「イメージ通り!」
と出てきた瞬間に叫んだのを覚えております。
ときどき発作的にキムチチャーハンを食べたくなるのですが、
イメージ通りに出てくる、というのは少なかったりします。
具が妙に豪華だったり、石焼きの器に盛られてきたり、
上に乗っている卵が薄焼き卵だったり、そもそも卵がなかったり。
あくまでも僕のイメージなので、それらがダメな訳ではないですが、
僕の食べたいキムチチャーハンはごくごく普通がいちばん。
半熟の目玉焼きが載って、あとは海苔をパラパラ程度。
要は、何がいちばん重要かって……。
この瞬間に尽きる訳ですけどね。
スプーンで卵の黄身をつぶして、ごはんにまぶし、
オレンジ色と黄色の混ざったところを、おもむろにパクリ。
キムチの酸味と、卵の濃厚な味わいが絡まって、
「これぞキムチチャーハン!」
という感動が押し寄せてくる訳です。
一緒にチョングッチャン(納豆汁)なども頼みつつ。
トゥッペギでなく、土鍋で出てくるあたりが歴史を感じさせます。
なにしろこの「ソウルハウス」は大久保通りでもっとも古い韓国料理店。
1994年創業という、オールドファンには有名なお店です。
メニューを見ても、なんだか時間が止まっているようでいいですね。
オーソドックスかつ、ややマニアックな料理が揃っています。
汁を肴に焼酎を飲みつつ……。
もうひとつ土鍋料理を頼んでみたり。
スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)の中にも……。
半熟の卵が沈んでいて、思わずにんまりしました。
派手さはないけど、ツボを外さないお店という印象。
いまの新大久保では逆に貴重なのかもしれません。
店名:ソウルハウス
住所:東京都新宿区大久保2-19-1セントラル大久保ビル地下1階
電話:03-3200-6979
営業:11:00~24:00
定休:なし
4 Responses to 新大久保「ソウルハウス」でキムチポックムパプ。