「高敞郡の料理」の版間の差分

 
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== 地域概要 ==
 
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高敞郡は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の南西部に位置する地域。郡の北部は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の[[扶安郡の料理|扶安郡]]、南東部は[[全羅南道の料理|全羅南道]]の[[長城郡の料理|長城郡]]、南西部は[[全羅南道の料理|全羅南道]]の[[霊光郡の料理|霊光郡]]と接し、西部から北西部は西海岸に面する。人口は5万2338人(2022年12月)<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月14日閲覧</ref>。
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高敞郡は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の南西部に位置する地域。郡の北部は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の[[扶安郡の料理|扶安郡]]、北東部は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の[[井邑市の料理|井邑市]]、南東部は[[全羅南道の料理|全羅南道]]の[[長城郡の料理|長城郡]]、南西部は[[全羅南道の料理|全羅南道]]の[[霊光郡の料理|霊光郡]]と接し、西部から北西部は西海岸に面する。人口は4万9996人(2026年9月)<ref>[https://jumin.mois.go.kr/ 주민등록 인구 및 세대현황] 、行政安全部ウェブサイト、2026年10月28日閲覧</ref>。
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;地理
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北部から東部にかけては山地が多く、禅雲山(ソヌンサン、선운산)、東部に方丈山(パンジャンサン、방장산)といった山がある。全体には平野部が多く、西部は西海岸に面して干潟や干拓地が続く。郡庁は中東部の高敞邑(コチャンウプ、고창읍)に置かれている。
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;観光
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代表的な観光地としては、百済時代の577年に創建されたと伝わる古刹の禅雲寺(ソヌンサ、선운사)や、ユネスコの世界文化遺産「高敞、和順、江華の支石墓群」のひとつとして登録される高敞支石墓遺跡(コチャン コインドル ユジョク、고창 고인돌 유적)、朝鮮時代の城郭が残る高敞邑城(コチャンウプソン、고창읍성)、ラムサール条約登録湿地の雲谷湿地(ウンゴクスプチ、운곡습지)、民俗芸能のパンソリ(歌唱劇、판소리)について学べる高敞パンソリ博物館(コチャン パンソリ パンムルグァン、고창판소리박물관)などがある。
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[[ソウル市の料理|ソウル市]]からのアクセスは、ソウル高速バスターミナルから高敞文化ターミナルまで高速バスで約3時間10分。高速鉄道を利用して[[全羅北道の料理|全羅北道]][[井邑市の料理|井邑市]]の井邑(チョンウプ、정읍)駅まで向かい、市外バスに乗り換える方法もある。ソウル駅、龍山(ヨンサン、용산)駅から井邑駅まで高速鉄道で2時間30~50分程度。井邑市外バスターミナルから高敞文化ターミナルまで市外バスで約30分の距離である。
  
 
== 食文化の背景 ==
 
== 食文化の背景 ==
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== 代表的な料理 ==
 
== 代表的な料理 ==
 
=== プンチョンジャンオグイ(風川ウナギ焼き/풍천장어구이) ===
 
=== プンチョンジャンオグイ(風川ウナギ焼き/풍천장어구이) ===
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:プンチョンジャンオグイ([[풍천장어구이)、風川ウナギ焼き(「[[チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)]]」の項目も参照)。プンチョン([[풍천)は漢字で「風川」と書いて西海岸に注ぐ仁川江(インチョンガン、인천강)の俗称。特に海水と淡水が入り混じる河口部の汽水域を指し、満ち潮で海水が入ってくる際に風を伴うのが由来である。ジャンオ(=チャンオ、[[장어]])はウナギ、グイ(=クイ、[[구이]])は焼き物の総称。仁川江の河口部は古くからウナギの名産地であり、この地域でとれたものをプンチョンジャンオ(風川ウナギ、[[풍천장어]])と呼んだ。現在は天然物が激減して養殖が主流となっているため、高敞郡で養殖されるウナギのブランドとなっている。なお、仁川江は旧称であり、正式には舟津川(チュジンチョン、주진천)と呼ばれる。
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:プンチョンジャンオグイ([[풍천장어구이)、風川ウナギ焼き(「[[チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)]]」の項目も参照)。プンチョン([[풍천]])は漢字で「風川」と書いて西海岸に注ぐ仁川江(インチョンガン、인천강)の俗称。特に海水と淡水が入り混じる河口部の汽水域を指し、満ち潮で海水が入ってくる際に風を伴うのが由来である。ジャンオ(=チャンオ、[[장어]])はウナギ、グイ(=クイ、[[구이]])は焼き物の総称。仁川江の河口部は古くからウナギの名産地であり、この地域でとれたものをプンチョンジャンオ(風川ウナギ、[[풍천장어]])と呼んだ。現在は天然物が激減して養殖が主流となっているため、高敞郡で養殖されるウナギのブランドとなっている。なお、仁川江は旧称であり、正式には舟津川(チュジンチョン、주진천)と呼ばれる。
  
