最終日の午後は五壮洞(オジャンドン)を探検しました。
五壮洞といえば冷麺。いずれも有名な店が3軒並んでいます。
店名と店の歴史は以下の通り。
・五壮洞興南家(オジャンドンフンナムチプ)1953年創業
・五壮洞咸興冷麺(オジャンドンハムンネンミョン)1955年創業
・五壮洞新昌麺屋(オジャンドンシンチャンミョノク)1978年創業
歴史が古いのは興南家ですが、どれも劣らぬ有名店です。
ちなみに新昌麺屋の料理長は咸興冷麺から独立しているとか。
店の人からそう聞いたのですが、この情報ウラが取れませんでした。
事情に詳しい方がいらしたら、ぜひ教えてください。
まずは元祖の店からということで興南家に入りました。
到着したのはちょうど12時を回る頃。ランチピークの時間帯です。
席についてフェネンミョン(6000ウォン)を注文すると、
上着を脱いでいる間に、冷麺が出てきました。
韓国の冷麺は、スープのあるムルレンミョンと、
薬味ダレを混ぜて食べるピビンネンミョンに大きくわかれます。
五壮洞はピビンネンミョンが有名な町。
そこにエイの刺身を乗せた料理がフェネンミョンです。
エイといっても臭いはなく、コリコリとした歯触りが秀逸です。
麺ももちろん重要なのですが、
ピビンネンミョンの味はやはり薬味ダレで決まります。
他の2店との比較で言うと、興南家のタレは甘いことで有名。
麺の下に液状のタレがしかれており、舐めてみるとこれが確かに甘い。
ぐるぐるかき混ぜるうちに、辛い薬味ダレといい感じに交じり合います。
麺はサツマイモのデンプンを使って作ったもの。
蕎麦粉をメインに使う平壌式の麺に比べ、
しっかりとしたコシがあり、噛み切るのが大変です。
写真撮影のため、ハサミで切らないようにお願いしたら、
食べるときにえらく苦労するハメになりました。
せっかくなので一緒に語ってしまいますが、
興南家で食べた後に、新昌麺屋へとハシゴしました。
冒頭の写真が興南家の冷麺で、下が新昌麺屋の冷麺です。
麺のコシだけを問うなら、新昌麺屋は興南家以上。
今回は食べられませんでしたが、咸興冷麺はもっとと聞きます。
新昌麺屋でもハサミで切らないまま食べ始めたのですが、
途中で腕とアゴが疲れ果て、後からハサミを入れてもらいました。
興南家ではなんとかハサミなしのまま食べきったんですけどね。
本当の冷麺好きだと、麺を切るなんてとんでもないと言うところですが、
どうやらその境地に達するまでは、まだまだ遠いようです。
新昌麺屋でもフェネンミョン(6000ウォン)を食べましたが、
確かに甘さが少なく、代わりに辛さがアップしています。
どちらを評価するかは味の好みで分かれるでしょう。
僕は先に食べたからかもしれませんが、興南家のほうが好みでした。
あとはもう1軒の咸興冷麺に行かねばですね。
また新昌麺屋ではずいぶんお腹がいっぱいになっていたので、
これもまた、もう1度空腹のときに試したいです。
ともかくいずれまた五壮洞はめがけて行こうと思います。
以上、これにてソウルでの報告は終了です。
店名:五壮洞興南家
住所:ソウル市中区五壮洞101-7
電話:02-2266-0735
HP:なし
店名:五壮洞咸興冷麺
住所:ソウル市中区五壮洞90-10
電話:02-2267-9500
HP:なし
店名:五壮洞新昌麺屋
住所:ソウル市中区五壮洞90-8
電話:02-2273-4889
HP:なし
2 Responses to 五壮洞でフェネンミョンのハシゴ。