新大久保「サムスンネ」でオリペクスク。

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大久保通り沿いにある「サムスンネ」。

オープン当初は「サムスンネのり巻き」という名前で、
キムパプ(海苔巻き)などを主とした粉食店でスタートしました。
それが、いつしか「のり巻き」を削って家庭料理店にかわり、
そしてまた、ちょっと個性的な専門店として生まれ変わっています。

冒頭の写真は、オリペクスク。

「オリ」というのは韓国語でカモ、またはアヒルのこと。
「ペクスク」は水煮にした料理全般を指す用語です。
一般的には丸鶏を使ったペクスクが有名ですが、
ほかにも、魚を主材料として使うペクスクなどがあります。

「サムスンネ」の新メニューとして誕生したオリペクスクは、
福島県で育てた合鴨を、じっくり煮込んで作ったもの。

お店の社長である旦那さんは、韓国で鴨を飼育した経験があり、
日本でも事業にしたいと、しばらく前から頑張っておられました。
旦那さんが丹精込めて育てた合鴨を、お母さんが店で調理。
そんな二人三脚によって、登場したメニューだそうです。

ちなみにこのお店、佐野師匠の行きつけ店でもありますが、

「これはうまい!」

と珍しく大絶賛しておられました。
そんな師匠の話につられて足を運んだのですが、確かに絶品。
合鴨がほろほろ柔らかく煮込まれているのもさることながら、
エゴマを大量に入れた、お粥がなんとも美味です。

新大久保でも合鴨料理を出すところは珍しいですし、
最近は通好みの料理で勝負をする店も少ないですからね。
新大久保リピーターにこそおすすめしたい一品です。

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なお、合鴨を使った料理はほかにもあり、
シンプルに肉の味を楽しむなら、塩焼きもいい感じ。

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鉄板で焼いたところを、葉野菜に包んで食べます。

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あるいはピリ辛の味付けで食べるチュムルロクなども。
チュムルロクというのは、「揉み込む」という意味の単語ですが、
タレに絡めて揉み込むことで、肉にしっかり味がつきます。

こちらはタッカルビ(鶏の鉄板焼き)にも似た雰囲気ですかね。
韓国料理らしさを求めるなら、こちらもおすすめです。

あともう1種、合鴨ロースというメニューがあるようですが、
そちらはまだ僕も食べたことがありません。
いずれ機会があったら、残り1品も制覇したいですね。
ひたすら合鴨だけをつまみにした宴会なども楽しそうです。

店名:サムスンネ
住所:東京都新宿区大久保2-8-10新宿スカイプラザ108
電話:03-3207-1768
営業:11:30~24:00
定休:なし



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