新大久保「荘苑カルビ」で黒豚コチュジャン鍋。

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新大久保でちょっと落ち着いて食事をしたい。
そういうリクエストを頂くことがあります。
この落ち着いて、というのが意外に難しく、

・静かな店であるのか
・個室が必要なのか
・座席が広々としていればよいのか
・むしろ接客が重要なのか

いろいろ考えてしまいます。
想像される用途と店の特徴などを列挙しつつ、
あれこれと情報を詰め込んだ返信をするのですが……。

「やっぱり料理で選んでどこどこにしました!」

という答えが返ってきたり。
雰囲気は大事ですが、味はもっと大事ですもんね。
料理で盛り上がれば、それが接待であれ、アテンドであれ、
ほとんどうまくいったも同然ではないかと思います。

まあ、その上で本当に落ち着いた雰囲気が必要なとき、
僕はこちらの店をおすすめすることにしています。
個室こそありませんが、いい意味で新大久保らしくない店です。
シックな内装に落とし気味の照明、ゆったりした座席配置。

あともうひとつ、この店を紹介するときに、

「美人姉妹の経営する店!」

というのがくっついたりします。
店のインテリアをデザインしているのもオーナーであるお姉さん。
飾られている焼き物なども、すべて自作だとのことです。

なお、この日は15名ほどで宴会。

冒頭の写真は、この店の名物である黒豚コチュジャン鍋。
柔らかな黒豚を豆腐、野菜と煮込んだピリ辛の鍋です。
コチュジャンで味付けているので辛い中にも甘みがありますね。

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キムチ盛り合わせや……。

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サンチュサラダも頼みつつ。
この日はどうしたことか、このサラダが非常に人気で、
途中、追加注文をするほどでした。

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こちらの店でぜひ注文すべき宮中式トッポッキ
うるち米で作った棒状の餅を、野菜、キノコと醤油味で炒めます。
通常のトッポッキに比べて、餅自体が太めの作り。
餅の中には牛肉が埋め込まれているという珍しい一品です。

餅が大きいので、ひとりにひとつ行き渡るぐらいが目安。
1人前につき4~5本……だったかな。店の人にご確認ください。

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ふわっと厚めに仕上げた海鮮チヂミ

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そしてこちらはチェユッポックム(豚肉炒め)。
こういう石鍋で炒めながら食べるスタイルは珍しいですね。
この秋からの新メニューだそうです。

豚肉を特製のフルーツソースに24時間漬け込み、
自家製のコチュジャンを加えてピリ辛に仕上げるのがポイント。
チェユッポックムときくと、サイドメニュー的なイメージですが、
このスタイルであれば、充分にメインの役割を果たせます。

ビールでやっつけましたが、ごはんにも合うはずです。
あるいは食べ終えた後に、ごはんを入れて炒めてもいいですね。

なお後日、お店の方から頼まれてこの料理の紹介文を書きました。
メニューに添えるような、100文字程度の短い文章ですが、
短いだけに、料理の魅力を最大限詰め込むのは難しい作業です。

いったいどんな文章に仕上がったのか。
興味のある方は、実際に店に行って確認してみてください。

店名:荘苑カルビ
住所:東京都新宿区大久保1-17-7メゾン豊地下1階
電話:03-3209-5242
営業:11:30~24:00
定休:日曜日

※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP36にも紹介されています。

<過去の関連日記>
(11月14日)新大久保「荘苑カルビ」でポッサム&トッポッキ。
▲(2007年)



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