 
:仁川江と支流の禅雲川(ソヌンチョン、선운천)が合流する一帯は、577年に創建された禅雲寺(ソヌンサ、선운사)へと向かう入口に当たり、1960~70年代からウナギ料理の専門店が集まっている。1964年創業の「新徳食堂(신덕식당)」や、1972年創業の「[[#anchor_name_won_jo_yeon_gi01|元祖ヨンギ食堂(원조연기식당)]]」が古株店として知られる。
 
:仁川江と支流の禅雲川(ソヌンチョン、선운천)が合流する一帯は、577年に創建された禅雲寺(ソヌンサ、선운사)へと向かう入口に当たり、1960~70年代からウナギ料理の専門店が集まっている。1964年創業の「新徳食堂(신덕식당)」や、1972年創業の「[[#anchor_name_won_jo_yeon_gi01|元祖ヨンギ食堂(원조연기식당)]]」が古株店として知られる。
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*ケッポルジャンオ(갯벌장어)
 
*ケッポルジャンオ(갯벌장어)
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:ケッポルジャンオ([[갯벌장어]])は、稚魚を天然環境で育てたウナギ。ケッポル([[갯벌]])は干潟を意味する。養鰻場で育てるよりも、天然ウナギに近いとして高く評価される。こうした飼育方法を「天然化(チャヨンサヌァ、자연산화)」とも呼ぶ。
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:ケッポルジャンオ([[갯벌장어]])は、稚魚を天然環境で育てたウナギ。ケッポル([[갯벌]])は干潟を意味する。養鰻場で育てるよりも、天然ウナギに近いとして高く評価される。こうした飼育方法を「天然化(チャヨンサヌァ、[[자연산화]])」とも呼ぶ。
  
 
=== 貝料理 ===
 
=== 貝料理 ===
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=== チャムチャミョン(合い盛り麺/짬짜면) ===
 
=== チャムチャミョン(合い盛り麺/짬짜면) ===
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:チャムチャミョン([[짬짜면]])は、合い盛り麺。[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]と[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]の合い盛り麺。全国的にチャムチャミョン([[짬짜면]])といえば、器の中央に仕切りを設け、両者を半分ずつ盛り付けたものを指す。対して高敞郡では、仕切りのない器に中華麺を盛り、[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)|チャジャンミョン]]の黒味噌と、[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)|ポックムチャンポン(辛口の海鮮炒め麺/볶음짬뽕)]]の具を合いがけにして、全体を混ぜて食べる。
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:チャムチャミョン([[짬짜면]])は、合い盛り麺。[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]と[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)]]の合い盛り麺。全国的にチャムチャミョン([[짬짜면]])といえば、器の中央に仕切りを設け、両者を半分ずつ盛り付けたものを指す。対して高敞郡では、仕切りのない器に中華麺を盛り、[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)|チャジャンミョン]]の黒味噌と、汁なし[[チャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)|チャンポン]](辛口の海鮮炒め)の具を合いがけにして、全体を混ぜて食べる。
  
 
:郡内には、「ナレグン(나래궁)」「北京飯店(북경반점)」「第一飯店(제일반점)」「ホンヘル(홍해루)」などの有名店があり、ほかにもチャムチャミョンを提供する中国料理店は数多い。
 
:郡内には、「ナレグン(나래궁)」「北京飯店(북경반점)」「第一飯店(제일반점)」「ホンヘル(홍해루)」などの有名店があり、ほかにもチャムチャミョンを提供する中国料理店は数多い。
  
