新大久保「カンホドン678チキン」~コリアンチキンの未来に輝かしい「青信号」がともった!

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 9月12日にオープンした「カンホドン678チキン」。

 そのオープン情報をTwitterでつぶやいたところ、最終的に700以上もリツイートされるという大きな反響がありました。

 これは僕がこれまでにツイートした、バナナウユ日本上陸(635RT)、カフェベネやセマウル食堂の日本進出(430RT)、といった記録を超えて最大の数字です。※RT数はコチラより過去の最大値を確認

 カンホドンさんの人気もあるでしょうし、チキンブームに乗ったというのもあるでしょうが、予想以上の反応だったというのが正直な本音でしょうか。それを受けて先日は、この店を新大久保における「希望の一端」とも紹介しました。

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 そんな感じでオープン情報をあちこちに飛ばしながら、お店に直接足を運べたのがようやく今週という体たらく。お店の方からTwitter経由でご挨拶もいただいていたのですが、なんとか時間を作って話題のチキンを食べてきました。

 お店の看板メニュー、青唐辛子チキン(고추장사치킨)。

 写真はハーフサイズでフライドポテトが添えられています。衣の中に刻んだ青唐辛子が入っていてヒリヒリ辛いのが特徴。これがまた油っ気をさっぱりさせるとともに、食べられないほどに痛いわけでもなく、絶妙にビールをぐいぐい進ませるという刺激になっていて……。

 「まさにチメク向けの辛旨!」

 と言えます。

 チメクはチキンとビール(メクチュ)の合成語ですが、これも新大久保ではすっかり浸透。チキンの店は急激に増えているので、2015年は新大久保におけるチキンとビールの消費量がますます拡大しそうです。韓国でスモールビールブームから発展した、コーヒービールとかフルーツビールといったビアカクテルなんかも増えていくかも。

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 カリカリクリスピーチキン(아싹빠삭치킨)。

 こちらもハーフサイズですが、どちらもけっこう食べでがありました。ハーフサイズで半羽だと思いますが、鶏自体のボリュームもしっかりした感じ。岩手県産の「みちのく清流若どり」を使っているとのことでしたが、食感も柔らかくジューシーです。

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 このへんの脇役も顔ぶれが揃っていました。

 なんなんでしょうかね。オーロラソースのかかった千切りキャベツと、酢漬け大根がないとチキンを食べた気がしないという刷り込まれた感覚は。

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 箸休めのオデンタン(オデン鍋、오뎅탕)。

 チキン以外にも一品料理が用意されているので、居酒屋的に楽しむこともできます。一部はチキンとのお得なセットメニューにもなっていました。

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 ネギ味付けチキン(파닭치킨)は味見用で出していただいた小ポーション。

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 そのほか醤油味付けチキン(간장치킨)、ヤンニョムチキン(양념치킨)など。チキンのバリエーションだけでもずいぶんあるので、これはしばらく楽しめそうだという印象です。

 僕らが行ったのは三連休明けの火曜日だったのですが、女性を中心に続々とお客さんが来ていました。こうしたチキンの店にしてはドリンクの選択肢も充実していますし、お店がそもそも新築のビルできれいですし、女性ウケするのはよくわかりますけどね。後から来たメンバーがカバンを下ろそうとしたときに、さっとカゴが出てくるなど、サービス面にも心遣いが見えたのは素晴らしいことです(新大久保じゃなきゃ当たり前のことですが)。

 さて、ここからは個人的な考察。

 当面、新大久保は韓国からの流れを汲むチキンブームで盛り上がると思います。すでに韓国最大のチキンチェーン「bb.qプレミアムチキン」も大久保通りにできていますし、「鶏ドナルド」「チキンホリック」「辛ちゃん」といった既存店も含め、専門店だけでももう10店舗を超えます。

 ただ、これが新大久保を出て外まで拡大するかというと、これが相当に難しい。

 日本でチキンといえば「ケンタッキー」の牙城が高くそびえていますし、さらに強力な「から揚げ」との戦いに勝ち目はまったくありません。韓国ファンでもない限り、コリアンチキンを食べる理由はまったくないのが現状と言ってよいでしょう。

 そんな中、唯一の可能性として見えていたのがヤンニョムチキン。「韓国料理=赤く辛い」というイメージにもぴったり合いますし、既存のチキンとも差別化を図れるので、ここに個性を見出してチキン業界の一端を担えれば。そんなことを僕はいままで考えてきたのですが……。

「あれ、この青唐辛子チキンってけっこうよくない?」

 と感じたのがこの日いちばんの収穫。

 ヤンニョムチキンが甘こってりとした辛さなら、青唐辛子チキンは対極的にヒリヒリと乾いた辛さ。レッドモンスターと、グリーンモンスターの二枚看板にして日本市場を攻略するなら、いままでよりも可能性があるのではと感じました。韓国からのフランチャイズである以上、評判がよければ新大久保だけに留まらず拡大していく必要があるはず。まだオープン直後で気の早い話ですが、そのへんの舵取りが今後問われていくお店かと思います。

 そんな未来をタイトルに「青信号」と書きましたが、これを「青色発光ダイオード」レベルまで進化させて、日本の食文化に新たなムーブメントを起こして欲しいですね。

 まずは新大久保レベルで青唐辛子チキンがどう定着浸透していくか、注視したいと思います。

店名:カンホドン678チキン新宿店
住所:東京都新宿区百人町1-1-26第3サタケビル2階
電話:03-6205-5892
http://kanghodong678.jp/

 

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