで韓国の経済新聞に取り上げられました。
リンク先は韓国語ですが、

・ホランイマッコリの試飲会が韓国に先立って日本で開催された
・そこに参加しているのは自腹で参加費を支払った日本人たちである

というのがこの記事のポイント。
飲み会のつもりで声かけをした集まりではありますが、
確かに、韓国側から見れば驚きのある会になるでしょうね。
日韓でのマッコリに対する温度差が透けて見えます。

また、続報として、

日本でマッコリ公式試飲行事開催(韓国経済)
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2010020397101

という報道もありました。
実際に報道されたかどうかは未確認ですが、
東亜日報からの取材と、SBSからの動画撮影依頼もありました。
なにか日本のマッコリブームを象徴する、ひとつの場になった模様です。
期せずして、ずいぶん意義深い会になったものです。

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事実、話題となるにふさわしいマッコリばかりでしたね。
この日、提供頂いたマッコリはこの4種類がメイン。
左から、

・ホランイマッコリ(惠正ヌルク都家/生酒/700ml)
・ペダリ新米マッコリ(ペダリスル都家/生酒/525ml)
・ホランイ晩餐酒マッコリ(大江醸造場/殺菌/525ml)
・麹醇堂生マッコリ(麹醇堂/生酒/750ml)

となっております。

なお、麹醇堂生マッコリを除く3種類は韓国から直輸入したもの。
この日のために、個別で税関を通してきたため、
韓国での販売価格よりも関税のほうが高かったそうです。

麹醇堂生マッコリは先日もお披露目会があったマッコリです。
呼びかけだけして、後記を書き忘れておりますが……。

「麹醇堂セン(生)マッコリお披露目会」のお知らせ。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1075.html

昨年末より正式に輸入されて国内でも流通し始めました。
まだ新大久保エリアが中心ですが、いずれ広まっていくでしょう。
新大久保の24時間スーパー「韓国広場」が協力しており、
この日も「韓国広場」が60本も無料で提供してくれました。

おかげさまで、参加頂いた方へのお土産までついた次第。
麹醇堂生マッコリと、韓国広場での引換券が1枚ずつ。
韓国広場の皆様に深く感謝をしたいと思います。

ちなみに飲んでの感想ですが、面白いぐらいにみんなバラバラ。

僕の個人的な印象ですが、左の2本を気に入る人と、
右の2本を気に入る人に大きく分かれたように思います。
左の2本はお酒としての個性が強く、右の2本は飲みやすさが持ち味。
そのため右の2本は女性票を多く獲得していたようでした。

個人的な感想を書けば、

惠正ヌルク都家のホランイマッコリはドライな味の本格派。
全体の中でも甘さが少なく、発泡感も楽しめるタイプです。
ただ、独特の香りがあって、それが持ち味かとも思いましたが、
製造年月日を見るに、ちょっと味のピークを越していた気もします。

賞味期限がわずか10日というのは、日本ではかなり厳しいライン。
輸入用を作るときはまた別に対策を設けるのだと思いますが、
今回のような形では、その力を100%発揮できなかったかもしれません。
ぜひ韓国内でもう1度飲みたいマッコリでした。

ペダリスル都家のペダリ新米マッコリは個人的にいちばんの評価。
生タイプのよさを残しつつ、米の味もしっかり前面に出ておりました。
飲んでいても濃さを感じるという、贅沢な造りだと思います。
ただ、これもビンによって多少味の劣化を感じるものがあったので、
そのあたり流通の課題になるのでは、という印象もあります。

大江醸造場のホランイ晩餐酒マッコリは濃さと甘さが抜けていました。
誤解を恐れずにいえば、飲むヨーグルトに似た味がします。
会場からも、

「女子は間違いなくこれ!」
「食中酒よりも食後酒としていいかも」

といった意見が聞こえてきました。
のってりと濃いマッコリを口当たりよく味わえるのに加え、
殺菌してあるので、賞味期限は6ヶ月と長く楽しめます。
これはいますぐにでも日本に持ち込めるマッコリでしょうね。

麹醇堂の麹醇堂生マッコリはバランスのとれた正統派。
今回はかなり個性的なマッコリが揃っていたので、
残念ながら、印象面で他に圧倒された感はありました。

ただ、生タイプでありながらも60日の賞味期限を保証。
もともと技術性の高い会社なので、菌の動きをボトリングの段階で止め、
生でありながらも、密封容器を使用しているのはすごいことです。
日本国内での流通を考えるのなら、間違いなく抜群の安定感。
万人受けするバランスの取れた味わいも、市場開拓にはプラスでしょう。

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それともうひとつ、隠れキャラが途中で登場。
昨年末から関西圏での先行販売が始まった眞露マッコリです。

・JINROマッコリ(眞露ジャパン/殺菌/1000ml)

差し入れとして2本だけ持ってきてくださった方がいたので、
東京ではまだ飲めない貴重なマッコリをみんなで分けました。

韓国を代表する焼酎メーカーである眞露が、
マッコリ業界に参入、というところに価値がある一品。
殺菌タイプのオーソドックスなマッコリではありますが、
飲んでみると、意外にコクがあっていい感じです。

東京に進出してくるのはいつ頃になるんでしょうかね。
大手ならではの販路があるでしょうし、韓国系以外の店にも強いかも。
いま二東マッコリが頑張って日本居酒屋を開拓していますが、
その流れを加速させるだけの営業力がある会社だと思います。

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といった感じに感想も含めてつらつらと書きましたが、
みんなで試飲をしたあとは、その流れで楽しい宴会に。
「美名家」の料理を楽しみつつ、この日は飲み放題でもあるので、
レギュラーのマッコリも盛大に楽しみました。

・韓さん生マッコリ(ソウル酒造/生酒/1000ml)
・済州マッコリ(済州合同醸造、かめに商事/生酒/750ml)
・梨マッコリ(ウリスル、東亜トレーディング/殺菌/750ml)

の3品を含ると、この日飲んだマッコリは……えーと、8種類!
しかもそれぞれに個性がある、という贅沢なマッコリの会でした。

ご参加くださった皆様、マッコリをご提供頂いた会社の皆様、
そして「美名家」の方々にも、深く感謝したいと思います。
また、機会がありましたら、みんなで楽しく飲んだくれましょうね。

以上、「寅年にホランイマッコリを飲む会」の報告でした。



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