新大久保「コルモクスンデ家」でスンデ&スルクク。

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1次会が「烏鵲橋」での7~80人宴会。
大勢でおおいに盛り上がりましたが、やはりというか2次会へも移行。
仲のよい人で集まって、「コルモクスンデ家」を目指しました。
本当は「チャムナム家」に行く案もあったんですけどね。
別件のオフ会に乱入を考えていたのですが、店がいっぱいでした。

ちなみにコチラの店の正式名称なのですが、
東京 本気の韓国料理店』で取材した際、社長に聞いてみたところ、

「んー、『コルモクスンデ家(ちぷ)』がいいかな」

との話だったので、それに統一したという経緯があります。
店の看板を見ると、日本語は「コリアスンデ家」となっており、
韓国語では「コルモクスンデ家」になっているというのが悩みの元。
そのため界隈での呼ばれ方もまちまちであり、
雑誌などに掲載される時の表記もまちまちという状態でした。

このブログでも悩んだ末、「スンデ家」とだけ表記していましたが、
今後は「コルモクスンデ家」と表記したいと思います。

ちなみに冒頭の写真、奥に見えるのが看板料理のスンデ
豚の小腸に春雨や刻んだ野菜、もち米などを詰めたもの。
色が黒っぽいのは豚の血液を入れているからです。
と、いってもグロな感じや臭みなどは一切ありません。
粗塩につけて食べると、もちもちとした食感で実に美味。
この店のスンデは、本場以上と評価する人も少なくありません。

手前にあるのは同じくこの店自慢のチョッパル(豚足)。
醤油ベースのタレで煮込んだ自家製の豚足を薄切りにしています。
中央にあるのはスンデに付き物の豚レバーとガツ(豚の胃)。
この日は両方食べるためにスンデとチョッパルの合い盛りにしましたが、
好みによってスンデだけ、チョッパルだけの注文も可能です。

都内ではこのスンデ、チョッパルを手作りする店は少ないため、
店で出すぶんだけでなく、各韓国料理店や食材店にも卸しているとか。
確かにどちらも手間のかかる料理ですもんね。

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2次会ということでそれなりに酔いも回ってきている我ら。
つまみだけでなく汁物も欲しいということで、スルククを注文しました。
スルククというのは、スンデクッパプのごはん抜きバージョン。

自慢のスンデをクッパプ(スープごはん)に仕立てたスンデクッパプは、
この店人気の食事メニューですが、そこからごはんを抜いてもらいました。
蕎麦店における「天抜き(天ぷら蕎麦の蕎麦なし)」みたいなもの。
熱い汁を飲みつつ、スンデをつまみ、焼酎を飲むという裏メニューです。

スルククという名前も直訳すると「酒スープ」。
要は「酒を飲むための汁物」といった意味となります。
韓国人であればよく知る頼み方ですが、

「スンデクッパプのごはんを抜いてスルククにしてください」
「あ、はい! お客様、韓国人だったんですね。てっきり日本人かと」
「いえ、日本人ですけども」
「え、だってスルクク……???」

という会話があったように日本人で頼む人は稀なのでしょう。
通ぶってみたい人にはオススメの注文方法と見ました。


スンデやチョッパルは人によって嫌いな人もいるので、
一応、保険のためにポッサム(茹で豚)も頼んでおきました。
スルククはともかく、似たような大皿がどんと2枚。
もうちょっと気の利いた注文はなかったか、と後悔した瞬間です。
まあ、食べればどちらも美味しいんですけどね。

といった料理を前にしつつ、焼酎をクイクイ。
いつの間にか、隣のオフ会メンバーが我々のほうに乱入し、
また、我々もここをしめた後、隣になだれ込みました。

久しぶりに新大久保を、オフ会的に満喫した夜。
やっぱり大人数で盛り上がれるのは楽しいですね。

店名:コルモクスンデ家(こるもくすんでちぷ)
住所:東京都新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿1A
電話:03-5273-8389
営業:24時間
定休:なし

※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP46にも紹介されています。

<過去の関連日記>
(04月20日)新大久保「コリアスンデ家」でスンデボックム。
(06月17日)新大久保「スンデ家」でスンドゥブチゲ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(03月26日)新大久保「スンデ家」で6/6次会。



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