東京にも韓国料理店が増え、過当競争気味になっています。
すでに韓国料理というだけでは店の個性になりえず、
韓国料理の中でも、何を売りにするかが明確に問われている時代。
どの店でも創意工夫をこらし、オリジナリティを打ち出しています。
でも、こんな角度から韓国料理を打ち出す店が出るとは予想外。
韓国料理業界にまた新たな可能性が生まれています。
今年1月にオープンした「にも」は、ちょい飲みのための韓国料理店。
もちろん長く腰を落ち着けて飲んでも問題はないのでしょうが、
気軽にちょい飲みできる、というのが大きなウリになっています。
ちなみにすぐ近所にある「マニト」の系列店でもあるとのこと。
店内の半分はカウンター席で、もう半分に4人がけのシートが2つ。
店員さんが中央で客あしらいをする、U字型の座席配置です。
まあ、U字型というより、ほぼ、ニの字型なんでしょうけどね。
U字の底辺に当たる部分は、屋台スペースのようになっています。
この日、新大久保で飲む約束があったのですが、
ひとりの方が30分ほど遅れそうだということでやってきた次第。
であれば、待つ間にちょい飲みでもという作戦です。
とりあえず生ビールと、冒頭のナムル盛り合わせを注文。
ナムルやキムチは1種類からでも注文することができ、
しかも1皿100円程度とリーズナブルなのが魅力です。
オデンのような屋台料理も看板料理のひとつです。
店頭で串に刺さったまま食べて行く人もいるそうですが、
座って飲むときは、食べやすいように串をはずしてくれます。
チヂミを盛り合わせで頼みましたが、1枚からでも注文可。
大勢でなければ食べられないのが韓国料理の常識でしたが、
こういう店が出てくると、その常識もがらりと変わっていきますね。
少人数でも、ひとりでも食べられる韓国料理。
韓国ではありえませんが、日本でならニーズは必ずあるはずです。
ちなみに上のチヂミは左から
・トゥブジョン(豆腐のチヂミ)
・プチュジョン(ニラのチヂミ)
・センソンジョン(白身魚のチヂミ)
・トングランテン(ひき肉のチヂミ)
というラインナップ。
ひとつずつ注文すればどれも100数十円です。
たぶんひとり1000円あれば、満足できるような価格設定。
というふうに2人でさっくり飲んでいたら、待ち人が到着。
せっかくなのでトッポッキ(餅炒め)を頼んで一緒にもう1杯だけ飲み、
意気揚々と2軒目の店へと繰り出しました。
ひとりでのちょい飲みや、時間つぶしの0次会がわり、
はたまたお腹が膨れた後に、ちょっとだけ飲みたい3次会とか。
用途はいろいろ考えられることと思います。
新大久保にまたひとつ嬉しい選択肢が増えました。
店名:にも
住所:東京都新宿区大久保1-17-3昌美ガーデンハイム1-C
電話:03-3202-1013
営業:11:30~翌5:00
定休:なし
http://www.manito.jp/
2 Responses to 新大久保「にも」でチョイ飲み韓国料理。