新刊情報「かんたん、ヘルシー韓国おつまみ」。

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10月20日(火)に新刊が発売になります。
タイトルは「かんたん、ヘルシー韓国おつまみ」。
昨年、一昨年あたりから書店に専門コーナーが出来ている、
おつまみ本の韓国バージョンという感じです。

「世におつまみ本は数あれど、韓国料理はそこにない!」

と版元である大空出版の社長が僕に語ったのが5月。
おつまみ本はある。韓国料理のレシピ本もたくさんある。
でも、おつまみという観点から書いた韓国料理の本はない。
なるほど、ということで企画が動き出しました。

ただ、実現に当たってひとつ大きな問題となったのは、
著者として依頼された僕が、料理を作る専門家ではないこと。
食べて書くことはなんとかプロですが、作るとなると趣味程度。
1冊の本にするには100以上のレシピが必要となります。
僕にそれだけの量を具現化するだけの実力はありません。

さて、どうしよう。

そこで社長とあれこれ相談をした結果、
ならば、これまで僕が培った蓄積を有効活用しようということに。
すなわち、美味しい韓国おつまみを出しているお店をピックアップし、
その店にお願いして、レシピを提供してもらおうということです。
思いっきり人のふんどし作戦ですが、まあ間違いはないですよね。

ということでいろいろバランスなども考えた結果、
以下の4軒に、ご協力を頂くことになりました。

浅草「四季の里」は家庭料理とミッパンチャン(副菜)のレシピ
西新宿「てじまぅる新宿店」は豚肉料理とチヂミなどマッコリにあう料理のレシピ。
新大久保「テジョンデ」と、姉妹店の「パンドル」は魚介料理中心のレシピ。
そしてその穴埋めのような形で、僕もレシピを書いております。

まあ、普段からよく作るような料理ばかりですけどね。

本の趣旨が、冷蔵庫の中にあるあり合わせの食材を使い、
普段料理をしない男性でも簡単に作れる、3手順ぐらいのレシピ。
ということなので、そもそもが難しくしようがありません。

各店舗の方にも、そういった趣旨をご理解頂き、
普段提供する料理のよさを残しつつ、簡略化して頂きました。
加えて、今回の本向けに作ったオリジナル料理も掲載されています。

中にはけっこうギチギチに詰め込んだ3、4手順もありますけどね。
定番の韓国料理はぜひ入れたい、でも難易度は上げたくない。
そのあたりのバランスが、今回の企画ではもっとも難しかったです。

収録されている料理の一部を紹介しますと……。

「四季の里」からはナムルなどの副菜全般、チャプチェ、タットリタンなど。
「てじまぅる」からは各種ジョンに加え、ポッサム、テジカルビ風焼肉など。
「テジョンデ」、「パンドル」からはマグロのユッケ、ケジャン、タッカルビなど。
僕はその合間を縫うような感じで、手巻きキムパプ、カムジャチヂミなどを作りました。
密かに妻も参加しており、名前はありませんがラーメン炒めなどを披露しています。

初めてのレシピ本を書きました!

と胸を張れるほど、僕自身はたいした働きをしていないのですが、
たくさんの方々に協力して頂き、ずいぶんいい本に仕上がりました。
早ければ20日の発売日から、書店に並び始める予定なので、
ぜひ見かけたら、手にとってパラパラ眺めて頂ければと思います。

大空出版のホームページではすでに予約も始まっています。

大空出版 かんたん、ヘルシー韓国おつまみ
http://www.ozorabunko.jp/book/otsumami/

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そして、もうひとつお知らせ。

10月3日発売なので、だいぶ報告が遅れましたが、
来年度号の「るるぶソウル」でも記事を書かせて頂きました。
紙面では、顔出し&韓服コスプレで最新ニュースを紹介しています。
ぜひソウル旅行に出られる際には、ご携行頂ければと思います。

今回は多くの韓国通が、おすすめ店を紹介しているのも見所。

崔智恩さん、島本美由紀さん、チング、佐野師匠、
杉本伸子さん、あんそらさん、鈴木琢磨さん、サ・スウォンさん、
おいしいしごとさん、金己愛さん、編集デスクFさん、そして僕。
それぞれがおすすめの飲食店を推薦し、ページを組み立てました。

僕は大峙洞で見つけた、霜降り牛にこだわる精肉食堂をはじめ、
日本では考えられないほどの肉が背骨についたカムジャタン店。
そしていまいちばんお気に入りの冷麺店などを紹介しています。
佐野師匠が紹介する、仁寺洞の定食店もぜひおすすめする1軒。
これまで何度となく断られてきたのですが、なぜか今回は取材が通りました。
そのあたりも佐野師匠の神通力ではないかと思っております。

あとは特集ページのマッコリ情報も必見ですね。

これまで隠していましたが、弘大のマッコリバーは個人的な超目玉。
SBSのマッコリ取材で行った店に、そのまま取材依頼をしたのですが、
韓国各地から、厳選されたマッコリ(もちろん生)を集めています。
朴正煕大統領が愛飲したマッコリや、盧武鉉大統領が晩餐酒に使ったマッコリ。
漫画「食客」でホ・ヨンマン先生が取り上げたマッコリなど。
日本ではまず飲めない、希少銘柄がずらりと揃っております。

自分でいうのも何ですが、今回の「るるぶソウル」は本当にいい感じ。
定番情報も多いので、パッと見ではわかりにくいかもしれませんが、
何度も通ったリピーターにも、ぜひお伝えしたい情報が満載です。
立ち読みでもいいので、まずは書店で探してみてください。

るるぶ ソウル’10
http://www.amazon.co.jp/dp/4533076521/(アマゾン)



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