新大久保「釜山亭」で緑茶マッコルリ。

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延辺料理の「千里香」を出て2次会へと移動。
こちらも前々から気になっていた「釜山亭」に入りました。
2階にあるお店ですが、階段下にメニューを書いた看板があり、
いくつか新大久保でも珍しい料理が並んでいたんですよね。

冒頭の写真、緑茶マッコルリも気になっていたもののひとつ。
しばらく前から日本にはマッコルリブームが起こっていますが、
緑茶と組み合わせたものというのは、他で見たことがありません。

聞いてみたところ、このマッコルリは店で作るオリジナル。
企業秘密の原料12種類を含む緑茶パウダーのようなものを、
マッコルリと混ぜ合わせて作っている、ということらしいです。
韓国の緑茶ブームをヒントに得て開発、という感じでしょうか。

飲んでみると、普通のマッコルリとは違う不思議な甘さがありますね。
緑茶らしさはあるようなないような。でも色は間違いなく緑茶です。

市販のマッコルリにもピンク色のブドウマッコルリがありますしね。
灰色がかった黒豆マッコルリや、黄色いおこげマッコルリなど。
だんだんカラフルになっていくマッコルリの今後がさらに楽しみです。
余談ですが、「韓国広場」にカボチャマッコルリが出ていました。
カボチャの甘味も、確かにマッコルリと相性がよさそうですね。
どんな味なのか、そのうち試してみたいと思います。

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こちらは忠武(ちゅんむ)キンパプ。具を入れない海苔巻きに、
イカの和え物とカクトゥギ(大根の角切りキムチ)を添えたもの。

店の名前が「釜山亭」だけに南部地方の料理が多いようですね。
このキンパプは釜山から近い、統営(トンヨン)の名物料理。
かつての忠武という旧地域名から名付けられた料理です。

もともとは漁に出る夫のために、船上で食べられる弁当をと、
奥さんがごはんを食べやすく一口サイズにしたのが始まりとか。
これが好評で周囲にも広まり、地域の名物になったとされています。
統営に行くと、その発明者という人が始めたという店があり、
元祖の店として、現在も人気を集めております。

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そしてこちらはテジクッパプ(豚スープのクッパ)。
釜山を中心とした慶尚道エリアの郷土料理として知られています。
韓国でもソウルではほとんど見かけることのない希少な料理。
新大久保界隈でも出している店はほとんどありません。

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豚骨、豚肉、豚の内臓などを長時間かけてじっくりと煮込み、
できたスープをごはんにかけ、ニラのキムチなどを加えて食べます。
ダシを出すだけでなく、具として豚肉や内臓部位が入ります。

ただ、僕が釜山で食べたテジクッパプとは多少印象が違いますね。
唐辛子系の辛さが強いのと、あと味付けもちょっと濃い感じです。
まあ、でも慶尚道はもともと味付けの濃い地域なので仕方ないのかも。
全体的にどの料理も濃い目の味に仕立てた印象がありました。

ちなみにこのお店、界隈では古株級に当たるだけあって、
店内には著名人のサインが多く掲げられております。
面白かったのが、TOKIO松岡君のサインだけやけにたくさんあったこと。
5つ、6つくらいありましたかね。かなりの常連さんらしいです。
こういうサインって、来るたびにするものなんですかね。

店名:釜山亭
住所:東京都新宿区大久保1-15-17サンハイツ大久保2階
電話:03-3202-8401
営業:11:00~翌1:00
定休:なし
(※追記。釜山亭は2007年3月に閉店しました)



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