表参道「貢茶(ゴンチャ)原宿表参道店」 ~なぜか韓国からやってきた台湾茶カフェ

16010901br

 ここ半年ほど苦しんだ新刊の作業がすべて終了しまして、思った以上の解放感を満喫しています。午前中の打ち合わせが思っていたよりも早く終わった日。あの店行かなきゃ! という溜まっていた宿題をハシゴで片付けることにしました。

 1軒目は表参道で昨年9月にオープンした台湾茶カフェ「貢茶(GONG CHA、ゴンチャ)」。台湾茶の店ではありますが、韓国ファンの方にも馴染みの店かと思います。

 なにしろ台湾の高雄で2006年に生まれたこのブランドは、2012年4月に韓国へと進出。ソウルの弘大(ホンデ)に1号店をオープンするや、話題を呼んで翌2013年10月には100店舗、2014年6月には200店舗、2015年4月に300店舗を突破するという破竹の勢いで拡大しました。

 ちょうど同時期に台湾式のカキ氷が流行っていたのもあって、韓国にいるだけでも目に飛び込んでくるといった感じでしたからね。

 そんな理由から台湾茶のお店でありながら、韓国ファンも日本進出を喜んでいるという不思議な図式があるのですが、ひとつ驚くのは日本に進出したのが「貢茶コリア」だということです。台湾の本社とマスターフランチャイズ契約をした貢茶コリアが、貢茶ジャパンを作って表参道に1号店を出したと。

 なので韓国の経済紙などは、

貢茶コリア、貢茶日本1号店オープン」(ヘラルド経済)
貢茶コリア、日本1号店の原宿表参道店を成功裏にオープン」(アジア経済)

 といった形でコリアを強調しながら紹介している訳です。

 もうこうなってくると食の国境とか関係ないですね……というのは今度の新刊における大きなテーマでもあったりするのですが。

16010902br

 まあ、飲むほうにしてみれば台湾でも韓国でもいいんですけどね。

 僕が頼んだのは、ミルクフォームグリーンティのホット(左)と、ブラックミルクティー+パール(ブラックタピオカ)のアイス。どっちも好きなので、選び切れずにホットとアイスで両方飲むことにしました。サイズはどっちもSです。甘さは両方とも控えめ(Less)をチョイス。ブラックミルクティーは氷も控えめ(Less)。サイズだけでなく、甘さと、氷の量を選べるのが嬉しいですよね。

 韓国ではもっぱらブラックミルクティー+パールを飲んでいましたが、あるとき取材で広報の方から話を伺った際、

「1番人気はハウススペシャルグリーンティですよ!」

 と教えていただいたので、そちらも試してみたら美味しいのなんの。緑茶パウダーを振ったミルクフォームが、最初ほんのりしょっぱいんですよね。そして後から甘さがじわ~っとくる。そのギャップがなんともたまらず、こちらもお気に入りになりました。

 なので、2杯と。

 ただ、メニューにはハウススペシャルとは書かれておらず、日本ではミルクフォームグリーンティとなっていますね。メニューのカテゴリーが貢茶スペシャルとなっていて、そのあたりに微妙な違いがあるようです。

 なかなか表参道に行く用事はないので、できれば韓国のようにどんどん出店して欲しいところ。夏になったら韓国オリジナルのメニューとして出していたマンゴーピンス(マンゴーカキ氷)とかも始まるのかなぁ。あれこれ勝手に妄想を広げながら、さらなる躍進に期待したいと思います。

貢茶(GONG CHA、ゴンチャ)原宿表参道店
東京都渋谷区神宮前6-6-2 原宿ベルピア1階
03-6427-7543
http://www.gongcha.co.jp/

 

→韓食生活のトップページに戻る

→最新記事の一覧を見る

この記事のタグ:



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

 

 
 
previous next