堀切「鳳仙花堀切店」でお任せ家庭料理。

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まずタイトルですが、場所、名前とともに伏せました。
このブログでは初めてのことで、これにはちょっとした訳があります。
知人から美味しい韓国家庭料理店があるからと誘って頂いたこの日。
これまで1度も降りたことのない駅で韓国料理を食べました。

出てきた料理はどれも美味しく、料理を作るお母さんの人柄もよく、
久しぶりに素晴らしい店に出会ったと感動したのですが、
残念なことに、このお店は年内いっぱいで閉店になるんです。

現在はもう、閉店を惜しむ常連さんたちの予約でいっぱい。
下手にブログで紹介をして、迷惑がかかってもいけないので、
とりあえずしばらくの間、店の場所と名前を伏せることにしました。
いずれ年が明けたら、また修正してアップしたいと思います。
(※追記。1月6日に修正しました)

いい店ほど早くなくなる、というのが韓国料理のジレンマですが、
この店だけは、本当にもっと早く出会っていればと思いましたね。
韓国料理店でもっとも確実な、料理上手なお母さんのいる店です。

一応メニューもあるそうですが、常連さんたちはほとんどお任せとか。
出てくるままに食べて、後はどこで満腹になるかだそうです。

そんな店の最初の一品が冒頭の写真、ヤンニョムケジャンですからね。
生のワタリガニを辛い薬味ダレに漬け込んだ料理です。
このあとどんな料理が出るのかと、気分がぐっと盛り上がりました。

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見た目は麻婆豆腐風ですが、味は韓国式のヤンニョム豆腐。
豆腐を唐辛子、ニンニク、ネギなどの薬味ダレで和えたものです。
普通は豆腐の上にタレをどろっとかける料理ですけどね。
豆腐を崩さないように、静かに手で和えるというのがコツだそうです。

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キクラゲがたっぷり入った大盛のチャプチェ(春雨炒め)。

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牡蠣をたっぷり乗せた牡蠣チヂミなどが一気に出てきました。
そしてこの牡蠣チヂミがまた美味しかったですね。
普通、牡蠣チヂミというと、こんなスタイルが一般的ですが、
こうした普通のチヂミに具として乗るタイプもいい感じです。

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小さな器にちょこんと出てきた海藻の酢の物。
何の海藻か尋ねたのですが、店のお母さんもわからないのだとか。
韓国から送られてきた、正体不明の海藻とのことで、
結局食べてもなんだかわかりませんでした。
全羅道でよく食べるメセンイ(カプサアオノリ)あたり、
とも推測してみましたが、これも確証はありません。

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エホバクジョン(カボチャの未熟果の衣焼き)です。
韓国では民俗酒店の定番おつまみですが、日本ではあまり見ません。
これらのジョン類は作るのにずいぶん手間がかかるので、
一般の家庭料理店では、敬遠される傾向にあります。

そんな料理がこんなにたっぷり出てくるんですからね。
本当にどこかの家にお邪魔したみたいな気分です。

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こちらもたっぷり出てきた白身魚のジョン(衣焼き)。
普通はタラを使いますが、贅沢なことにヒラメを使っています。
ヒラメのジョンなんて、韓国でも聞いたことすらありません。
なるほど、こういうグレードアップがあったかと驚きました。

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かなりの料理が出た後ですが、これがこの日のメイン料理。
ボリュームたっぷりのテジカルビチム(豚肉と大根の煮物)です。

常連さんたちは、ここのメイン料理だけ相談するようですね。
これがサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)になったり、
あるいはプルコギ(牛焼肉)になったりするとのことです。

この日はむしろテジカルビチムでラッキーと思ったり。
豚肉も大根もとろっとろです。

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いい加減満腹ですが、さらにイカの刺身が出てきました。
イカだけでなく、韓国風に野菜と辛いソースで和えてあります。

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最後のシメはじっくりと煮込んだタッチュク(鶏粥)。
とろとろと柔らかいごはんに、うまみの染み出た鶏スープが、
焼酎とマッコルリで酔った胃袋に、心地よい収まりをつけてくれます。
最後の最後まで、いずれも感動的な料理ばかりでした。

これだけの量が出てくるというボリュームもすごいですが、
どの料理にもかなり手がかかっていることに驚きました。
これらを5人で食べて、1人6000円なら高くはないかと。
食べるだけでなく、さんざん飲んでの金額ですしね。
料理もこれで全部ではなく、もう4品ほどが出ておりました。

こんなにいいお店が、今年いっぱいでなくなるとは本当に残念。

閉店を嘆くべきか、それとも最後に行けたことを喜ぶべきか。
美味しいものをたくさん食べて、幸せだけども悩ましい夜でした。

店名:鳳仙花堀切店
住所:東京都葛飾区堀切3-1-2
電話:03-5698-2911
営業:不明
定休:不明
(※追記。鳳仙花堀切店は2006年12月に閉店しました)



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