渋谷から2駅、三軒茶屋というオシャレな町に、
昨年までは数回ほどしか足を運んだことがありませんでした。
東急世田谷線沿線に住んでいた友人宅を訪ねて1回。
アルバイトの関係で派遣されて1回。記憶にあるのは2回のみ。
よくよく思い出せばもう少しあるかも、といった程度です。
しかるに今年に入ってからは、はや3回のハイペース。
しかもその3回とも、こちらのお店にやってきています。
三軒茶屋在住の方がお気に入りであるのもさることながら、
韓国経験の長い人も含め、ご一緒する人みんなが、
「いい店ですねぇ」
という意見で共通するからでもありましょう。
わざわざ用事を作って足を運ぶ、という系統の店ではありませんが、
近所に住む人を心からうらやましく思う。そんな店です。
家の近所にある馴染みの寿司店、または居酒屋のようなイメージ。
そんな地元密着型の韓国家庭料理店が各エリアで増え、
徐々に浸透していけば、韓国料理人気もすそ野が広がるはずです。
実際そうなりつつありますし、多くの人にとってはそれこそが韓国料理。
韓国に行ったことも、これから行く予定もないような人が、
「ここの豆腐チゲはうまい!」
なんていえる時代がやってきています。
その豆腐チゲを、韓国ではスンドゥブチゲっていうんですよ。
といった情報、小ネタ、うんちくを最大限ネットにばらまいておくのが、
これまでも、これからも僕の仕事ではないかと思っています。
最近はブログの更新も滞って、ずいぶん怠けがちですけどね。
さて冒頭の写真、見慣れたサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)ですが、
鉄板がわりに使われている、焼き板がちょっと特徴的です。
写真ではわかりにくいですが、スコップの先端部分なんですね。
もともとは韓国の炭焼き職人がまかないがわりに豚肉を焼いて食べようと、
手近にあった柄の長いスコップを、炭焼き釜に突っ込んだのが始まり。
釜の中は超高温なので、一瞬で豚肉がカリッと焼き上がります。
そこから名付けられた名前が、
「3秒サムギョプサル」
釜に入れて、1、2、3で焼き上がるというシンプルなネーミングです。
これを面白いと思った人が商品化し、サムギョプサルの1ジャンルに。
東京には2004年頃から、少しずつ入ってきた焼き方です。
ただ、飲食店でやるにはそこまでの釜は用意できませんので、
最近はスコップで焼く、という雰囲気が重視された食べ方です。
ちょうど余分な脂が落ちていく、便利な形状でもありますしね。
サイドオーダーにはチーズキムチチヂミをチョイス。
このチヂミにチーズというスタイルもだいぶメジャーになりました。
同じ発酵食品だけにキムチとの相性もなかなかです。
クリームチーズとチャンジャを合わせるというのもいいですよね。
そのほかキムチ盛り合わせ、ナムルの盛り合わせなどを頼みつつ、
それに重ねるイメージでコッチョリも注文してみました。
コッチョリとは外側だけ漬けたという意味で、浅漬けキムチのこと。
漬けるというよりも、薬味ダレを作って和えるといったイメージです。
レバ刺しなんかもつまみつつ。
そのほかにもいろいろ頼んだような記憶がありますが、
楽しかったせいか、写真が欠落している模様です。
チャミスルをぐいぐい飲んでいたのは、よく覚えていますけどね。
ちなみにこれまで三軒茶屋の宴会を重ねていたのは、
結婚式の2次会幹事を頼まれていたからだったりします。
打ち合わせと称した宴会を数多くこなした甲斐があったのか、
なんとか最低限の責任は果たすことができた模様です。
新郎新婦はこの記事を書いている日から新婚旅行に旅立ち、
ゆったりとしたバカンスを過ごすと聞いております。
甘い甘い日々を送りつつ、今後も末永く幸せでありますように。
心から祝福させて頂きたいと思います。
店名:オムニ食堂三軒茶屋店
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-36-3三軒茶屋オリンピック103号
電話:03-3410-7749
営業:11:00~翌2:00
定休:なし
<過去の関連日記>
(03月01日)三軒茶屋「オムニ食堂三軒茶屋店」でウゴジタンほか。
(05月07日)三軒茶屋「オムニ食堂三軒茶屋店」でオジンオソミョン。