中国に行った方からお土産にラーメンを頂きました。
韓国の定番銘柄「辛ラーメン」が中国にも進出しているんですね。
パッケージには「上海製造」とあり、現地で作っている様子。
裏面の作り方や現在料名も、軒並み漢字だらけになっています。
中国語は勉強したことないですが、なんとなく見ればわかりますね。
1、将550ml的水(約2小碗)
放入鍋内、用火加熱至沸騰
なんていう文章も、うんうんはいはいという感じ。
そもそも裏面なんか見なくても、余裕で作れますしね。
水入れて沸騰させて、麺とかやく、粉末スープを入れて煮立てる。
麺と粉末スープを同時に入れてしまうのが韓国式です。
といっても中国式がどんなのかまでは知りませんけどね。
出来上がりはこんな感じ。卵と刻みネギを加えました。
中国版辛ラーメンといえども、基本的に味は同じ。
以前、農心の方から直接お話を聞いたのですが、
全世界どこに行っても同じ味というのがモットーだそうです。
味に多少違いを感じるのは、あくまでも気のせいと多少のブレ。
粉唐辛子の出来などで、多少の「誤差」が出ることはあるようです。
そのあたりは、ある程度仕方ないと判断されているようですが、
基本的には韓国版も日本版も中国版も同じ味が前提となっています。
ということで同じ味を期待して、ずるずるずる……。
「!?」
なにこれ。この辛ラーメン妙に香ばしい風味が……。
いつも食べている辛ラーメンとはだいぶ違った香りがします。
「辛ラーメンは全世界どこでも同じ味じゃなかったのか!」
と知識と現実のギャップに戸惑っていると……。
麺の合間から小さな乾燥エビを発見。
いつも食べている辛ラーメンには、明らかにありえない具です。
香ばしい乾物的な風味は、こいつからにじみ出た模様。
味は確かに辛ラーメンですが、香りは違ったラーメンになっています。
と、ここでハッと気付いてパッケージを見直すと。
なんか見慣れない文字が追加されていました。
読めないけどこの「鮮〓味」(〓は虫へんに下)がエビでしょう。
このフォントのない文字が「蝦」の簡体字なのかな。
なんとなく字面だけで「虻(あぶ)」っぽい印象を受けていましたが、
新鮮な虻味って、どう考えてもありえないですもんね。
後でネットで調べてみると、まさにその通り。
このラーメン、普通の辛ラーメンではなく中国限定の、
エビ味辛ラーメンだったことが判明致しました。
いやはや、韓国にもないご当地ブランドがあったんですねえ。
中国語がわかる人には冒頭の写真でモロバレでしょうが、
勉強したことのない僕には衝撃的な事件でした。
なんとなくで読めるぜ、なんて喜んでいては駄目ですよね。
何かひとつ学んだ気分になった中国版辛ラーメンでした。
<過去の関連日記>
(04月15日)「スタミョン」は心の中のスター麺。
(05月14日)韓国土産の「トゥムセラミョン」カップラーメン。
(06月11日)3日酔いの昼にカムジャミョン。
(06月25日)お土産で頂いた「健康長寿麺」。
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3 Responses to 韓国ラーメンシリーズ「辛ラーメン」中国版。