第11回「オレカテ」後記~韓流の司会ができれば本当に何でもできそうだった!

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 第11回「オレカテ」。

 先に「まんぷくツアーの」後記を書くべきか悩んだのですが、あちらはどう考えても三部作にはなるので、気持ちの熱いうちに「オレカテ」の後記から書きたいと思います。

 講師はラジオDJ、MCのみんしるさん。「韓流の司会ができれば何でもできる」というタイトルでしたが、話を聞き終えて……。

「うん、韓流の司会ができたら、それはきっと何でもできるな」

 と心から納得しました。韓流の司会者はそれほど過酷です。

 きらびやかな舞台に上がって、韓流スターとも交流できて、なんとも華やかな世界に思えますが、実際のところは気苦労も多くトラブルも多くたいへんだそうです。

 韓流イベントの司会というと、みんしるさんをはじめ、ほぼ決まった数名の方だけで回しているような印象があるのですが、仕事の裏側を聞いてみると、そもそもできる人がほとんどいないということがよくわかりましたね。

 日韓関係の仕事をしていれば、どの現場でも決まったようなトラブルがあるものですが、司会者というのはそれを「舞台上で」「リアルタイムに」こなしていく必要がある、というところに難しさがあると感じました。加えて言えば、往々にして高額なチケット代を支払った「お客様の前で」という暗黙のプレッシャーも重なります。

 そんな苦労話を、具体的かつ赤裸々なエピソードとともに、それでも楽しく前向きに語っていただけたのは、何よりみんしるさんの人柄でしょう。

「まるでラジオを聞いているかのような」

 という感想がアンケートに多々ありましたが、手元に台本がある訳でもないのに、さすが流れるようなトークを堪能させていただきました。

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 第1部の様子。

 毎回、常連様の多い第2部に対し、第1部はテーマに沿った職種の方が目立つのですが、第1部、第2部も含めて専門的に司会業をしている方、しようと思っている方というのはごく少数でしたね。みんしるさんのお話にはテクニカルな部分も多分に含まれていたので、そのあたりがもったいなかったなぁとも。主催側である僕らの声かけが、そういったニーズを掘り起こすまでに充分ではなかったという反省を残しました。

 K-POPから入った若い世代には、そういった仕事をしたい人もいるのではないかと推測するのですが、現状のオレカテではまだまだ若い人たちを呼び込むまでには至っていません。

 参加費2000円というのは社会人であれば比較的リーズナブルな設定だと思うのですが、学生さんだったりすると決して安くはないのかも。来年からは学割でも始めようかなぁ、などと考えを巡らせております。

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 そして第2部の様子。

 質疑応答の時間にはずいぶん突っ込んだ質問もあり、そこまでしゃべってよいのか心配になるような大サービスもありました。第1部、第2部と話の中身は同じでも、質疑応答の部分はやはり違いが出てくるもの。ミーハー度の高まる第2部ならではの展開でした。

 個人的に印象的だったのは、今後若手が韓流の司会者を目指す場合はどうしたらよいか、といった趣旨の質問でした。

 これ司会者に限らず、どんな韓国業界の仕事でもそうだと思うのですが、一線級で仕事をしている人というのがほぼ固まっていて、新たな参入というのは非常に難しく見えます。とはいえ、新しい芽が育っていかないと業界全体が先細りになっていくのは自明の理で、そのへんをどうしたらいいんだろう、というのがオレカテを始めた理由のひとつでもあるんですよね。

 いろいろなアプローチからみんしるさんは答えていらっしゃいましたが、その中のひとつに「イベントによっては韓流っぽさのない人から選ぶこともある」というのがありました。

 その瞬間、頭の中でいろんなことが爆発したのですが、確かに司会者のプロであれば、韓流のプロでなくとも現場はこなせるはず。むしろ、その人なりの味が出て、また別のよいものが生まれる可能性があります。でもその逆はありえない訳で、いかに韓流に詳しくとも司会者のスキルが素人同然だったら、それは安心して現場を任せられません。

 韓流の仕事にこだわらず、

「まずプロになる!」

 というのが結果的には韓流業界へと飛び込む早道なのかもしれないなと。

 僕が仕事を始めたころは、韓国についての情報がほとんどなく、素人同然でもコリアン・フード・コラムニストを名乗れて一応の仕事になりました。韓流から10年経って、韓国関係の情報が行き届いた現在では、仕事をしながらプロになるなんてのは相当厳しい時代になっています。上にいっぱいつかえていますし、そもそも仕事の量だって減っていますし。

 そんなことを最後部の座席でひとり悶々と考えていたり。

 こうやって文章にしてみると当たり前のことではあるのですが、いろんな方から話を聞くだけでたくさんの発見がある訳で、やっぱりオレカテは楽しいなぁと自画自賛。参加者みなさまの立場においても、同じように収獲の多い場であることを願います。

 さて、そんなオレカテ、次回は慌ただしい年末年始を避けて2月28日(土)の予定です。

 留学と仕事をテーマに、タイトルは……。

「韓国へ留学する、韓国で仕事をするを紐解く」

 講師は講師は留学生の送り出しや受け入れ、日韓企業への人材派遣をビジネスとする井上裕太さんです。申し込み方法など正式な告知は後日お知らせしますが、韓国で学びたい方、仕事をしたい方、まずは日程を空けておいてください。

 

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