新大久保「ピョジュバク」でスンドゥブチゲ。

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時代が変わり日本でも韓国料理が普通に食べられるようになりました。
きれいなお店でオシャレな器に盛られた韓国料理なんかも食べられます。
いい時代になったな、とわずか数年前を振り返って思ったりも。
でも、たまにごく普通の飾り気ない韓国料理も食べたくなるんですよね。
そんなときオススメできるのが新大久保の「ピョジュバク」です。

テーブル3つほどの狭い店を、お母さんひとりが切り盛りしています。
飲食店というよりも、屋根裏部屋みたいな雰囲気の店ですね。
大勢では行けませんし、メニューの料理も数えるほどしかありません。
チゲ系メニューがいくつかと、炒めもの料理、チヂミが数種でおしまい。
でも、居心地はよく、なんとも落ち着いた気分になる店です。

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ブログなどの記事を見ると、たいてい店の内観が掲載されています。
確かに写真を撮りたくなる気持ちがよくわかりますよね。
天井も低いですし、店の一部分は階段で押しつぶされたような感じ。
店の端っこにベタッとへばりついて撮ってこんな感じです。

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店の入口も知らないとかなり入りにくい雰囲気です。
ここ最近のきれいな新大久保では、もはや異質の存在に思えます。
でもこの店のファンは多く、留学生からの評価も高いです。
味自体はごく普通の家庭料理ですが、最近は逆に貴重ですもんね。

この日食べたスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)も実にシンプル。
具にはむき身のアサリと、刻んだエノキ、タマネギが入るだけです。
あとは豆腐がたっぷりに、最後にポトンと落とされた卵だけ。
ごはんが「日本昔ばなし」的にたっぷり盛られるのは嬉しいですね。

パンチャンは3品ですが、店のお母さんと話しているときに、

「キムチの味はどう?」
「美味しいですよ。もっとすっぱいキムチも好きですけど」
「あ、そう。すっぱいのもあるよ」

というような流れで、もう1品出して頂きました。
いい感じに熟成したキムチはやっぱり美味しかったです。

この店に来るのはずいぶん久しぶりだったのですが、
お母さんと少し仲良くなれたので、また顔を出したいと思います。
少人数でチェユッポックム(豚肉炒め)なんかをつまみながら、
焼酎をちびちび飲む、なんてことをしたいお店です。

店名:ピョジュバク
住所:東京都新宿区大久保1-16-19
電話:03-5285-1262
営業:12:00~24:00
定休:なし



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