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:同じスタイルのチャムチャミョンは[[光州市の料理|光州市]]にも見られ、高敞式チャムチャミョン([[고창식 짬짜면]])、光州式チャムチャミョン([[광주식 짬짜면]])とも呼ぶ。どちらが発祥かは定説がなく、広まった経緯も不明だが、高敞郡は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の中でも南部にあって[[光州市の料理|光州市]]とも近いため、なんらかの関連性はあるのだろうと推測される。
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:同様のチャムチャミョンは[[光州市の料理|光州市]]にも見られ、高敞式チャムチャミョン([[고창식 짬짜면]])、光州式チャムチャミョン([[광주식 짬짜면]])とも呼ぶ。どちらが発祥かは定説がなく、広まった経緯も不明だが、高敞郡は[[全羅北道の料理|全羅北道]]の中でも南部にあって[[光州市の料理|光州市]]とも近いため、なんらかの関連性はあるのだろうと推測されている。
  
 
== 代表的な特産品 ==
 
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== 関連項目 ==
 
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*[[チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)]]
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*[[チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)]]
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2026年10月28日 (水) 23:47時点における最新版

この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

高敞郡(コチャングン、고창군)は全羅北道の南西部に位置する地域。本ページでは高敞郡の料理、特産品について解説する。なお、慶尚南道に名前のよく似た居昌郡(コチャングン、거창군)があって混同しやすいので注意。

高敞の支石墓群

地域概要

高敞郡は全羅北道の南西部に位置する地域。郡の北部は全羅北道の扶安郡、北東部は全羅北道の井邑市、南東部は全羅南道の長城郡、南西部は全羅南道の霊光郡と接し、西部から北西部は西海岸に面する。人口は4万9996人(2026年9月)[1]。

地理

北部から東部にかけては山地が多く、禅雲山(ソヌンサン、선운산)、東部に方丈山(パンジャンサン、방장산)といった山がある。全体には平野部が多く、西部は西海岸に面して干潟や干拓地が続く。郡庁は中東部の高敞邑(コチャンウプ、고창읍)に置かれている。

観光

代表的な観光地としては、百済時代の577年に創建されたと伝わる古刹の禅雲寺(ソヌンサ、선운사)や、ユネスコの世界文化遺産「高敞、和順、江華の支石墓群」のひとつとして登録される高敞支石墓遺跡(コチャン コインドル ユジョク、고창 고인돌 유적)、朝鮮時代の城郭が残る高敞邑城(コチャンウプソン、고창읍성)、ラムサール条約登録湿地の雲谷湿地(ウンゴクスプチ、운곡습지)、民俗芸能のパンソリ(歌唱劇、판소리)について学べる高敞パンソリ博物館(コチャン パンソリ パンムルグァン、고창판소리박물관)などがある。

アクセス

ソウル市からのアクセスは、ソウル高速バスターミナルから高敞文化ターミナルまで高速バスで約3時間10分。高速鉄道を利用して全羅北道井邑市の井邑(チョンウプ、정읍)駅まで向かい、市外バスに乗り換える方法もある。ソウル駅、龍山(ヨンサン、용산)駅から井邑駅まで高速鉄道で2時間30~50分程度。井邑市外バスターミナルから高敞文化ターミナルまで市外バスで約30分の距離である。

食文化の背景

 
チャンオグイ

韓国を代表するウナギ(뱀장어)の名産地として知られ、プンチョンジャンオ(風川ウナギ/풍천장어)の名でブランド化している。海岸部には広大な干潟を有し、シオフキ(동죽、물총조개)、アサリ(바지락)、ハマグリ(백합)などの貝類が多くとれる。

代表的な料理

プンチョンジャンオグイ(風川ウナギ焼き/풍천장어구이)

