師匠宅にて夏の韓国ごはん。

06072601.jpg

もろもろのめでたいことが重なったということで、
師匠宅にて開催された宴会に呼んで頂きました。
到着してみると、テーブルの上に葉野菜がずらり。
どうやら今日のメイン料理はサムパプの模様。
これら葉野菜で、某有名韓国料理店の社長から頂いたという牛肉と、
キビ、大豆、アズキ、松の実などを混ぜ込んだごはんを巻いて食べます。
手軽ではありますが、なんとも贅沢な宴会料理です。

サムパプ用の野菜にはサンチュが2種類、エゴマの葉、
加賀野菜の金時菜、芽ネギ、青唐辛子といったあたり。
相変わらず師匠宅には野菜類が豊富に揃えてあります。
サムパプに加賀野菜を使うってのも、この家くらいでしょうな。

「近所のスーパーで安かった」

と師匠はおっしゃっておりましたが。
中央に置かれた新生姜はサムジャン(味噌)につけて食べました。
これもまた地味ですが日韓融合の味ですね。

06072602.jpg

炊飯器いっぱいに炊かれていたオゴッパプ(五穀飯)。
最初はサムパプとして食べていたのですが、これが後に意外な展開に。

06072603.jpg

夏のキムチの代表格、ヨルムキムチ(大根の間引き菜のキムチ)に、
そのごはんを投入し、氷とゴマ油を加えて混ぜて食べます。
夏の涼味。キムチマリパプとして生まれかわりました。

「お母さんがこれ好きでねぇ……」

と師匠がしみじみおっしゃっておりましたが、
ここで言うお母さんとは、韓国の人間国宝である黄慧性先生。
そう聞くと、途端に高尚な料理のように思えてきたりも。

06072604.jpg

新大久保の「韓国広場」に珍しい酒が出ていたので差し入れました。
韓国語で茶碗酒を意味する「テポ」という名前のお酒です。
もともとは大きなフクベという意味で漢字では「大匏」と書きます。
ペサンミョン酒家から発売されている新しい薬酒のようですが、
原料がなんと銀杏と月見草という不思議な組み合わせ。
飲むと確かに銀杏の香りがぷんと漂い、臭いけれどもなぜかクセになる。

「ちょっと、そのテポドンもうちょっとくれる?」

という妙な愛称までついて、あっという間になくなりました。
このお酒、気に入ったのでまた飲んでみようと思います。

<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。



3 Responses to 師匠宅にて夏の韓国ごはん。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

 

 
 
previous next