恵比寿「ワンス恵比寿店」でスンドゥブチゲ。

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不思議なもので、時折妙に食べる料理が重なったりします。
前回前々回に続いてスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)の話。
場所は恵比寿のオシャレな韓国料理店「ワンス恵比寿店」です。
この日はランチでなく、ディナーなのでほかにもいろいろ。
スンドゥブチゲがこの日のメイン、というか口実ということでした。

こちらの店は韓国料理店ですがパンチャン(副菜)が出ません。
冒頭の写真、スカートキムチ(長いままのキムチ)や、

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前回も食べた、コルベンイムッチム(ツブ貝の和え物)あたりを、
まず頼んでおくと、メイン料理までの間を上手につなげます。
今回は頼みませんでしたが、ナムルの盛り合わせなんかもいいですね。
ほかにもこまごまとした料理が、メニューに並んでいます。

コルベンイムッチムは韓国で食べるよりも上品な味。
具にリンゴが入っていたり、砕いた松の実が振られていたり。
甘味、辛味、酸味の交じり合った、サラダ風の一品です。

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こちらは初めて頼んだタンスユク(酢豚)。
韓国では中華料理店における、定番メニューのひとつです。
ランチのときなどは、それぞれが麺類を1品ずつ頼み、
このタンスユクをひとつ頼んでシェアするというのが普通でした。

いわゆる中華料理の酢豚なのですが、微妙に韓国式なのが特徴です。
具にキュウリが入っている、豚肉は醤油につけて食べるなど、
いわゆる酢豚とは、また違った味わいを楽しむことができます。

ただ、こちらのタンスユクはそこまで韓国式ではない模様。
キュウリのかわりにエホバク(カボチャの未熟果)が入っており、
つけダレとして使う、醤油の小皿は残念ながら出てきませんでした。

それでも、メニューにタンスユクがあるという時点で、
かなり韓国ファンのツボをつかむ、斬新な試みなんですけどね。
粉唐辛子を振った醤油の小皿が出てきたら、たぶん僕は泣きます。

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来ると必ず頼んでいるチュクミボックム(イイダコの炒め物)。
バターをしいた鉄板に、たっぷりのイイダコと野菜を入れて炒めます。
プリプリしたイイダコも美味ですが、セリがいい仕事をしています。

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さまざまな食材を用いたジョン(衣焼き)の盛り合わせ。
エビ、白身魚、エホバク、エリンギ、シイタケなどの具がありました。
手間のかかる料理なので、頼むときは早めをおすすめします。

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そして、これがメインのスンドゥブチゲ。
「ワンス」のスンドゥブチゲは延世語学堂の学食をイメージしている、
なんて噂を聞いたため、確認してみようというのが趣旨でした。

ということで、3人の留学経験者が記憶を頼りに味わったのですが、
美味しいスンドゥブチゲではあるものの、あまり似てはいないような。
語学堂のスンドゥブチゲって、留学経験者には非常に有名なのですが、
あくまでも学食の料理なので、豪華ではなくチープなんですよね。

僕がいた頃の値段で、せいぜい2000ウォン程度。
それと、もっとコチュキルム(唐辛子油)が浮いていた気もします。
具もシンプルで、ごはんが進む濃厚な味だったような……。

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新村名物のシンゲッチ(ラーメン)も改めて食べると豪華ですね。
辛ラーメン(シン)+鶏卵(ゲ)+チーズ(チ)が名前の由来ですが、
こちらではそれに加えて、キャベツ、ニンジンなども入ります。
よりグレードアップしたシンゲッチ、というところでしょうか。

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最後はパッピンス(カキ氷)でシメ。
このままでは混ぜにくいので、大きな器を別にもらいました。
全員がスプーン片手に、ワシワシと勢いよくかき混ぜます。

韓国的な食べ方で、留学時代の懐かしい韓国料理を満喫。
そんな擬似体験が出来る、僕にとってはとても貴重なお店です。

店名:ワンス恵比寿店
住所:東京都渋谷区恵比寿4-23-13
電話:03-5475-8787
営業:11:30~24:00(LO23:00)
定休:なし
http://www.s-ox-restaurant.com/

<過去の関連日記>
(01月25日)新宿「ワンスルミネ新宿店」でプルコギランチ。
(03月19日)恵比寿「ワンス恵比寿店」でチュクミボックム。



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