「韓国料理=ヘルシー」路線の考察

ここ最近、韓国料理の店が急速に増え続けているなかで、
大事なキーワードとなっているのが「ヘルシー」だと思います。
今までさんざん言われてきたことですが、

・韓国料理は肉よりも野菜をたくさん食べる
・副菜がたくさん出るのでバランスよく食べられる
・唐辛子に含まれるカプサイシンには脂肪燃焼効果がある
・ニンニクはビタミンの吸収を促進する

まだまだありますが、よく語られるのはこんな感じ。
おかげで「韓国料理=ヘルシー」の公式もだいぶ根付いた感があります。
ドラマ、映画の影響から、女性人気が高まったのも理由のひとつでしょう。
女性に受ける料理を目指した結果、ヘルシー路線に拍車がかかり、
韓国料理はいま「健康と美容」の付加価値で売られています。

こうしたトレンドから振り返って、思い当たる店はこんな感じ。
おそらく探せば、まだまだたくさんあることでしょう。

・韓国薬膳はいやく(銀座)
http://www.yakuzenhaiyaku.com/
・韓国摘草料理ハンガウィ(銀座)
http://r.gnavi.co.jp/g411107/
・Korean Organic nabi(原宿)
http://www.nabi-tokyo.com/
・五穀亭(新宿)
http://www.keioplaza.co.jp/rb/res10.html
・菜菜草(表参道)
http://happy.woman.excite.co.jp/gourmet/newopen/005/shop5.html
・KOREAN VEGETABLE CHEFA(有楽町)
http://www.ebisu-toraji.com/shop/chefa.html
・Cobara-hetta(青山)
http://r.gnavi.co.jp/a010901/
・BIAN(恵比寿、日比谷)
http://www.bian.jp/

すでに「韓国料理=ヘルシー」だけでは珍しくないので、
薬膳だとか摘草だとか、さらなるセールスポイントも加わっています。
すでに加熱し、過当競争時代を迎えているということでしょうか。
こうした傾向を見るに、今後の落としどころは、

1、韓国でもっとも健康を意識した宮廷料理の店とする
2、コリアンダイニングとして現代日本料理との融合をはかる
3、韓国料理のひとつを柱とした専門店とする

というあたりになるのでははないかと思います。
ヘルシーが増えれば、ヘルシー以上が求められるのは道理。
個性的な店が増えていくのは大歓迎なんですけどね。
みんなで同じ方向を目指しているのではと少し心配です。



4 Responses to 「韓国料理=ヘルシー」路線の考察

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