吉祥寺「純豆富食堂」でスンドゥブチゲ。

07021901.jpg

2006年にブレイクしたスンドゥブチゲ(柔らかい豆腐のチゲ)。
さらに専門店が増えており、その勢いはとどまるところを知りません。
こちらの店も吉祥寺の駅前で、先月末にオープンしたばかり。
専門店以外でも、スンドゥブチゲを料理に入れる店が増えました。

とりあえず冒頭の写真が「純豆富食堂」のスンドゥブチゲ。
卵は自分で割り入れるタイプ。エビ、アサリ、カキなどの具が入り、
豆腐はこちらの店で作っている自家製とのことです。

07021902.jpg

ごはんは石釜で炊いたもの。注文時から15分ほどかかるそうです。
待ち時間はかかりますが、1人前ずつ炊いてくれるのはやはり魅力。

07021903.jpg

そして石釜ごはんのお約束。こんな形でコーン茶がついてくるので、

07021904.jpg

ごはんを器に取り分けたあと、残ったオコゲでヌルンジを作ります。
コーン茶をどぼどぼ注ぎ、フタをして1分少々待てば出来上がり。
オコゲの香ばしさを楽しむとともに、消化を助ける働きもあります。

07021905.jpg

珍しいのはタッカルビ(鶏の炒め物)とのセットがあることですかね。
タッカルビ以外にも豚カルビ牛カルビとセットにできるようです。
スンドゥブチゲの具を選び、辛さを選び、セットの料理を選ぶ。
選択肢がいろいろあるのは楽しさのひとつだと思います。

ただ、写真を見ての通り、タッカルビらしい感じはありません。
味付けもむしろ、プルタク(激辛味のグリルチキン)に近い感じ。
もちろんプルタクほどは辛い訳ではないですけどね。

残念なのは、ちょっと基本の値段設定が高めだということでしょうか。
タッカルビとのセットに石釜ごはんをつけて合計が1530円。
タッカルビを抜いても、1130円というのが標準価格になります。
ランチタイムであれば880円から食べられるようなので、
昼どきの利用のほうが、使いやすいかもしれませんね。

味的にも悪くありませんが、ちょっと具が多すぎる印象も。
ただそれはこの店に限らず、最近の全体的な傾向でもあるようです。
せっかく自家製の豆腐を使うなら、もっとシンプルでもいいような。
味付けもタデギを多く使っているので、やや濃い目に感じます。
個人的には甘さを抑えた、唐辛子辛いスープが好みですね。

スンドゥブチゲブームはまだまだ続くと思いますが、
現状を見るに、当分は足し算での工夫が続いていくような気がします。
いつか日本的な思考で、引き算を始める店が現れたら、
日本で食べるスンドゥブチゲも、また変わるのではとも思ったり。
加熱の一途をたどるスンドゥブチゲブーム。
今後も少しずつ追いかけていきたいと思います。

店名:純豆富食堂
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-3
電話:0422-76-0141
営業:11:00~24:00
定休:なし



7 Responses to 吉祥寺「純豆富食堂」でスンドゥブチゲ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

 

 
 
previous next