蔚山の亭子港でとれる天然のプレミアム岩ワカメでミヨックッを作る。

16020101br

 先日、コチラのコラムでネタにした天然のプレミアム岩ワカメ(돌미역)。蔚山(ウルサン)の亭子港(チョンジャハン)でとれる最高級品です。正式な呼び名は亭子藿(チョンジャカク、정자각)で、藿というのがワカメのことです。

 このワカメがどれほど高級かというと……。

16020108br

 ソウルのSSGフードマーケットで1袋5万4500ウォンの値がつくぐらい(2013年6月撮影)。

 日本円にして約5500円のワカメをいったいどんな人たちが買うのかという話は、先のコラムに書きました。韓国人のワカメにかける情熱は日本人の比ではないように思います。

 そんなプレミアムワカメをいただきましたので……。

16020102br

 早速、水で戻してみると、この時点で磯の香りがぷんぷん。

16020103br

 茎の部分もずいぶんしっかりしていましたね。

 パッケージの注意書きには10分程度水に浸して、20~30回揉み洗いをするようにと書かれています……というのに気付いたのが実はついさっき。しっかり洗えという話だったので3~4回は洗ったのですが、まさか20~30回とは想像できませんでした。

 次はもっと入念に洗います。

16020104br

 いいワカメだから牛肉も魚もいらないと言われたので具なしで調理。

 戻したワカメを食べやすい大きさに切った後、ゴマ油、みじん切りニンニクと一緒に炒め、水を注いで煮込むだけです。ただ、ワカメだけだとうま味が出ないのではと心配だったので、薄めのかつおダシを取って下支え用に使ったことを密かに報告しておきます。

16020105br

 また普通のワカメとはまったく違うから、最低でも1時間、できれば2時間煮込めと言われたので、とりあえず1時間半で様子見。

16020106br

 味付けには同じく亭子港で仕入れてきた3年熟成のミョルチエッチョッ(カタクチイワシの魚醤、멸치액젓)を使いました。隣町の機張(キジャン)あたりもカタクチイワシの産地として有名ですが、蔚山でも同じように名産品となっています。

 これを入れることでうま味がぐっと深まるのですが、日本で使うとどうしても発酵の香りが強すぎるんですよね。韓国に慣れた人ばかりであればよいのですが、この日はそうではなかったので日本の生醤油と併用しました。

 かつおダシと含めて、だいぶ和に寄せたつもりです。

16020107br

 1時間半煮込んだことでワカメはとろんとろん。

 それでも茎の部分はまだ固さを残していましたので、やはり2時間以上煮込むほうが全体のまとまりはよさそうです。そしてスープのほうも濃厚極まりない仕上がり。自分で作ったものではありますが、

「こ、これはウマい!」

 と思わず目を見開きました。

 ただ、よく味わってみると薄めにとったはずのかつおダシが香りとして立ち上り、日本的な味覚ではこれでもよいのでしょうが、個人的にはやっぱり邪魔だったなと。ダシをまったく入れず、ゴマ油とニンニク、ミョルチエッチョッだけでどれだけの味が出るか、もう1度試してみたいと思います。

 あとは先日の記事でも書いたように、蔚山ではカレイ(マガレイ)を入れたカジャミミヨックッ(カレイ入りのワカメスープ、가자미미역국)が名物。せっかくなのでカレイを入れた亭子藿のミヨックッにもチャレンジしてみたいですね。

 しばらく大事に楽しんでみます。

 

→韓食生活のトップページに戻る

→最新記事の一覧を見る

この記事のタグ:



Comments are closed.

 

 
 
previous next