韓国語のカタカナ表記分類表案を作成。

先週末から記事にしている韓国料理のカタカナ表記。
僕も自分なりに一定の法則を作って対応しているつもりでしたが、
改めて見直してみると、単語ごとにだいぶ揺れていますね。
韓国農林水産食品部の表記は一部、違和感を覚えるものの、
統一感を持たせるために、かなり工夫されているのがわかります。

韓国料理に限らず、ルビを振るときはいつも悩むので、
この際、どんなことを考えればよいのかまとめてみました。

とりあえず以下にあげる10の要素を最初に確認しておけば、
カタカナ化、ルビ振りが統一できるのでは、との試みです。
主に本や雑誌を作る際の、目安になればと考えております。
まだ試案の段階ですが、ご意見など頂ければ幸いです。

=========================
1、濁音化(有声音化)の扱いを決める
 A:語頭の文字を清音で表記する
 B:語頭の文字を濁音で表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)

2、「k」「r」「m」「p」パッチムの扱いを決める
 A:「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
 B:文字のサイズを小さくして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
 C:文字を半角にして「ク」「ル」「ム」「プ」と表記する
 D:文字を半角にしてカッコでくくり「(ク)」「(ル)」「(ム)」「(プ)」と表記する
 E:アルファベットを用い「k」「r」「m」「p」と表記する
<追加要素>
 a:「k」の表記を「ッ」と表記する
 b:「r」パッチムの後に「ㄹ」が続く場合にのみ省略して表記する
 c:「m」の表記を「ン」と表記する
 d:「p」の表記を「ッ」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A-ad」、八田表記では「A」)

3、「ㄴ(ニウン)」「ㅇ(イウン)」パッチムの扱いを決める
 A:両者とも「ン」と表記する
 B:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ング」と表記する
 C:アルファベットを用い「n」「ng」と表記する
 D:アルファベットと発音記号を用い「n」「ŋ」と表記する
 E:「ㄴ(ニウン)」は「ン」、「ㅇ(イウン)」は「ンg」と表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)

4、激音および激音化の扱いを決める
 A:平音と同様に表記する
 B:激音を別の記号で表記する(太字にする、「h」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)

5、濃音の語頭での扱いを決める
 A:平音と同様に表記する
 B:「ッ」を頭につける
 C:濃音を別の記号で表記する(太字にする、「?」をつけるなど)
(韓国農林水産食品部表記では「A」、八田表記では「A」)

6、濃音化の扱いを決める
 A:濃音化した文字の前に「ッ」を加えて表記する
 B:濃音化した文字を清音にして表記する
<追加要素>
 a:パッチムのない文字の次が濃音化する場合に「ッ」を加えて表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」?、八田表記では「B」)

7、二重母音の扱いを決める
 A:促音の「ァィゥェォャュョ」を使って表記する
 B:母音字を除き、清音に吸収させて省略する(例:「クェ(괴)」→「ケ」)
 C:子音字によって促音使用と清音への吸収を使い分ける
<追加要素>
 a:子音「ㄱㅋㄲ」の場合に促音を使って表記する
 b:子音「ㄴ」の場合に促音を使って表記する
 c:子音「ㄷㅌㄸ」の場合に促音を使って表記する
 d:子音「ㄹ」の場合に促音を使って表記する
 e:子音「ㅁ」の場合に促音を使って表記する
 f:子音「ㅂㅍㅃ」の場合に促音を使って表記する
 g:子音「ㅅㅆ」の場合に促音を使って表記する
 h:子音「ㅈㅊㅉ」の場合に促音を使って表記する
 i:子音「ㅎ」の場合に促音を使って表記する
(韓国農林水産食品部表記では「C-ai」?、八田表記では「C-ai」)

8、発音変化を伴う合成語の扱いを決める
 A:発音変化を採用して表記する
 B:発音変化を採用せずに表記する
 C:任意の発音変化のみ採用して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「A」?、八田表記では「C」)

9、長音の扱いを決める
 A:長音を用いて表記する
 B:長音は省略して表記する
(韓国農林水産食品部表記では「B」、八田表記では「B」)

10、例外を決める
=========================

なんか、自分で作った割りに、訳がわからない内容になりました。
たぶん実際に使おうとすると、さらなる例外が続出しそうですけどね。
とりあえず頭の中にあったモヤモヤの要素がいくらかでも抽出できたので、
ここから実際に単語を当てはめて、確認してみたいと思います。

ていうか、こういうのって専門家の研究はないのでしょうか。

韓国語の発音を日本語で書く、ということそのものに無理はありますが、
これだけ韓国に触れる機会が増えたら、本格的に取り組まれてもよいはず。
料理名表記だけでなく、人名表記、地名表記など悩む要素は盛りだくさん。
なんとかならないものかと、本気で悩みに悩んでおります。

興味のない人には、ややこしいだけの話題で恐縮です。
次の記事あたりからは、普通の内容に戻したいと思います。



3 Responses to 韓国語のカタカナ表記分類表案を作成。

 

 
 
previous next