新大久保「BCD TOFU HOUSE」でキムチスンドゥブ。

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僕の仕事はライターなので取材はするほうが多いですが、
稀に取材される、という逆バージョンもあったりします。
韓国料理の話だけを書いているライターというのは少ないので、
なぜ、そこにハマったのか? という部分を語るような感じ。
狭い韓国業界の中でも、さらに隙間産業ですからね。

料理を作って売るでもなし、生徒さんを集めて教えるでもなし。
食べて語るだけ、という職業は確かに考えようによっては奇妙です。
料理全体に広げれば、まあ充分にアリなのでしょうが、
韓国料理だけ、となると極端に狭い守備範囲になりますからね。

僕自身は大きな可能性を感じつつ仕事をしていますが、
他の人には理解しにくい、というのもよくわかります。
まあ、そのおかげで、

「なぜ韓国料理なのでしょう?」

といった取材をして頂けるのですから恵まれています。
韓国料理にハマったきっかけから、僕が感じている魅力など、
約1時間にわたって、念入りに取材して頂きました。

その話は3月25日の朝日新聞朝刊に載る予定とのこと。

朝日新聞を購読している人はぜひチェックしてください。
購読していない人も、駅の売店などで買ってくださいね。

その取材が終わって、記者さんと食べに行ったのが、
「BCD TOFU HOUSE」のスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)です。
新大久保での昼食には、非常に使い勝手のよいお店ですね。

特にお仕事関係の方と食べる場合は、店内もきれいですし、
専門店なので、相手に何を食べたらよいのか悩ませる必要もない。
また、スンドゥブチゲは嫌う人がほとんどいないメニューでもあります。
あ、もちろん辛いのがダメという人は別ですけどね。

こうしてブログで書くのはずいぶんと久しぶりですが、
実際にはちょこちょこと打ち合わせがてら足を運んでいます。
仕事上の会食なので、写真を撮るような雰囲気でもなく、
結果としてブログの記事には上がってこない店。

この日は僕に関する取材を受けていたので、
普段はこんな感じです、という意味でもしっかり撮影。

記者さんは味噌味のテンジャンスンドゥブをチョイス。
僕はキムチの入ったキムチスンドゥブを注文しました。

簡単にいえばキムチチゲとスンドゥブチゲの融合した料理。
キムチの酸味が加わり、新たな味のスンドゥブチゲとなります。
韓国にいた頃は、このキムチスンドゥブをよく食べました。
キムチチゲや、スンドゥブチゲよりも、微妙に値段が高くなるので、
今日は贅沢しよう! というプチゴージャスな料理でした。

といっても当時、3300ウォンですから300円ちょっと。
お金のない留学生時代ならではの、贅沢だったと思います。
ちなみにキムチチゲ、スンドゥブチゲは2500ウォン。

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スンドゥブチゲと一緒に並んだ副菜の数々。
奥に見えている生卵を、好みでチゲに割り入れます。
卵を入れることで辛さがマイルドになるとともに、
特有の濃厚な黄身の味わいを一緒に楽しむことができます。

スープが薄まって嫌だという人は入れない自由もあり。
むしろ卵かけごはんにする、という選択肢もありますしね。

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この店が素晴らしいのは、ごはんをその都度炊いてくれること。
注文ごとに約13分かけて、1人前の石釜でひとつひとつ炊きます。
炊きあがったごはんはツヤツヤと輝いており、やっぱり美味ですね。

なお、ごはんは別の器に取り分け、石釜には水を注いでヌルンジに。
石釜の余熱でアツアツの香ばしい飲み物へと生まれ変わります。
ほのかな香ばしさが加わった、白湯のような飲み物ですが、
韓国では昔からお茶がわりに飲まれておりました。
これを飲むことで、消化を助ける働きもあるとのことです。

石釜のまわりに貼り付いた、ごはんを食べるのもまた魅力。
香ばしいオコゲが水を吸って柔らかくなり、米本来の甘さを楽しめます。

あ、そうそう。

仕事関係の人と行くのに最適と先ほど書きましたが、
ひとつひとつごはんを炊く関係で、料理を待つ時間はかかります。
そのあたりは事前に伝えておく気遣いがあるといいでしょうね。

「ここは注文ごとに石釜でごはんを炊いてくれるんですよ!」

初めて行くときは、その一言をまず伝えておくべしです。
同様に次のアポイントがあったり、極端におなかが減っているなど、
待ち時間がしんどいときは、別の店に行く選択肢を考えたほうが無難です。
しっかり待ってでも美味しく食べたい人におすすめしたい店。
ウナギを食べるのと同様に、じりじり待つのも魅力のひとつです。

店名:BCD TOFU HOUSE
住所:大久保1-15-15秋山ビル1階B号室
電話:03-5292-6086
営業:10:00~24:00
定休:火曜日

※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP65にも紹介されています。

<過去の関連日記>
(03月07日)新大久保「BCD TOFU HOUSE」でスンドゥブチゲ。
(09月01日)新大久保「BCD TOFU HOUSE」でミックススンドゥブ。
▲(2006年)



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