店の名前が「韓流」ということでなんとなく敬遠していましたが、
メニューを見ると個性的な料理が多く、物は試しと行って参りました。
職安通りから「韓国広場」脇を歌舞伎町方面に入ってすぐ。
かつては「ソルネウム」→「阿斯達」という店があった場所です。
もともとは現店舗裏側の小さなスペースで営業していた店です。
極めて小規模な店舗で8ヶ月間営業し、表通りに移ったのが先々月。
開店から10ヶ月で軌道に乗せたという感じの印象ですね。
これまでの店舗には、すでに「ミサリ」という店が入っています。
このあたり入れ替わりが激しく、なかなか追いつけません。
外観から大きな店舗を想像していましたが、中へ入るとさほどでもなし。
テーブル席が7、8つ程度なので、30人程度のキャパだと思います。
冒頭の写真は最初に頼んだポッサム(茹で豚の葉野菜包み)。
なかなかのボリュームですし、豚も甘味があってよかったですね。
この1品目を食べた時点で、ここはいいぞという気になりました。
集合時刻に人が集まらず、幹事さんが1人で待っていたのですが、
それでもしっかりとパンチャン5品が出てくるあたりも好印象でした。
韓国的なサービスがしっかり成されているお店だと思います。
炒め物料理。タコ、イカ、豚肉の中からタコをチョイスしました。
韓国語ではナクチボックム(テナガダコの炒め物)です。
メニューは全体的に豊富で、家庭料理店にあるものは抑えてある感じ。
メインとなる看板料理のひとつが、この鶏カルグクス鍋。
お店の人は「タッカンマリ」と呼んでいましたが微妙に違います。
メニューに掲載されている「鶏カルグクス鍋」が正しいでしょうね。
タッカンマリを適当にアレンジした料理だと思います。
ぶつ切りにした鶏肉を水炊きにし、ウドンを加えた鍋料理。
麺もカルグクスではなく、韓国製の生ウドンを使用していました。
スープには味がついており、鶏肉だけを粗塩で食べます。
タッカンマリとして食べようとすると「違う!」となるでしょうが、
こういう料理とわかって食べれば、充分に美味しいです。
なお、そのほかのメインにはオギョプサル(皮付き豚バラ肉の焼肉)、
キムチカルビチム(キムチと牛カルビの鍋)といった料理があるようです。
鶏カルグクス鍋を食べた後は、ごはんを加えてお粥を作ってくれます。
スープをたっぷり足してくれるので、本当にどろどろしたお粥状態。
韓国の鍋料理では定番の、少量のスープで炒める作り方ではありません。
食べ応えのある、たっぷりとしたシメの1品になりました。
店自体がさほど広くないので居心地はなかなかいい感じです。
お店の人の感じもよく、まかない料理などサービスして頂きました。
10人を超える大人数だとキャパシティ的に向きませんが、
3、4人程度でコツコツ通うにはよいお店だと思います。
新大久保界隈で減ってきた、24時間営業というのも嬉しいですね。
2次会、3次会などでダラダラするのもよいかもしれません。
店名:韓流
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-11玉野ビル1階
電話:03-3207-0983
営業:24時間
定休:第2、4日曜日
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