グラスだけ見れば、プレミアムモルツですが、
普通のビールに比べて、やや白っぽく見えるのが特徴。
その名を、
「生もっこり」
といいまして、生ビールとマッコリのカクテルです。
ビールとマッコリを混ぜる飲み方はこれまでもありましたが、
その名称は人によって、店によってさまざまでした。
・マッコリビール
・メッコルリ(メクチュ+マッコルリ)
・ホワイトアイ(レッドアイに引っ掛けて白いカクテル)
などなど。
でも、ここ最近、焼き物系居酒屋やホルモン店を中心に、
だいぶ「もっこり」が優勢になってきた気がしますね。
その語源は明らかではないですが、語感の面白さが支持を得た様子。
当初は、
「アクセントは先頭だからね、モ↑ッコリだからね」
などと語られていましたが、
最近は慣れもあるのか、いわゆる屹立状態と同じ発音の人も。
お店のきれいなお姉さんなんかに、
「すいません、モ↑ッコリください」
「はい、モッコ↑リですね」
なんて返されると、こっちがドギマギします。
メニューを見ながら、みんなでひとしきり話題にもできますし、
いいネーミングで定着したのではないかと思いますね。
なお、こちらの店では、
・赤もっこり
・白もっこり
なるアレンジメニューもありました。
赤ワイン、白ワインをマッコリと混ぜたものですが、
こうなるとカクテル系はすべて、もっこりなのでしょうか。
せっかくなので、両方とも飲み比べてみましたが、
個人的には白よりも、赤のほうが口に合った気がします。
果実系マッコリに近い味わいになりますね。
さて、もっこりばかりを重点的に紹介しましたが、
上野に新しくオープンしたコチラは、鶏料理の専門居酒屋。
新鮮な鶏の各部位を炭火で焼きながら味わえます。
専門店だけあって、
・そり(モモの一部)
・鳥のはらみ
・鳥かるび(胸腺)
といった珍しい部位が揃うのも面白いですね。
パサパサしがちな、ささみあたりも柔らかジューシー。
つくねも焼きながら、もっこりがぐいぐい進みます。
オーナーさんが、もともと外食企業の韓国担当だったこともあり、
メニューにちらほらと、韓国色が見えるのも嬉しい部分です。
こちらは鳥キムチチヂミで……。
こちらはホットツナ缶グラタン。
なんと、ツナ缶が東遠(トンウォン)のコチュチャムチですよ!
唐辛子でピリ辛に味付けたツナに、ピザ用チーズを載せて焼くのですが、
これがなんとも、アツアツとろとろでいい感じです。
しっかりしたメイン料理を置きながら、サブ料理では遊び心もたっぷり。
こういうメニュー構成を見ると、さすがだなぁと思いますね。
食事メニューに、「TKG」なるものがあったので、
てっきり「鳥のから揚げごはん」かと思ったら「たまごかけごはん」。
知りませんでしたが、「TKG」ってけっこうな一般名詞なんですね。
検索をかけたら、わらわら出てきて驚きました。
んー、こういうの韓国料理でも真似できませんかね。
・BBB(ビビンバ)
・TTT(タットリタン)
・KFC(クァンオ・フェ・チョンシク=ヒラメの刺身定食)
なんてどうでしょう。
シメの1品として「KFC」とだけ書かれていて、
てっきりケンタッキーだと思ったら、刺身定食がどーん。
思わずそんな妄想までしてしまった、もっこりの夜。
おかげさまで楽しく飲ませて頂きました。
店名:鳥番長上野昭和通店
住所:東京都台東区上野6-7-18メッツビル1階
電話:03-5846-1606
営業:11:30~24:00
定休:なし
3 Responses to 上野「鳥番長上野昭和通り店」でもっこり三昧。