僕が17年を費やしたタッカルビとの真剣な格闘の歴史をご覧ください。

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 タッカルビ(鶏肉の鉄板炒め、닭갈비)。

 僕が初めてタッカルビを食べたのは1997年2月25日のことでした。そのときの日記には「にわとりカルビは非常に美味しかった」と書かれています。初めての海外旅行。初めての韓国。韓国人の友人に連れられ、初めて食べたタッカルビはたいへん忘れがたい味わいでした。

 そのときの話を僕は、2002年3月15日に、メールマガジン「コリアうめーや!!」の1周年記念号として書いています。まだ20代になりたての淡い青春ストーリー……でないのは僕がいちばんよく知っていますが、たぶんそんなことを意識していたんでしょうね。

コリアうめーや!!第25号
https://www.kansyoku-life.com/2000/02/1856.html

 ともあれ、僕はこの第25号の中でこんなことを書いています。

 今でこそタッカルビは日本上陸を果たし、ファミレスのメニューに登場したり、レトルト食品として発売されたりと、広く知られるようになったが、当時はまったく無名の料理であった。

 昔からの韓国ファンなら覚えているかもしれませんが、2001~02年頃ってタッカルビのプチブームがあったんですよね。2000~01年にかけてタッカルビの専門店がオープンしたり、ファミレスやコンビニの商品として登場してきたり。

 メルマガを書き始めたのがちょうどそのプチブーム期だったため、創刊当時の第3号でタッカルビの話を書いたのもいい思い出です。まだ文筆が粗く、内容も稚拙で、無駄にガリガリとイキがっている頃ですが、かろうじて当時の記録にはなっています。

コリアうめーや!!第3号
https://www.kansyoku-life.com/2000/02/1811.html

 日韓共催のサッカーW杯が控えていたというのもあるでしょうが、2002年2月にはこんな商品も新発売になりました。韓流前であることを考えると、よくもそんな時代に! と思ったりもしますが、韓国ブームって山あり谷ありで何度もあったんですよね。

 タッカルビっていまではそこまでキャラの立った料理ではないのですが、それでも現在の日本でそれなりの定着を示しているのは、この時代の資産といえます。

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 そんな時代背景に手ごたえを感じたかどうだかは自分でもわかりませんが、2003年に僕はタッカルビのルーツを探しに韓国へ出かけます。

 現在でもタッカルビ発祥の地といえば春川(チュンチョン)というのが有名ですが、ものの本を見ると隣の洪川(ホンチョン)が最初だという説もあるのです。それを確かめに行って見つけたのが、こちら1969年創業の「オクスタッカルビ」という店。

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 洪川式はもともと鍋料理風であった、という情報を確かめに行ったのですが、元祖の店でもすでに鉄板炒めスタイルに変わっていて残念だったのをよく覚えています。

 お店の人とのやり取りなどは、これまただいぶ後ですがメールマガジンに書きました。

コリアうめーや!!第265号
https://www.kansyoku-life.com/2000/02/2343.html

 その後、タッカルビは、2001年に大ブレイクしたチムタク(鶏と野菜の蒸し煮、찜닭)や、2004年に猛威を振るったプルタク(激辛のグリルチキン、불닭)に押され、存在感を薄めていくのですが、2010年以降はまた少しずつ盛り返しているんですよね。

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 レトロスタイルだったはずの、網焼きにするタッカルビや、鍋料理風のタッカルビが郷土料理の情報とも結びつき、新しいアレンジとして再登場。写真は江原道太白市の郷土料理でもある、クンムルタッカルビ(鍋料理風のタッカルビ)をソウルで撮影したものです。

 僕が洪川で食べたかったのは、まあおそらくこんな感じの料理。それをソウルで味わえるのですから、感慨ひとしおでした。

 ……といった感じにタッカルビには少なからぬ情熱を燃やしてきた僕ですが、いつかそれらの情報をまとめたい! という野望を一応の格好で果たしました。

 遅々として進まない「韓食ペディア」の作業に、タッカルビの記事を追加。よかったら以下よりぜひご覧ください。自分で書くのもなんですが、3日もかけた労作です。

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