韓国関係の集まりだけど、韓国料理からは少し目先を変えたい。
そんなときに重宝するのが、延辺料理の専門店です。
延辺とは中国東北部の吉林省に位置する朝鮮族の自治州で、
中国料理、朝鮮料理の交じり合った独特の食文化を持っています。
新大久保界隈には大久保通り沿いに5軒の専門店があり、
延辺料理と韓国料理の両方を食べることができます。
韓国関係でありつつ、目先を変えられる店という訳です。
この日は最初に韓国料理のコースを頼んでいたので、
冒頭の写真、スユク(茹でた牛ほほ肉の薄切り)をはじめ、
コース料理では定番のチヂミや、
石焼きビビンバといった料理が次々に出てきました。
僕は遅刻して行ったので、食べられなかった料理もありましたが、
プデチゲ(ハムやソーセージの鍋)らしき鍋料理であるとか、
トッポッキ(餅炒め)、サンチュサラダなどが出ておりました。
ただ、コースになるとやはり韓国料理がメインなんですよね。
それなりのボリューム、皿数はあったのですが、
最後のほうになって、やはり串焼きも食べたいということに。
延辺料理店の看板メニュー、羊の串焼きを追加注文しました。
テーブルの真ん中に専用の焼き台が設置され、自分たちで焼きます。
焼けてゆくのを見ながら食べる、というのがまた楽しいですね。
いつしか役割分担ができ、焼きに徹する串職人なども現れたり。
そのほか、あいた串にニンニクを刺して焼く担当などがおりました。
テーブルの上に、サービスの生ニンニクが置かれているのです。
こちらも延辺料理店でのお気に入り。干し豆腐の炒め物です。
薄切りになった豆腐の、分厚くざらっとした食感がいい感じ。
いつぞやこのブログでも盛り上がった「牛鞭」をまた頼みました。
話のタネにはちょうどいいですよね。牛のペニスのことです。
手前にある白いのが「牛鞭」で、奥の赤いのは「羊のスジ」。
ほかにも牛の大動脈など、珍しい部位を食べることができます。
ちなみに「牛鞭」はクニクニとした感じの歯触りでした。
そこまで美味しいものではないですが、試してみるくらいはいいかも。
美味しさだけを求めるなら、羊のロース、スジが無難です。
というわけで、久しぶりに延辺料理を楽しんできました。
延辺料理となると、この店ばかりに来てしまうのですが、
まだ行ったことのない店が界隈にあと2軒あるんですよね。
いつかは大久保通り沿いの5軒を全部制覇したいと思いつつ。
その野望はどうやら、来年に持ち越しとなりそうです。
店名:金達莱(きんたつらい)
住所:東京都新宿区百人町2-1-3 地下1階
電話:03-3204-2828
営業:11:30~翌4:00
定休:第1、3火曜日
http://kintatsurai.jp
<過去の関連日記>
(06月30日)新大久保「金達莱」で羊串焼きなど延辺料理。