東新宿「南陽屋」で師匠と打ち合わせ。

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師匠からメールがあり、一緒に昼飯を食おうとのこと。
指定されたのは師匠の行き着け、東新宿の「南陽屋」でした。
「てじまぅる」グループの金社長、高橋社長も一緒におり、
第3回「食の異文化講座」に向けた打ち合わせを行いました。

イベントの概要については下記をごらんください。

第1回「食の異文化交流~韓国食に根付く豚肉文化」
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-760.html
第2回「食の異文化交流~粉食(プンシク)のすべて」
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-821.html

師匠こと、佐野良一さんが韓食について語るとともに、
そのテーマに沿った料理をみんなで食べるという会です。
なお、第3回より「交流」が「講座」に変わったそうです。
確かに会の雰囲気としては、そんな感じですしね。

とはいえ、飲み放題をいいことに師匠自身も開始早々飲み始め、
中盤以降は酔っ払いながら韓食を語るというとんでもない会。
そんな人を「講師」と呼んでよいのか、弟子の立場でも不安ですが、
まあ、決まったことなので、余計な文句はいいますまい。

ちなみに第1回の豚肉、第2回の粉食に続いてのテーマは……。

「一世紀を越える韓国外食界のロングセラー・日食」

とのこと。
日食(イルシク)は日本料理のこと。
韓国に根付く、日本料理文化に切り込みます。
以下、佐野師匠の企画書より。

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日韓関係に軋轢が生じようとも、最早「日食」が廃れることはない。
それはウドンもオデンもキムパプも、最早韓国人にとっては
日本の料理ではなく日食という韓国料理となっているためだ。
1876年の江華島条約以降、韓国には多くの日本人商工者が渡り、
1885年には約300人の居留日本人がいたが、多くは男性単身者で、
彼らを対象としたウドン、オデン、海苔巻き、鮨、大福餅など
軽食を扱う零細商人が現れた。
ダシの効いたウドン、オデンや甘い大福餅などは、韓国人に
とっては珍しく、価格も安いことで、庶民に人気を得た‥
こうして始まる「日食」の定着過程と、
それを受け入れた韓国社会を考察する。
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登場する料理は以下の5品。
「てじまぅる」ブログより引用致します。

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(1)ユブウドン(刻みうどん)
‥関西風薄味出汁に刻み油揚げと春菊などが入る。
角萬のノウハウを、うどんで存分に、表現いたします^^

(2)フェドッパプ(刺身丼)
‥マグロ、イカなどを載せた丼ご飯に生ニンニク、
 春菊を加え、酢コチュジャンで混ぜて食べる。
 マグロもイカも、極上物だけ使用いたします^^

(3)キムパプ(海苔巻き)
‥牛肉そぼろ、タクワン、ホウレンソウを芯にした定番キムパプと
 茹で豚、サンチュを芯にした「てじまぅる」バージョン。
 てじまぅるでしか、創り得ない、絶品キムパプです^^

(4)オデン
‥大鍋に汁もたっぷり作ります。練り物(オデン)のみ。
 韓国屋台そのまんまの味わいで、御持て成しいたします^^

(5)プンオパン(鯛焼き)
‥熱々焼き立てを準備。
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要項は以下のようになっています。

日程:2009年1月17日(土)
時間:14:00~17:00
場所:イーストアジアン新宿
住所:新宿区百人町1-12-2セイザ新宿3F
料金:6000円(飲み放題込)
講師:佐野良一

参加希望の方は、「てじまぅる」グループ各店舗へご連絡ください。

当日は僕も参加させて頂きます。
過去2回は、料理を作ったりしゃべったりしましたが、

「師匠よりもウケがよいのはけしからん!」

という理不尽な理由により、今回は出番を削られました。
悔しいのでべろべろに酔っ払って、野次でも飛ばそうと思います。
ご参加される方は、ぜひ僕と一緒に飲んでください。

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といった打ち合わせを行いつつ。
この日食べたのは「南陽屋」のランチメニュー。
冒頭の写真がトガニタン(牛ひざ軟骨のスープ)で、
すぐ上の写真がトンテチゲ(スケトウダラの鍋)です。

若干、量が少なく見えますが、これは僕が遅刻したため。
みなさんで召し上がった残りを温め直してもらいました。

「そんな残り物を撮らなくても!」

と店のママさんに言われたので……。

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年末に食べた、きれいなバージョンも載せますか。

トンテチゲは江原道出身であるママさんの得意料理。
ぶつ切りにしたスケトウダラが、たっぷり沈んでおります。
新大久保界隈でもあまり見ない料理だけに貴重なのですが、
いかんせんこの店、駅からちょっと遠いんですよね。

大江戸線の「東新宿」と「若松河田」の中間あたり。
コリアンタウンの中心からもだいぶ外れているので、
韓国好きな人がふらっと見つける、ということもありません。
場所でだいぶ損をしているもったいない店です。

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こちらも年末に食べたスジ煮込み。
このほかニンニク焼き、カムジャジョン(ジャガイモのチヂミ)、
夏場限定の枝豆コングクス(豆乳麺)などもおすすめです。

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あとはこれですか。

ビンビールとマッコルリを一緒に出してもらい、
自分でカクテルして飲む、メッコルリ。
1本ずつ両手に持って、同時に注ぐのが作法です。

韓国的な礼儀からは反しているんですけどね。
右手にビンを持って左手を添える、というのが常識ですが、
これだけは両手で注がないと、どちらか先になくなって困るのです。
家でも出来ますので、興味のある方はぜひお試しあれ。

店名:南陽屋(なみゃんおく)
住所:東京都新宿区新宿7-1-4
電話:03-3202-6888
営業:11:30~14:00、17:00~翌2:00(月~金)、17:00~24:00(土、日、祝)
定休:第2、4日曜日

<過去の関連日記>
(02月24日)東新宿「南陽屋」でトンテチゲ。
(04月24日)東新宿「南陽屋」でトンテチゲ&ニンニク焼き。
(07月09日)東新宿「南陽屋」で翡翠色のコングクス。
(12月17日)東新宿「南陽屋」で江原道料理。
▲(2007年)



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