新大久保「高麗参鶏湯」でサムゲタン。

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7月20日は初伏(チョボク)でした。
難しいことを言えば、夏至から数えて3度目の庚の日。
暑い夏の始まりであり、また体調を崩しやすくなる時期でもあります。
そこでスタミナのつく料理を食べて夏バテを防ごうという、
日本で言う「土用の丑の日」のようなイベントデーです。

初伏の後には、中伏(チュンボク)、末伏(マルボク)があり、
これらを総称して三伏(サムボク)とも呼びます。
ちなみに今年の中伏は7月30日、末伏は8月9日です。

スタミナのつく夏の料理といえば日本ではウナギですが、
韓国ではポシンタン(犬肉の鍋)と、サムゲタン(若鶏の鍋)。
せっかくなのでこの両方を食べ歩こうということで、
ホームページで参加者を募り、新大久保へと繰り出しました。
実際には21日の決行ですが、初伏に合わせ20日の記事にアップです。

冒頭の写真は1次会で行った「高麗参鶏湯」のサムゲタン。
昨年5月にオープンした店で、サムゲタンの専門店です。

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この店のサムゲタンは漢方薬が豊富に入っているのが売り。
高麗人参、キバナオウギ(黄耆)、鹿の角(鹿茸)をはじめとした、
30種類の漢方薬、堅果類をじっくりと煮込んだスープが自慢です。
ベースとなるスープは鶏を入れず、漢方薬だけで煮出したもの。
そのため出来上がりのスープは若干黒みを帯びています。

また、このお店では食べる前に全体をよく混ぜるよう推奨されます。
これは漢方薬主体のスープに鶏のうまみを加えてゆくため。
たいては料理が出てくると同時に店の社長さんが、
熟練の手さばきで鶏をザクザク突き崩してくれます。

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開店当初に行ったときは、粉々になるほど混ぜられてしまい、
鶏肉も味わいたい身としてはやや残念だったのですが、
今回食べてみたら、鶏肉もきっちり残る程度になっていましたね。
ホロホロに柔らかくなったモモ肉がほぼそのまま残っていました。
このくらいだと、スープ同様に鶏肉も楽しめて嬉しいです。

サムゲタン1人前が2500円と1回の食事にしてはいい値段ですが、
日本できちんとしたものを食べようと思ったら普通はもっとかかります。
せっかくのシーズンですから、夏の間にもう少し通いたいと思います。

店名:高麗参鶏湯(こうらいさむげたん)
住所:東京都新宿区大久保2-32-3リスボンビル2階
電話:03-3207-3323
営業:12:00~24:00
定休:なし
http://www.samgetang.co.jp/



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