25日に開催された「ふれあいハナ・フェスタ2009」。
うちの近所にある朝鮮学校の学園祭的なイベントですね。
やはりご近所に住む父兄の方にお誘い頂き、足を運んでみました。
僕は知りませんでしたが、一般にも公開されているんですね。
「ふれあい」を通じて、「ハナ(ひとつ)」になる「フェスタ」。
ということで勝手にタイトルを解釈しましたが、
地元での相互理解にも通じる、いいイベントだと思います。
父兄を中心に屋台料理や民族的な小物が販売されているほか、
在校生たちが、射的、球入れなどの露店を出していました。
ほかにも壇上では民族舞踊やテコンドーの実演があるなど、
外部の人たちも、一緒に楽しめるような作りになっています。
ちなみに冒頭の写真は、先生方による合唱のシーンです。
正式名称は東京朝鮮第1初中級学校。
徒歩10数分のところに住んでいながらも訪れたのは初めてです。
許可を頂いて学校の中も見学させて頂きましたが、
言葉が朝鮮語であるほかは、あまり日本の小学校と変わりません。
廊下に図工の作品と思われる粘土細工が並んでいたり、
絵が貼ってあったり、あるいは書道の作品が掲げられていたり。
なんだか自分の小学生時代を、ぼんやり思い出した次第です。
せっかくなので、いろいろ買って昼食がわりにしました。
校庭を囲むようにテントが立っており、中で父兄の方が料理をしています。
雨がやっと上がった寒い日で、あったかいスープが嬉しかったですね。
いわゆるチャンチククス(宴会用のうどん)ですが、予想以上に本格的な味わい。
シイタケ、油揚げ、錦糸卵、キムチといった具がいい仕事をしているほか、
最後に加えられたヤンニョム(薬味ダレ)がまた美味です。
こちらも絶品、牛スジ煮込み。
これ学園祭で出てくるレベルの味じゃないですよ。
青空天井、簡易テーブル、パイプ椅子といった座席ですが、
どこぞに老舗居酒屋にいるのかと思うぐらい見事な味。
真っ昼間ですが缶ビールが進んで進んでたまりません。
このビジュアルで、焼きそばじゃないのがいいですよね。
色は薄いですが、塩気はきちんと効いていたチャプチェ(春雨炒め)。
炒めるのではなく、和えるタイプの宴会用チャプチェです。
ユッケジャン(牛肉の辛いスープ)も具だくさんでいい感じ。
寒かったので、汁物ばかりを食べてしまいましたけどね。
ほかにもキムパプ(海苔巻き)、ビビンバ、チヂミなどが出ていました。
手作りのコチュジャンとともに、キムムチム(海苔の和え物)も購入。
一緒に行った妻は、セットン柄のエプロンを買っておりました。
なんだかいろいろ小物類も揃っており、そういうのも楽しいですね。
すっかり腰を据えて楽しく飲んでいたら、
お世話になっている韓国料理店の社長さんに出会ったりも。
みなさんちょうど、お子さんが学校に通う世代なんですね。
普段の仕事ぶりとはまた違う、よきパパぶりが見えて微笑ましかったです。
せっかくなので来年もぜひまた足を運びたいですね。
2時頃に行ったら、もう売り切れという料理もあったので、
来年はしっかりお昼どきを狙って行きたいと思います。
声をかけて頂いた父兄の方にも感謝。
おかげさまで貴重な体験をさせて頂きました。
2 Responses to 三河島「ふれあいハナ・フェスタ2009」で屋台料理。