新大久保「てじまぅる大久保店」を出て2軒目に移動。
本当はそのまま解散するつもりだったのですが、
「じゃ2次会は南陽屋に行こう」
という師匠の鶴の一声で2軒目にいくことが決定しました。
「南陽屋」は東新宿から若松河田方面に向かった抜弁天の向かい。
新大久保の真ん中から移動するにはちょっと距離があるので、
大久保通りからタクシーを飛ばして行くことにしました。
コリアンタウンの中心からはちょっと離れるのが残念な名店です。
まずは冒頭の写真、トンテチゲ(スケトウダラのチゲ)を頼みつつ、
マッコルリのビール割りで、さらにテンションをあげていきます。
この日は「南陽屋」のママさんにも一緒に座って頂いて、
新大久保黎明期である1980年代前半の話を聞かせて頂きました。
新大久保初の韓国料理店とされる「武橋洞」の創業が1981年。
「南陽屋」のママさんは「武橋洞」のお母さんの姪にあたり、
お母さんを手伝って「武橋洞」で一緒に働いていたそうです。
師匠との昔話は、まさに新大久保の歴史物語。
その話に登場する方々も、いまや韓国関係の大御所ばかりです。
飲みながらも、思わずメモをとってしまう貴重な話でした。
おなかはいっぱいでしたがチヂミなどをつまみつつ、
パンチャン(副菜)にはノゼリのナムル。
この手の野草を使った料理が実に美味しいお店です。
「武橋洞」時代から師匠がよく食べていたというニンニク焼きも注文。
風邪のときなどに、「武橋洞」のお母さんが出してくれたそうです。
翌日が恐ろしい料理ですが、食べるとホコホコで実に美味でした。
現在は200店以上の韓国料理店が集まる新大久保・歌舞伎町界隈。
飲食店以外にも、韓国人が生活するのに必要な店はすべてあります。
今では当たり前の光景ですが、これもわずか20年ほどの変化。
行くたびに感じますが、エネルギーに満ち溢れた町ですよね。
新大久保の歴史を学び、いっそうこのエリアに興味がわいてきました。
店名:南陽屋(なみゃんおく)
住所:東京都新宿区新宿7-1-4
電話:03-3202-6888
営業:11:30~14:00、17:00~翌2:00(月~金)、17:00~24:00(土、日、祝)
定休:第2、4日曜日
<過去の関連日記>
(02月24日)東新宿「南陽屋」でトンテチゲ。