生野「ホルモン館はる山」でホルモン盛り合わせ。

08090301.jpg

9月3日から8日まで、5泊6日の大阪出張。
たくさんの人に遊んで頂き、本当に感謝です。
ぼちぼちとその報告を続けていきたいと思います。

初日は大阪を通り過ぎて神戸に入り、
1軒取材をこなした後、大阪に戻って宿泊でした。
順調に取材が進み、18時には大阪駅近くのホテルにチェックイン。
さっそく夕食を目指して、大阪を代表するコリアンタウン、
鶴橋、桃谷方面へと繰り出しました。

鶴橋駅前のホルモン店密集エリアを見学しつつ、
すでにシャッターの閉まった商店街を抜けていきます。

前回の大阪出張でも痛い目に遭いましたが、
夕方を過ぎると、鶴橋は完全なシャッター通りになります。
早いうちに行かないと、賑わいは楽しめないのでご注意を。
なお、鶴橋から1キロほど離れた桃谷の御幸通り商店街も、
同じように夕方過ぎで早々と店が閉まります。

飲食店街というよりも、普通の商店街なんですよね。
新大久保のようなつもりで行くと驚くハメになります。

なお、我々が目指したのは、その桃谷を越えたエリア。
鶴橋、桃谷、今里という3つの駅の真ん中あたりです。
今里筋と呼ばれる大通り沿いの1軒を目指してみました。
前回の大阪出張で出会った、地元に詳しい方の紹介です。

冒頭の写真通り、看板料理は七輪で焼くホルモン。

いえ、大阪では「かんてき」と呼ぶのが正式でしたか。
ネットで調べた限りでは「癇癖(かんぺき)」が転じた言葉だとか。
「怒りやすい」という意味が、炭火の「熾りやすい」と重なり、
そう呼ばれるようになった、との説が主流のようですね。

前回来たときは、

「店の前にかんてきが並んでいて……」

なんて会話に、ハテナマークがついたものですが、
少しずつ、着実に大阪での飲食用語も習得しつつあります。

08090302.jpg

こちらもレバ刺しではなく、あくまでも「生ギモ」。

関東人としてはあまりにストレートな表現で驚きますが、
内臓を食べるという気持ちは、より盛り上がる気もします。

08090307.jpg

「かんてき」の上に乗ったホルモンの数々も、
メニューを見ると、少しずつ名称が違って面白いです。

・ハツ(心臓) → ココロ、シンゾウ
・ギアラ(第4胃) → 赤セン
・コプチャン(小腸) → コテツ
・カシラ(頬肉) → ツラミ
・コリコリ(血管) → バイパス

とはいえ、このあたりは店によって表記も様々なので、
関東でもそれ言うよ! とか、微妙に別の部位だよ! とか、
いろいろな異論があるかと思います。

赤センとギアラを別部位とする店もありますしね。

これはなんだろうなぁ、と思いながら店員さんに尋ねるのも、
ホルモン店における、重要な楽しさのひとつ。
他地域に行くと、それが倍増するのも面白いところです。

08090303.jpg

手前がアゴ肉で、奥がツラミ(頬肉)でしたか……。
もしかしたら逆かもしれませんね。ご容赦を。

そもそもアゴ肉というのも、関東ではまず見かけない分類。
同じ顔肉なので、カシラの中に含まれているのでしょうか。
このあたりの細かさも、ホルモンの本場という気がします。

08090304.jpg

桃谷のコリアンタウンから運ばれてくるチャンジャ。
スケトウダラの内臓を塩辛にしたものです。
ちょこちょことつまむには、ちょうどいい「アテ」ですね。

と、さりげなくもうひとつ用語を追加。

「アテ」はおつまみ、酒の肴あたりに相当する言葉でしょうか。
酒に「当てる」、「あてがう」といった意味かと思います。

08090305.jpg

アゴハチという聞き慣れないメニューがあったのでそれも追加。
アゴ肉と、ハチノス(第2胃)を一緒に煮込んだ料理だそうです。
関東だったら醤油味のモツ煮込みになるところでしょうが、
ホルモンの柔らかさを活かした、とろとろのスープ仕立てでした。

08090306.jpg

ちなみにこちらの店は、前回行った「冷麺館」の系列店。
同じ冷麺をシメとして味わうことができます。
軽くつるっと「小」サイズで楽しめるのもいいですね。

といった感じに大阪での1食目がスタート。
しばらく大阪話が続きますので、宜しくお付き合いください。

店名:ホルモン館はる山
住所:大阪市生野区中川6-5-19
電話:06-6753-5574
営業:16:00~24:00
定休:月曜日
http://www.3121horumonkan.com/



4 Responses to 生野「ホルモン館はる山」でホルモン盛り合わせ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

 

 
 
previous next