歌丸師匠がイメージキャラクターを務める商店街。
横浜市営地下鉄「阪東橋」駅近くの横浜橋通商店街です。
歌丸師匠は出身がこの町で、いまも在住しているとのこと。
商店街の名誉顧問も務めておられるそうです。
初めて降りる駅、初めて訪れる商店街でしたが、
どことなく親しみを感じるのは、韓国食材店が多いからでしょうか。
予定より早く着いたので、端から端まで歩いてみましたが、
韓国食材店だけでも、4軒ほどは見かけたように思います。
青果店、鮮魚店、惣菜店、韓国食材店と並ぶ風景は、
僕の住んでいる三河島にも、どこか雰囲気が似ていますね。
また、この商店街の中には韓国家庭料理店もあり、
横浜在住の方から、行き着けとのことでお誘い頂きました。
何日か前に、こちらの店ですよ、と詳細な店の情報を頂いたのですが、
それを見てびっくり。
「南山亭……って、この店は確か!」
以前、ブログのコメントを通じておすすめ頂いた店が、
頭の片隅に引っかかったまま、ずっと宿題として残っていました。
調べてみたところ、2007年2月のコメント欄に情報を発見。
なんと2年半越しの念願達成です。
いわゆる、オーソドックスな韓国家庭料理店ですが、
商店街の中にある、というのがまたいい雰囲気ですね。
近所の店は18時を過ぎると、続々とシャッターを下ろしていくのですが、
反比例するかのように、「南山亭」は混雑していきます。
みなさん仕事終わりで、この店に立ち寄っていかれるようですね。
近くに座っていた常連さん方とも、なんとなく会話が広がる感じ。
そんな活気を楽しみつつ、
料理はまずチャプチェ(春雨炒め)に始まり……。
カムジャジョン(ジャガイモのチヂミ)あたりもつつきます。
ここまで頼んでおいて、メインをどうするか悩んだところ、
お店のママさんに、
「ウチの名物は石焼きのホルモンだよ!」
と熱烈にすすめて頂きました。
一瞬、コプチャンジョンゴル(ホルモン鍋)かと思ったのですが、
出てきたのは、こんな迫力のある石鍋でした。
浅い石鍋に、下味のついたホルモンが敷き詰められています。
煮汁は入っておりませんが、下味の水分で炒め煮るようなイメージ。
ぷるぷるのホルモンに少しずつ、火が通っていくと……。
なんとも食欲をそそる見た目に仕上がります。
この日はマッコリをメインに飲んでおりましたが、
本来的には焼酎と合わせたほうがいい料理でしょうね。
ここ最近、ブームに乗ってずっとマッコリばかりですが、
その反動ですっかり焼酎はご無沙汰になってしまいました。
脂とろとろのホルモンに、ピリ辛ダレがよく絡んでおります。
こちらは醤油を控えて塩で味付けたプルコギ(牛焼肉)。
塩ベースだと、煮込まれても色が白いままなので独特ですね。
かつてビビンバを塩で食べる、という体験をしたことがありますが、
素材の味わいがくっきりとして、意外に美味しかったです。
既存の韓国料理を、塩でアレンジというのは意外に面白いかも。
これまでに塩味のチャプチェ、ユッケ(牛刺身)、
スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)までは見たことあるので、
「例えば、塩ケジャンとかいかがでしょう!」
って、それじゃただのカニの塩辛ですね。
んー、塩ポッサムなら美味しそうかなぁ、ぶつぶつ……。
鍋2台を食べて、おなかはだいぶいっぱいでしたが、
せっかくなのでキムパプ(海苔巻き)や……。
トッポッキ(餅炒め)なども頂きました。
やっぱりシメの炭水化物がないとね、などといいつつ。
解散後にひとり関内の駅まで移動して、
シメ冷麺を食べてしまったのは内緒です。
いつものことではありますが、明らかに食べすぎですね。
なにはともあれ、たいへんに楽しかった横浜遠征。
横浜、川崎あたりは行こう行こうと思いつつ、
なまじ近いばかりに、なかなか足が伸びませんでした。
これをちょうどいいきっかけとして積極的に探索したいですね。
いいお店、まだまだたくさんありそうなので、
おすすめ店などありましたら、ぜひ教えてください。
店名:南山亭(なむさんてい)
住所:神奈川県横浜市南区真金町2-12
電話:045-262-6640
営業:11:30~23:00
定休:第2、4月曜日
http://www.namusantei.com/
2 Responses to 阪東橋「南山亭」で石焼きホルモンなど。