大阪天満宮の隣にある天満天神繁昌亭。
2006年にオープンした上方落語の寄席だそうです。
この日はチングの2人もお呼びがかかっており、
行ってみると、しっかり名札が掲げられておりました。
落語家の方が黒文字で書かれているのに対し、
チングをはじめとした、他の芸人さんは赤文字で書かれます。
色をつけて区別したところから、色物と呼ばれるのだとか。
なるほど、ひとつ勉強させて頂きました。
ちなみに楽屋裏へ行くと、チングがネタ合わせ中でした。
改めて彼らの漫才を聞くというのは新鮮ですね。
ただ舞台までの待ち時間、楽屋に入れて頂いたのですが、
知らない顔、というのは多くの方に緊張を与えるようです。
若手落語家さんなどは、はっ! という顔で、
「はじめまして。○○と申します!」
などと、素早く丁寧なご挨拶をしてくれました。
芸の世界では、挨拶こそもっとも重要なことだと聞きますが、
こちらはそんな世界に慣れていないので、オタオタし……。
「あ、あの。チングの付き添いで来ました八田です」
などの妙な挨拶を返すのが精一杯。
ド素人が偉そうに楽屋へもぐりこんでいるのか、
多くの皆様に、疑問を抱かせたのではないでしょうか。
いい経験にはなりましたが、いやはや冷や汗をかきました。
どころか終わった後は、打ち上げにも混ざっていたり。
しかも、その打ち上げ会場というのが西梅田にある、
「bibim’」というスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)の専門店。
この打ち上げの前日、取材でお邪魔した店だったりします。
そんなことはまったく知らず、会場についてから、
「え、ここですか!?」
と驚いた一幕も。
大阪には星の数ほど飲食店があると思いますが、
わずか2日目にして、それが偶然重なるという確率はいかほどか。
前日話を伺った店長さんとも再会し、実に不思議な気分でした。
裏を返せば、それだけここが人気店だということなのかも。
店内はほとんど女性客で、ぎっしり埋まっておりました。
スンドゥブチゲをメインとした韓国料理店ですが、
他の料理も用意されており、この日は宴会用のコースでした。
すぐ上に掲げた写真、キムチ盛り合わせからスタートし……。
チョレギサラダ。
と出てきたあたりで、他のテーブルとの違いが発覚。
なんでもコチラのお店では、「辛いコース」と、
「辛くないコース」の2種類を準備しているとのこと。
韓国料理の辛さが不安な人は、辛くないコースを選択すると、
チョレギサラダがオリジナルのスンドゥブサラダになり、
キムチチーズチヂミも、海鮮チヂミに変わるという配慮がありました。
我々は店内奥にある3テーブルを独占していたので、
奥は辛くないコース、中央は両方をハーフ&ハーフで、
手前は辛いコースというように、オーダーされていたようです。
席に着く前に、
「辛いのが得意な人はあちらから、苦手な人はこちらへ」
と誘導して頂いたのはそういう理由だったか! と納得しました。
ストレートですが、「辛くないコース」というのはアイデアですね。
辛いコースではトッポッキ(餅炒め)。
他テーブルの料理までは写真を撮っておりませんが、
辛くないコースではチャプチェ(春雨炒め)が出ていました。
コチュジャンプルコギ(豚肉のコチュジャン炒め)は、
サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)に変わっていた模様。
そしてこれがメインのスンドゥブチゲ。
5人前を巨大なトゥッペギ(鍋)に盛りつけております。
スンドゥブチゲは海鮮、マンドゥ(餃子)、ホルモンなどの具を選べ、
我々のテーブルではキノコ入りのスンドゥブチゲをチョイスしました。
ごはんは石釜で炊き立て。
立ち上る湯気がまたたまらないですよね。
白いごはんを真っ赤なスープで染めつつ、わしわしと食べる。
宴会のシメとしては、なんともたまらない喜びです。
ちなみにコチラのお店のマネージャーさんは業界の有名人。
東京では恵比寿に位置するコチラの名店を育てた方でもあります。
今回の取材では残念ながらお会いできませんでしたが、
またゆっくり大阪での韓国料理事情など伺いたいものですね。
2006年12月にオープンした「bibim’」もはや3店舗。
豚をメインにした「でじとんね」など系列店も好調のようです。
店名:bibim’西梅田店
住所:大阪府大阪市北区梅田2-1-21レイズウメダビル1階
電話:06-6343-7759
営業:11:30~15:00、17:00~翌1:00(月~金)、17:00~24:00(土、日、祝)
定休:なし
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