丸大食品がスンドゥブと歩んだこの10年の話を伝えたい~名前入りトゥッペギプレゼント!

 そもそもの発端はこの宅配便でした。

 丸大食品から送られてきたこの宅配便は、新商品として開発した「スンドゥブ」の試食を僕に求めたもの。到着の数日前に丸大食品の商品開発担当者さんからメールがあり、依頼を受けて快諾したのでありました。

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 中から出てきたのがコチラ。

 注目して欲しいのは日付ですね。賞味期限が2007年8月27日。受け取ったのはその1ヶ月ほど前ですから、いまからすでに10年前ということであり、月日が流れるのは早いものだと思わず遠い目をしてしまいます。その当時の背景を語ると長くなるので、詳しく知りたい人は「コリアうめーや!!第154号」をご参照ください。

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 実際に作ってみたのがコチラ。

「豆腐と卵だけですぐできる」

 というのがいまも変わらないウリですが、そんなシンプルな仕立てにもかかわらずけっこう美味しかったんですよね。偉そうな書き方になりますが、当時思ったのは、よくこれだけのものを日本のメーカーが作ったなと。

 いまでこそ韓国モノの商品はスーパーにあふれていますが、2007年というのはスンドゥブですらまるで知名度がなかった時代です。聞きかじった話によればスンドゥブを知っている人は当時わずかに2%。50人に1人、知っている人がいるかどうかのマイナーな料理でした。

 それを日本のメーカーが作ること自体、かなりの冒険ですが……。

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 のちに知ることによると、開発のきっかけは僕が書いたこの記事だったとか。

 朝日新聞社のサイト「アサヒコム」で連載をした韓国料理コラムの第1回。韓流の到来によって注目され始めた韓国料理を、日本における定着という部分に絞って取材をしていったものです。2006年9月から2012年3月まで書いた全77回はコチラにもまとめてありますが、その記念すべき第1回で僕はスンドゥブを選び、そしてそれを丸大食品の商品開発担当者さんが読んでくれていたのです。

 嬉しかったですね。

「日本で知られる韓国料理といえばビビンバや冷麺が一般的だが、スンドゥブチゲが肩を並べるのも時間の問題と言えそうだ」

 という一文をきっかけに、じゃあ作ってみようかと形にしてくれた。ライター冥利につきるというか、むしろ話が大きくなりすぎて恐れ多いというか。

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 それで出来上がったのがこちら。2007年9月発売。

 ひとつ絶対的に強調しておかねばならないのが、パッケージに書かれた「スンドゥブ」の文字です。隣がビビンバで、反対隣が牛丼ですから、別段スンドゥブと書いてあっておかしなことはないのですが、先にも書いた知名度のなさからするとこの時点ではありえない選択だったそうです。

 だって、名前を知らない料理は誰も手に取りませんもん。

 韓国式豆腐鍋とか、あるいはもうちょっと馴染みのある豆腐チゲぐらいにするか。パッと見でどんな商品か伝わらなければ、それは山とある商品群の中で埋もれる以外にありません。

 でも、丸大食品は「スンドゥブ」という名前にこだわった。

 それは本場感を出す意味もあるでしょうし、今後の定着への期待もあったことと思います。ただ、僕が今の今まで忘れることができないのは、商品開発担当者さんとお会いした際……。

「ひとさまの国の食文化に手を付ける以上、背景を尊重して失礼がないようにしたいんです」

 と語っていらしたことです。

 そのセリフに感銘を受け、僕はこのときから丸大食品という会社とずっとお付き合いを続けているのですが、その言葉の通り、丸大食品が僕に期待するのは、韓国料理にかかわる正しい背景の知識を得たいという部分がいちばん大きかったように思います。もちろん専門家のお墨付きといった形も必要だったのかもしれませんが、感覚としては二の次ですね。商品の宣伝をせよというリクエストはなく、むしろスンドゥブという料理そのものの知名度を高めて欲しいといった言われ方をしました。

 そしてそれは僕だけに向けた姿勢でなく、少なくとも僕が見る限り、丸大食品は自社商品のPRよりも、スンドゥブという料理そのもののPRを頑張っていたように思います。

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 なにしろありとあらゆる試みをしていましたからね。スーパーでスンドゥブの名前を広めるために、スンドゥブの歌を作ろうなんてのはなかなか出てくるアイデアではないでしょう。

「八田さん、歌を歌ってもらえませんか?」

 なんて連絡が来たときは何かの冗談かと思いましたが、そのへんの経緯も「コリアうめーや!!第206号」としてまとまっています。おかげさまでめったにない体験をさせていただきました。

