新大久保「イーストアジアン新宿」でブリの解体ショー。

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いやはやド迫力。土佐産の天然ブリ10キロです。
ブリって、確かに大きい魚のイメージはありましたが、
目の前で見ると、こんなにも! という感じですね。
笑顔で持っておりますが、実際は重さで手がプルプルです。

この日、「イーストアジアン新宿」で開催されたこの企画は、
「てじまぅる」グループが主催する解体シリーズ第3弾。
第1回の金華豚、第2回の桃園豚に続き、
第3回は予想外の角度から、天然ブリがエントリーされました。

第1回、第2回の様子は下記よりごらんください。

(11月06日)新大久保「てじまぅる大久保店」で金華豚解体実演ショー(前編)。
(11月07日)新大久保「てじまぅる大久保店」で金華豚解体実演ショー(後編)。
(01月26日)新大久保「イーストアジアン新宿」で桃園豚解体実演ショー。

ちなみに僕がメガネをかけているのは3月使用。
花粉症のため、このシーズンだけメガネ着用で外出します。
4月になったら、またコンタクトに戻る予定です。

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この立派なブリをさばくのは「てじまぅる」系列の蕎麦店、
新大久保「酒菜角萬」店主の山本順也さんです。
ここをこうさばいて、こう切って、ここからこんな感じに……。
といかにも簡単そうに、手際よくさばいておられました。

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頭を取って、3枚におろし、腹の部分を切り取って……。

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サクの状態になったところで皮を引きます。

皮目に沿って、つつつつーっと包丁が入るところが見事でした。
ギャラリーからは、その滑らかな包丁さばきに思わず歓声も。
はがされた皮にはほとんど身がついていませんでした。

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気付けばスーパーで見たような形になっており、
包丁を入れれば、もう刺身になりますという状態。
あれだけ立派な姿をしていたブリが、ひと口大です。

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完成したのは、なんとも美しい大皿盛りの刺身でした。
盛り合わせでなく、すべてが天然ブリの刺身という贅沢。

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見てください。この色、このツヤ、この輝き!

天然物だけあって、脂が乗りすぎず濃厚なのに上品。
解体前にあれだけ僕らがベタベタ触りまくって遊んだのに、
身崩れすることもなく、ぎゅぎゅっと締まっておりました。

築地であんなことしてたら、えらく怒られるでしょうが、
食材に触れて楽しむのも解体ショーの魅力ではないかと。
いまもあのずっしりとした重さが感触として残っています。

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刺身だけでなく、ブリのしゃぶしゃぶも登場しました。
薄切りにしたブリの身を……。

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昆布ダシの中でしばし泳がせると、これがまた美味!
美味しいねえ、さすが天然ものだねえ、さばきたてはいいねえ。
などと喜んでいるうちに、あっという間にひと皿完食。

この日はみんな箸のスピードが違いましたね。
ビールとかそっちのけで、ブリ! 刺身! しゃぶしゃぶ!
10キロのブリが、瞬く間に胃袋へと吸い込まれていきます。

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フライパンで炒めるように簡易照り焼きも作成。
味付けは「酒菜角萬」秘伝のタレだったそうです。

もともとこの料理は予定になかったそうなのですが、
店主の山本さんにより、ぜひにと追加された一品。
できるだけ多くのバリエーションでブリを楽しんでもらいたいという、
山本さん心尽くしの一品でした。

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経営母体がもともと韓国料理の店なので、
アラは韓国式のメウンタン(辛い鍋料理)にしました。
満面の笑顔で鍋を抱えているのが金在浩社長。

「どうですか、みなさん!」

という表情がよく伝わってくるかと思います。

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まあ、こんな見事なメウンタンは韓国でも少ないでしょう。
もともと韓国では、白身魚で作ることが多いですしね。
ヒラマサくらいまではよく見ますが、ブリはあまり見かけません。
南部地方に行くと時折見かけるくらいですかね。

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予定はブリだけでしたが、さらにもうひとつサプライズ。
長崎県産のマダイ4.5キロも、追加でさばかれました。
この時期ですから桜鯛ですね。

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魚を愛する山本さんのサービスショット。
この手前に激写している参加者がたくさんいます。

写真だけ見ると、遊んでばかりいるように見えますが、
上手な魚のおろしかたや、刺身を均等な大きさに切る方法など、
有益な話もたくさんあったことをお伝えしておきます。

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桜鯛の刺身もうまー。

もう何を語るでもなく、とにかく幸せな1日でした。
この解体ショーシリーズのイベントは本当に楽しいですね。
楽しいだけでなく、美味しく、そして勉強にもなる。
よい体験をさせて頂きました。

店名:イーストアジアン新宿
住所:東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
電話:03-6413-7104
営業:応相談
定休:なし
http://r.gnavi.co.jp/a359600/custom1.htm



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