第1回「利きマッコリ選手権」後記。

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ずらり並んだ大量のマッコリ。
念願だった、利きマッコリオフ会を開催しました。
会場はいつもの「イーストアジアン新宿」。
職安通り沿いに位置する、便利なフリースペースです。

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集められたマッコリは約30種類。
マッコリバーとして韓国各地のマッコリを取り揃える、
「てじまぅる」ならではの品揃えといえましょう。

数年前までは、

「マッコリなんてどれも一緒でしょ」

と誰もが思っておりましたが、
ここ何年かで、急速にその認識が変わりました。
いまやマッコリは銘柄を選んで飲む時代。
味わいの差を楽しめる酒に進化しました。

であれば、その差をきっちり見極めたいというもの。

どのマッコリがどんな味わいで他とどう違うのか。
数あるマッコリをひとつひとつ味見しつつ、
マッコリの魅力をさらに深く知ろうというのが今回の企画。
集めたマッコリはすべて心行くまで飲み放題です。

またタイトルに「利きマッコリ選手権」と名付け、
その違いを誰がいちばん見極められるかも実施。
すなわち「利きマッコリ王」を選定する大会でしたが、
これまた、たいへんに盛り上がりました。

ご参加くださった24名の皆様、ありがとうございました。

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また、「利きマッコリ選手権」の開催ということで、
商品のご提供を頂いた、会社の方にもこの場で御礼を。

・本生マッコリ
・梨マッコリ
・米マッコリ
・ドンドンジュ

の4銘柄をご提供くださった東亜トレーディング様。

4銘柄のうち本生マッコリ、梨マッコリが特に人気でした。
加熱処理されていない本生マッコリは飲みやすいですし、
梨マッコリは、フルーティな梨の味が生きていました。
ご提供、本当にありがとうございます。

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そして百歳酒で有名な麹醇堂からは、
ご存知、「米夢」をご提供頂いております。
「米夢」については過去にも記事にしました。
詳細は下記リンクよりご参照ください。

(11月20日)百歳酒の麹醇堂からマッコルリが新発売。
(11月22日)大久保「ソウル」でポッサム&百歳酒。
(03月13日)西新宿「てじまぅる新宿店」で麹醇堂の米夢。

麹醇堂様、株式会社BSJ様、本当にありがとうございます。

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こんな感じにおつまみも用意しつつ、
ずらり並んだ30種類のマッコリをテイスティング。
それぞれ味の違いを楽しみながら……。

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いよいよ「利きマッコリ選手権」のスタートです。
器が足りず、土鍋やアイスペールに入っているのはご愛嬌。
ともかくも10種類のマッコリを用意し、銘柄を当てます。

ただ、ほとんどの銘柄が初めて飲むものばかりなので、
解答となる10種類は、事前にお伝えしました。
ずらり並んだマッコリスペースで味見をしつつ、
用意されたブラインドの10種類とマッチングしていく作業。

それでもなかなか当たらないんですよね。

もちろん当たりにくい10種類が選ばれてはいるのですが、
全問正解した方は、参加された方の中でわずかに1名。
その次は7種類正解の方が3名いらしただけだったので、
全問正解という鋭敏な味覚が、際立っておりました。

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もっとも多かったのは5、6種類正解という方々。
ちなみに司会進行役であった、僕も6種類正解でした。

「コリアン・フード・コラムニストがそんだけ!?」

というお叱りの声もあるかと思いますが、
僕は進行に忙しく、味の確認をせずに記憶だけで勝負。
きっちり飲み比べていたら、もっと当たったはずです。
ま、言い訳に過ぎないんですけどね。

ちなみに解答は「てじまぅる」の金在浩社長が発表。

僕にだけ解答用紙が渡された状態で、
金在浩社長がひとつひとつ飲んで当てる形式でした。
要するに完全なるブラインドでのティスティング。
見事に全問正解し、拍手喝采とあいなりました。

その後、予選優秀者を選抜した本戦を開催。
問題として用意された2種類のマッコリを、
すべてのマッコリから探し出すという勝負でした。
何度でも答えてよく、早いもの勝ちで4名を選出。

その4名がさらに1種類のマッコリを探す最終決戦に挑み、
ついに第1回の利きマッコリ王が決定!

……しません。

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舞台裏にずっと控えていた「てじまぅる新宿店」店長の、
島津さんが待ったをかけ、

「この私を倒してこそ、真の利きマッコリ王!」

ということで、優勝者とのラストラウンド。
金在浩社長が選定した、1種類のマッコリを味わい、
今度は一切の味見なしで銘柄を当てます。

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結果、勝利したのは島津店長。
マッコリバー店長としての面目を保つとともに、
第1回利きマッコリ王を、

「該当者なし!」

ということで見事弾き返しました。

よっていま現在も、利きマッコリ王の座は空位。
いずれ開催されるかもしれない第2回まで、
すべての人にその座を奪うチャンスが残されました。

楽しかったので、ぜひ第2回も行いたいですけどね。
味の違いは飲めばそれなりにわかってくるので、
第1回に参加された方々は、だいぶ有利かと思います。

島津店長の壁を打ち破るのは並大抵のことではないですが、
次回はぜひ初代王が誕生することを願っております。

なお、第2回に向けて腕を磨きたいという方は、
「てじまぅる新宿店」に行けば、すべての銘柄が飲めます。

小耳に挟んだところ、「てじまぅる」では微妙に異動があり、
島津店長は現在、大久保店の店長をしているとのこと。
わずかですが、次回はそのブランクが有利に働くかもしれません。
利きマッコリ王を目指すみなさん、チャンスです!

ということで、「利きマッコリ選手権」の報告です。
ご参加くださった皆様、関係者、商品ご提供先の皆様、
本当にありがとうございました!

店名:イーストアジアン新宿
住所:東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
電話:03-6413-7104
営業:応相談
定休:なし
http://r.gnavi.co.jp/a359600/custom1.htm

※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP117にも紹介されています。

<過去の関連日記>
(11月25日)新大久保「イーストアジアン新宿」で鍋三昧とオフ会告知。
▲(2007年)
▼(2008年)
(01月20日)第1回新大久保出前オフ会後記。
(01月26日)新大久保「イーストアジアン新宿」で桃園豚解体実演ショー。



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