修羅場怒涛の金曜日でした。

10日の朝は築地市場で通訳兼ガイド。
午前5時半から始まるマグロのせりを見るので、
それよりも早くに築地入りしなければなりません。
当然始発を待っていては間に合わないので、
取材担当の韓国人記者さんと前日に築地入りしました。
ほんの少しの仮眠をとって、朝から元気に取材です。

昔は観光客でもマグロのせりはなんとなく見学できたのですが、
最近は取材許可をとらないと中に入ることはできません。
この日のために2週間前から、東京都に申請をしておきました。

マグロのせりを見学し、中卸でマグロの解体を見て、
鮮魚、野菜のせり場、そして築地市場の中でもディープな、
ウニのせり場(寿司種用)も見学に行きました。
ここが実に圧巻。巨大な冷蔵室に箱ウニの山が出来ています。
ひと箱でいいから分けて欲しい、なんて気分にもなりますが、
そのひと箱とて、かなりの値段であるのは間違いありません。
食材三昧の築地市場でも、特に「宝の山」という表現がぴたりとくる場所です。
もちろん一般の人は立ち入り禁止。市場の奥の奥にあります。

せり場、中卸エリアを見たら、最後は魚河岸横丁。
食堂が並ぶ一角で、至福の朝食を食べて取材終了です。
海鮮丼が食べたいという希望があったので仲屋という店に行きました。
僕が食べたのはウニイクラ中おち丼(1450円)。
朝からとっても幸せな気分になりました。

ただし、話はこれで終わりません。
築地を出たら会社に行って仕事。夜は新大久保で友人と会い、
いよいよここからが韓食日記の始まりです。

行ったのは歌舞伎町にあるワンチョという店。
屋台風の雑多な雰囲気が売りのお店でしたが、
1ヶ月前にリニューアルオープンをしたそうです。
前の雰囲気を知らないので、なんとも言えないのですが、
雑多な雰囲気をそのままに店だけ新しくなったという感じでしょうか。
ドラム缶の丸テーブルが並ぶ、基本的にざわざわした店。
客層も若く、日本人と韓国人が入り乱れています。
仲良くなった韓国人と気楽に飲むにはいい店だと思います。
テジカルビカムジャタンタッカルビなどメニューは豊富。
僕らはタットリタン(鶏と野菜の鍋)を注文しましたが、
味付けがちょっと甘めでした。

この日は友人とさんざん飲み、最後は職安通りの新宿飯店に行って、
チャジャンミョン(ジャージャー麺)でシメました。
ただこの頃にはもうベロベロで、味をよく覚えておりません。
かつて、隣の東海魚市場で働いていた頃はよく食べたんですけどね。
出前してもらったチャジャンミョンの器に、フェトッパプ(刺身丼)を盛って返します。
新大久保で働く店同士の合理的なまかないチェンジ。
もちろんお金のやり取りなどはありません。

こんな感じで楽しく飲んでいたら、きっちり終電を逃しました。
久しぶりに新大久保からのタクシー帰宅。
せめて池袋まで行ければ値段が半分になるのですが、
それすらもままならない時間でした。
今年はタクシー帰りを減らそうと思っていたのですが……。

店名:韓国風屋台村ワンチョ
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-34-8
電話:03-5272-4476
HP:なし

店名:新宿飯店
住所:東京都新宿区大久保1-12-1
電話:03-3200-0124
HP:なし



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

 

 
 
previous next