新大久保での宴会をコーディネートする場合、
ひとつの問題に、予算というものがあげられます。
少人数だったら割り勘でもよいのですが、
大勢になると、事前に会費を集めたほうが手間も省けます。
ドリンクなども、大勢なら飲み放題にしたいところですが、
どこの店でも相場は2時間2000円くらいが標準。
そこに料理を足すと、どうしても5000円前後になります。
なんだかんだで韓国料理も外国料理のひとつですから、
ひとつひとつの値段を見ると、結構高いんですよね。
手頃な価格のコース料理がある店は貴重だったりします。
今回の宴会は予算がひとり4000円で20人弱。
低価格で飲み放題となると、まず「土地」を思い出しますが、
このメンバーは、前回そこで30人宴会をした人たち。
もう1度同じ店ではあまりに芸がありません。
そこでリストアップしたのが以下のような店。
・チング(3500円で食べ放題、飲み放題コースあり)
・海鮮宮(2000円の刺身コース+2000円の飲み放題)
・ヘラン(3990円の飲み放題コース)
そこから主催者さんに意見を聞きつつ、
最終的に、「ヘラン」ということに確定しました。
2月2日のことなので、日記上の日付とは少し異なります。
冒頭の写真、サムギョプサル(豚バラ肉焼き)がまずメイン。
ただし、普通のサムギョプサルと違うのが……。
焼き板に水晶板を使っている点です。
最近、新大久保でも少しずつ増えている水晶板サムギョプサル。
水晶板に乗せて焼くことで、美味しく焼けるのだそうです。
店の貼り紙にはその根拠がつらつら書かれていましたが、
食べるほうからすると、まず「高級感!」がもっとも大きいでしょう。
水晶板で焼く、という時点で、おおっと思いますもんね。
肉の上から振り掛ける塩は、莞島産の粗塩。
粗いというより、小さな固まりくらい結晶がはっきりしています。
3990円のコースに含まれる料理の面々は、
まず、定番のキムチ盛り合わせに加え……。
ナムル盛り合わせ。
豆腐キムチ。
チャプチェ(春雨炒め)といった感じ。
韓国料理のコースでは、よく見る顔ぶれです。
チヂミも定番料理ですが、ひとつ違うのはこれまた焼き板。
サムギョプサルと同じく、ここでも水晶板を使っています。
保温効果に優れているので、いつまでも温かいのが利点です。
飲み放題のマッコルリはヤカンに入って出てきました。
このレトロなスタイルは、なかなか味があっていいですね。
以前はハンアリと呼ばれる甕がほとんどでしたが、
韓国のレトロブームを受けて、ヤカンも増えてきました。
鍋はプデチゲ(ハムやソーセージの鍋)と、
カムジャタン(豚の背骨とジャガイモ鍋)から選べます。
上の写真はプデチゲをチョイスしたものです。
喜ばしいのは最後にパッピンスがつく点でしょう。
韓国式のトッピングがゴージャスなカキ氷。
てっぺんにはチョコのかかったアイスクリームが乗っています。
なお、このパッピンスは基本的に夏限定なので、
事前交渉のときに、ぜひ出して欲しいと頼みました。
同じコースを頼めば自動的に出てくるものではないので、
幹事役の方向けに、ひとつ情報として書いておきます。
ちなみに量は全員に対して写真のパッピンスが2つ。
店の人が目の前でぐるぐるかき混ぜ、取り分けたものが、
それぞれに少しずつ渡る、といったイメージです。
それでも充分、満足のいく量でしたけどね。
最後にこうした喜びがちょっとあるのはいいものです。
といった感じで、本日も新大久保案内は無事終了。
参加したみなさんにも楽しんでもらえたようで何よりでした。
店名:ヘラン
住所:東京都新宿区大久保1-15-18みゆきビル1階
電話:03-3204-0841
営業:12:00~翌2:00
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP22にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(01月21日)新大久保「ヘラン」で水晶サムギョプサル。
▲(2007年)