「昔、歌手だったこともあるんですよ」

 なんて初めて会う人にはホラを吹くこともありますが……。

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 自分の名前がカラオケの歌本に入っているというのは不思議なものです。いまでもDAMには入っていますので、もしよかったら探してみてください。

 それとできれば歌詞にもご注目ください。歌手名にこそ「丸大食品社員」と入っているものの、歌詞には一切丸大食品の名前は出てきません。この歌はあくまでもスンドゥブの応援歌であり、商品を宣伝するものではないのです。

 まず日本にスンドゥブという料理を広める。

 そして、その結果が自社へと還元される。だからこそ商品名は知名度がなかろうとも「スンドゥブ」でなければならず、それがそのまま全国のスーパーに並んだ。アサヒコムの記事にも書いたように、この時期専門店ができたりしてスンドゥブは知名度を上げていましたが、全国津々浦々までスンドゥブという名前を届けたのには、丸大食品の功績がたいへん大きかったと確信しております。

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 その後、2009年2月には「スンドゥブ マイルド」を発売

 これをもって赤いパッケージの「スンドゥブ 辛口」と緑の「スンドゥブ マイルド」という2本柱体制が始まります。この2品、辛さの違いがもっとも大きな特徴ですが、マイルドのほうは魚介のうま味が強調されているなど、味の方向性にも違いがあります。中には辛さとは無関係にマイルドのファンもいて……。

「辛いマイルドが欲しい」

 というリクエストを耳にしたりも。

 もし、辛さの基準だけで辛口を選んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ1度マイルドも試してみてください。辛さは自分でも足せます!

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 そして現在はこれだけのシリーズが出ました。

 なかなか全部の商品が揃っているスーパーも少ないのですが、韓国ファンであれば新大久保の韓国スーパー「韓国広場」に行くと全部揃っています。キムチチゲ風の海鮮キムチ味に、牛すじスンドゥブをイメージしたというまろやかビーフ味、そしてちょっと担々麺風の味にも感じられるごま豆乳味。それぞれまったく違ったテイストですので、いろいろ試してみる楽しさがあります。

 さて、そんな丸大食品の「スンドゥブ」は今年9月1日で10周年。

 全国のスーパーには「10周年」のマークをつけたスンドゥブがすでに並んでいるはずです。丸大食品では10年のご愛顧に感謝をしつつ、抽選で600名に名前入りのトゥッペギ(チゲ用の器)や、国産米などが当たるキャンペーンをしています。

 見えますかね。上の写真のトゥッペギにも、ローマ字と漢字で名前が入っています。

 

 応募に際しての詳細は下記公式ページより。

丸大食品 スンドゥブ ありがとう売上No.1キャンペーン
http://www.marudai.jp/products/special/soondubu/index.html

 スンドゥブを購入して丸大食品のマークを郵送するとトゥッペギかお米が抽選で当たります。

 そしてもうひとつ。Twitter、またはInstagramで丸大食品のスンドゥブキャンペーンアカウントをフォローのうえ、ハッシュタグ「#丸大スンドゥブ」をつけて、スンドゥブ愛を表す写真を投稿すると、これまた抽選でオリジナルQUOカードが当たります。

Twitterアカウント
https://twitter.com/marudai_cp
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/marudai_cp/

 9月1日からなので、すでにTwitterでも、Instagramでも投稿が始まっているようですね。

 応募の詳細はこちらも下記公式ページをご参照ください。

丸大食品 スンドゥブ愛フォトコンテスト
http://marudailove-sdb.jp/

 といった感じで最後は10周年キャンペーンの宣伝でしたが、これも丸大食品から「ブログでヨロシク!」と言われた訳でもなんでもありません。そもそもこういった記事は9月1日ぴったりに出すべきものなのですが、仕事でなく、締切もないので、ずるずると今日まで遅れてしまいました。

 でも、この10年の歩みだけはどうしても書いておきたかった。

 スーパーによっては丸大食品以外のメーカーが出すスンドゥブも並んでいるでしょうし、最近はこうした鍋で温めるタイプ以外のスンドゥブも出てきました。それぞれにファンの方がいると思いますが、それでもこのブログを読んでくれているような熱心な韓国ファンの皆様には、丸大食品が10年前からこの市場を切り開いてきた、そしてスンドゥブという料理の知名度向上に努めてきた事実をぜひ知っていただきたかったのです。

 スーパーで探してみてください。輝かしい「10周年」のマークを。

 

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