韓国珍麺紀行。

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長らく更新が止まってごめんなさい。
長期間の出張に出かけたおかげで仕事が溜まり、
また忘年会シーズンでてんてこ舞いです。
ようやくひと山越えたので、ブログも再開したいと思います。

もろもろ書きたい内容が山積みですが、
とりあえずは韓国出張で食べてきたものの報告から。
大半は仕事で使うネタなのでここでは書けませんが、
プライベートで食べたものから、いくつか抜粋してみます。

今回はたまたた変わった麺料理に多く出会ったので、
タイトルを「韓国珍麺紀行」と名付けてみました。
ほかにもストックはたくさんあるので、いつかまとめたいですね。

まずは冒頭の写真、コギグクス。

あまり知られていない済州島の裏名物です。
済州島では普通に食べられているものの、
他地域ではまったく見かけない、ご当地B級グルメ。

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豚骨をぐつぐつ煮込んで作ったスープに、
やや太めの素麺、チュンミョン(中麺)というのが入っています。

いうなれば豚骨ラーメンの素麺バージョンなのですが、
どちらかというと、テジクッパプ(豚のスープごはん)の麺バージョン。
豚骨ラーメンよりも、スープ自体があっさりしています。
ここに粉唐辛子を振って食べると、いいアクセントがつきます。

僕が行った店は深夜2時までの営業でしたが、
店によっては朝6時頃までやっているところもあるようで。
いろいろな人に尋ねて、おすすめの店を聞いてきたので、
いつかまた、あちこち探索してみたいと思っています。

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ちなみにこれは、別の店で食べたコギグクス。
観光地の軽食堂だったので、味そのものはいまいちでした。
他のククス(スープ素麺)とスープを共有しているんでしょうね。
具に豚肉が乗っただけ、というコギグクスでした。

コギグクスという料理の浸透具合を確認できる体験でしたが、
やはり専門店で食べたほうが美味しい、というのを学びました。

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次は慶州で食べた、温かいスープのチョルミョン。
チョルミョンといえば普通は、冷たくして食べるのが普通ですが、
それ以外の食べ方もある、というのを今回初めて知りました。
普通は生野菜、辛いタレと和えて食べる麺料理ですけどね。

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日本の焼肉店で食べる、温麺に近い印象を受けました。
素麺ではなく冷麺の麺を温かいスープに入れたやつ。
麺の口当たりがぼよぼよになって、実に不思議な感覚なのですが、
それでいて悪くない、むしろ美味しいという妙な麺料理です。

特に慶州名物という訳でもなさそうなのですが、
調べたところ、大邱あたりにも似たような麺があるのだとか。
慶尚北道地域の料理なのか、たまたま偶然なのか。
もう少し調べてみたいところです。

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続いて釜山。

写真は豚肉を茹でてスライスしたテジスユクです。
これを味噌やアミの塩辛につけて食べるのですが……。

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本命はこちら。

豚肉を茹でたスープに麺を入れたククス。
この店、メニューはテジスユクとククスの2種類しかなく、
実に韓国らしい効率的な商売をしております。

済州島で食べたコギグクスと似たイメージなのですが、
豚骨ではなく、豚肉を煮たスープなので比べると優しい印象。
飲んだ後のシメ、という需要から生まれた料理ですね。

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同じく釜山の釜田市場で発見した屋台メニュー。

後ろにちらっと見えているのがチャプチェ(春雨炒め)なのですが、
それを小麦粉を溶いた生地で、パタンと包んで焼いています。

チャプチェ入りのマンドゥ(餃子)という説明でしたが、
マンドゥと呼ぶにしては、手のひらよりも大きいジャンボサイズ。
おなかがいっぱいだったので、食べられなかったのですが、
機会があったら、いつかチャレンジしてみたいですね。

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釜山の海雲台で食べた中華料理店のウドン。

韓国の中華料理といえば、チャジャンミョン(ジャージャー麺)、
チャンポン(激辛の海鮮麺)が双璧を成す2大麺料理です。
ただ、実際にはほかにもたくさんの麺料理が用意されており、
ウドンもその中のひとつだったりします。

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麺はチャジャンミョンなどと同じなんですけどね。
なぜこの料理を、ウドンと称するようになったのかが不思議。
日本料理と中国料理が一斉に入ってきた20世紀後半に、
微妙に混同されたりしていたんですかね。

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念願だった晋州冷麺。

晋州といえばユッケビビンバの本場として有名ですが、
一方で、冷麺の本場でもあったりします。
海産物でダシを取り、具を豪華に作るのが晋州冷麺の特徴。
これを食べたくて晋州まで行ってきました。

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最後はおまけ。

韓国出張の合間に福岡へも足を運んだのですが、
そのときに行ったのが中洲川端の「川端うどん」。
名物というスタミナうどんを味わってきました。
ごぼう天、牛肉、とろろ、生卵が入る豪華版です。

お店には韓国からの観光客も多数来ていましたね。

「え、うどんしか出て来ないの?」
「韓国だったらキムチもパンチャンも出てくるのに」
「ここは日本だからねえ」

なんてお馴染みの会話をしていて笑えました。
川端うどんも韓国人からしてみれば、ひとつの珍麺でしょうが、
食べてみてどのように映ったのかが気になるところです。

日本の珍麺を食べ歩いてブログに載せているような、
変わり者の韓国人も、どこかにいるんでしょうかねえ。
もしいるなら1度ぜひ会ってゆっくり話をしてみたいですね。

以上、韓国珍麺紀行でした。

最後にひとつお知らせ。

明日はいよいよ今年最後のチンチャトークですが、
会場が土足厳禁なので、スリッパ着用の必要があります。

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会場の専門学校サウンドホールは土足厳禁とのこと。
ホール入口で靴を脱いでスリッパに履き替えます。
スリッパが学校備品では足りないこともあり、お客様の方でご用意いただければ幸いです。
また着脱が簡単な靴でおこしください。
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というコメントが主催者の方から届いております。
ぜひご協力頂ければ幸いです。



6 Responses to 韓国珍麺紀行。

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