新大久保「大久保ジンコゲ」で刺身&コムジャンオグイ。

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まだ新大久保に韓流が訪れる前。

今のイケメン通りも含めて裏路地は軒並み薄暗く、
夜は女性がひとりで歩けるような道ではありませんでした。
それでも、そんな路地に迷い込んでみると、

「こんなところにも韓国料理店があるのか!?」

という発見がしばしば。

そんな店は日本人客の姿もほとんどないので、
店内に飛び交っているのは韓国語ばかり。

「ここは本当に日本なのだろうか?」

というディープな雰囲気を味わえました。
そんな時代が懐かしいという人も多いことでしょう。

本日紹介する「大久保ジンコゲ」という韓国式刺身店は、
おそらくそんな韓流前の雰囲気を現在に残すレアな店。
万人にオススメできるタイプではありませんが、

「うわっ、こんなところにも店があったのか!?」
「一面、韓国語でとってもアウェイな感じ……」
「ここは本当に日本なのだろうか?」

という雰囲気が好きな方ならハマるはずです。

お店のお子さんが深夜まで店内を走り回っていて、
オモチャの銃でバンバン撃たれるサービスもついています。
そんな光景、10年ぐらい前までは当たり前でしたけどね。
家族で切り盛りする店が最近はぐっと減りました。

冒頭の写真は、ヒラメの刺身。

ひとテーブル8000円(3~4人前)のコースを注文すると、
大皿に盛られた刺身に加え……。

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・サラダ
・ケジャン(ワタリガニの薬味ダレ和え)
・コマク(ハイガイの薬味載せ)

といった副菜がたくさんついてきます。

いきなり8000円とか言われると値段にびっくりしますが、
4人で行けば1人2000円なので、そこまでではありません。

もちろん魚のグレードによって値段はあがりますが、
いちばん安い養殖のヒラメでも充分に楽しめるはずです。

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さらに料理をずらずら並べていくと……。

・コンチジョリム(サンマの煮物)
・ケランチム(韓国式の茶碗蒸し)

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・ヘムルジョン(海鮮チヂミ)

そういえば生地が緑色なのはなんででしたっけ。
みんなで味わいながら探求したのに忘れてしまいました。
ニラの緑では、との声が優勢だった気もしますが……。

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その後に出てきた……。

・センソンジョン(白身魚のチヂミ)

も生地が緑色を帯びていました。
今度行ったら店の人に聞いてみたいと思います。

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・チャプチェ(春雨炒め)

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・フェムチム(刺身の和え物)

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・セウグイ(エビの焼き物)

と出てきて、これ以外にもまだまだたくさん。
全部写真を載せるとキリがないので割愛させていただきますが、
海鮮粥、白身魚の酢豚風、カレイの揚げ焼きなどもありました。

韓国式の刺身はこれらの「突き出し」と呼ばれる、
その他大勢の副菜こそがむしろメインといえましょう。

最後はメウンタン(辛いアラ鍋)も出てきます。

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そして、こちらはコースとは別注文の料理。

実はこの店に、僕を初めて連れて行ってくれたのは、
すぐ近所にある「美名家」のママと料理長でした。
その「美名家」にて、つい先日料理長から、

「いま大久保ジンコゲがすごい人気だよ!」
「チャンオグイを始めて、みんなそれ頼んでるよ!」
「いつ行っても店いっぱいだよ!」

という話を聞いていたのです。

この場合のチャンオグイはウナギやアナゴなどの焼き物総称。
ウナギとアナゴでは大違いなので、それを確認すると……。

「パダチャンオ(海のチャンオ)!」

と言われたので、ならばアナゴのことだなと。
新大久保でもアナゴ焼きを出す店は珍しいので、
それを目当てにやってきていたのでした。

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……が、実際にやってきてみるとアナゴではなく、

「コムジャンオ(ヌタウナギ)!」

のほうでした。
海のチャンオというよりも、深海に棲むチャンオ。
韓国では焼酎の肴として人気があります。

アナゴを期待していただけに、正直ガックリしましたが、
食べてみると、泥くささもなく食感もブリブリとして美味。
当たりハズレの大きい食材ですが、これは当たりでした。

なお、お店の方に、

「実はアナゴだと思って来たんですよ~」

という話をしたら、

「アナゴはないけど、今度からウナギは始めるよ」

とのこと。

日本でもウナギの値段は高騰しているのに贅沢な話ですが、
なんでもフィリピンからの輸入物が手に入るとのこと。
となるとニホンウナギではなくビカーラ種などの近似種でしょうが、
それはそれで食べてみたいので、また行かねばと思っています。

新大久保でディープな気分に浸りたい方にはオススメ。
あとこの店に限りませんが、韓国式の刺身店は大人数が理想ですね。
最低でも3人、できれば4人以上を併せてオススメします。

なお、お店の位置は下記の住所から調べてもらうのがいちばんですが、
大久保通りを明治通り方面に歩き、交番を越えて最初の路地を左に入ります。
「プングム本店」の向いを、北に住宅街へと入っていく感じです。

店名:大久保ジンコゲ
住所:東京都新宿区大久保2-19-10
電話:03-3203-6773
営業:17:00~翌5:00
定休:なし



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