桃谷、今里と散策し、「冷麺館生野本店」で昼食。
あちこち歩いて疲れたので、ちょっと休憩することにしました。
ご案内頂いている、某学校の先生が、
「韓国の伝統茶を飲ませる店に行きましょうか」
と粋なことをおっしゃってくれます。
なんでも6ヶ月ほど前にできた新しい店なのだとか。
行ってみると、1階は工芸品や生活雑貨が飾られたギャラリー。
2階がくつろげる雰囲気の伝統茶カフェになっておりました。
冒頭の写真、五味子茶のセンスから店の印象が伝わるかと。
民俗調に仕立てながら、洗練された新しさを盛り込んでいます。
しかも、10数種類揃えられた伝統茶がいずれも300円!
その値段で本当によいのか、客の立場ながら心配になります。
伝統茶なんて、韓国で飲んでも5、6000ウォンしますしね。
さすがみなさんご存じなのか、店内はいっぱいでした。
正直、通りを歩いている人よりも、この店のほうが混雑しています。
伝統茶だけでなく、軽食やスイーツもある様子。
卓上に置かれたポップに人気ナンバー1とあったので、
トッポッキ春巻きなる料理も注文してみました。
「チーズとアズキがありますけど」
「どっちのほうが人気ですか?」
「よく出るのはチーズのほうですかねぇ」
とのことだったので、チーズのほうで注文。
春巻きの中にトッポッキ(餅炒め)用のカレトク(棒状の餅)と、
拍子切りにしたチーズが入っておりました。
外側はカラッと揚がり、内側はチーズと餅がとろーり。
食感の対比も含め、なかなかによくできたお菓子です。
こうなるとアズキのほうも、いつか食べてみたいですね。
ちなみにここは餅の専門店として始まった徳山物産の系列店。
そのため韓国の伝統餅も、伝統茶と合わせて味わえるようです。
同様にもうちょっとしっかりした食事メニューも用意されており、
お茶だけでなく、昼食にもしっかり利用できるお店です。
五味子茶のアイスはやっていないとのことだったので、
五味子ベリーソーダなるものも頼んでみました。
五味子のほか、ブルーベリーなどが具として入っています。
こういうフュージョン系のアレンジが利いているのも魅力ですね。
その一方で、高麗時代のお酒を現代に復活させ、
「四香酒(サヒャンジュ)」という名前で出すレトロな一面も。
まだ発売予定とのことで、メニューには載っておりませんが、
お店の方のご好意で、ちょっとだけ味見をさせて頂きました。
もち米を原料にした甘味のあるお酒で、法酒にも似る感じ。
金色の輝きも美しく、女性にも人気が出そうな印象です。
コリアンストリートにこういう休憩場所があるのはいいですね。
新大久保にもこんな店があればいいのに、とも思ったり。
伝統茶の魅力はもっともっと評価されてよいと思います。
店名:韓茶(はんちゃ)cafe流れる千年
住所:大阪府大阪市生野区桃谷4-4-10
電話:06-6716-7111
営業:11:00~18:00
定休:火曜日
6 Responses to 桃谷「韓茶cafe流れる千年」で伝統茶&トッポッキ春巻。