プンチョンジャンオグイ([[풍천장어구이)、風川ウナギ焼き(「チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)」の項目も参照)。プンチョン(풍천)は漢字で「風川」と書いて西海岸に注ぐ仁川江(インチョンガン、인천강)の俗称。特に海水と淡水が入り混じる河口部の汽水域を指し、満ち潮で海水が入ってくる際に風を伴うのが由来である。ジャンオ(=チャンオ、장어)はウナギ、グイ(=クイ、구이)は焼き物の総称。仁川江の河口部は古くからウナギの名産地であり、この地域でとれたものをプンチョンジャンオ(風川ウナギ、풍천장어)と呼んだ。現在は天然物が激減して養殖が主流となっているため、高敞郡で養殖されるウナギのブランドとなっている。なお、仁川江は旧称であり、正式には舟津川(チュジンチョン、주진천)と呼ばれる。
仁川江と支流の禅雲川(ソヌンチョン、선운천)が合流する一帯は、577年に創建された禅雲寺(ソヌンサ、선운사)へと向かう入口に当たり、1960~70年代からウナギ料理の専門店が集まっている。1964年創業の「新徳食堂(신덕식당)」や、1972年創業の「元祖ヨンギ食堂(원조연기식당)」が古株店として知られる。
専門店では、ソグムグイ(塩焼き、소금구이)、ヤンニョムグイ(薬味ダレ焼き、양념구이)を主なメニューとする。店によって、チャンオティギム(ウナギの天ぷら、장어튀김)、チャンオタン(ウナギのスープ、장어탕)といった料理も提供する。高敞郡の地酒で、ウナギと相性のよい覆盆子酒(ポップンジャジュ/복분자주)も必須であり、自家製を自慢とする店もある。
  • ケッポルジャンオ(갯벌장어)
ケッポルジャンオ(갯벌장어)は、稚魚を天然環境で育てたウナギ。ケッポル(갯벌)は干潟を意味する。養鰻場で育てるよりも、天然ウナギに近いとして高く評価される。こうした飼育方法を「天然化(チャヨンサヌァ、자연산화)」とも呼ぶ。

貝料理

高敞郡の海岸部は広大な干潟が続いており、たくさんの貝がとれる。シオフキ(동죽、물총조개)、アサリ(바지락)、ハマグリ(백합)が代表的であり、これらを利用したスープ料理、和え物料理が豊富である。
  • シオフキ
トンジュクムチム(シオフキの和え物、동죽무침)、トンジュクタン(シオフキのスープ、동죽탕)などの料理がある。近年、全国的にムルチョンカルグクス(シオフキうどん、물총칼국수)が有名になり、名産地として高敞郡産のシオフキが評価を高めている。

チャムチャミョン(合い盛り麺/짬짜면)

チャムチャミョン(짬짜면)は、合い盛り麺。チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺/짜장면)とチャンポン(激辛スープの海鮮麺/짬뽕)の合い盛り麺。全国的にチャムチャミョン(짬짜면)といえば、器の中央に仕切りを設け、両者を半分ずつ盛り付けたものを指す。対して高敞郡では、仕切りのない器に中華麺を盛り、チャジャンミョンの黒味噌と、汁なしチャンポン(辛口の海鮮炒め)の具を合いがけにして、全体を混ぜて食べる。
郡内には、「ナレグン(나래궁)」「北京飯店(북경반점)」「第一飯店(제일반점)」「ホンヘル(홍해루)」などの有名店があり、ほかにもチャムチャミョンを提供する中国料理店は数多い。
同様のチャムチャミョンは光州市にも見られ、高敞式チャムチャミョン(고창식 짬짜면)、光州式チャムチャミョン(광주식 짬짜면)とも呼ぶ。どちらが発祥かは定説がなく、広まった経緯も不明だが、高敞郡は全羅北道の中でも南部にあって光州市とも近いため、なんらかの関連性はあるのだろうと推測されている。

代表的な特産品

覆盆子

覆盆子(ポップンジャ、복분자)は、ラズベリーの一種で、在来種のトックリイチゴ(복분자딸기)や、外来種のクロミキイチゴ(ブラックラズベリー、서양복분자딸기)、またはその近縁種を指す。高敞郡は覆盆子の主産地で、1960年代からクロミキイチゴを導入して主に栽培してきた[2]。覆盆子を焼酎に漬け込んだ覆盆子酒(ポップンジャジュ、복분자주)の生産も盛んで、覆盆子酒と覆盆子はそれぞれ農林畜産食品部が地域の名産品を認証する地理的表示農産物の第3号、第35号に指定されている[3][4]。高敞郡における覆盆子の生産量は、2024年の場合1759.0トン(全国の37.6%)で、全国の市郡で1位である[5]。

代表的な酒類・飲料

覆盆子酒

覆盆子酒(ポップンジャジュ、복분자주)は、ラズベリー酒。高敞郡の名産品である覆盆子(복분자)を焼酎に漬け込んで作る。赤ワインのような色合いと濃厚な甘味が特徴で、男性の精力増強によいとされることから、同じくスタミナ料理のチャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)とは定番の組み合わせである。高敞郡のウナギ料理店では自家製の覆盆子酒を提供するところもある。

飲食店情報

以下は韓食ペディアの執筆者である八田靖史が実際に訪れた店を列挙している。

  • ウジン(우진)
高敞郡名物のチャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)専門店。ソグムグイ(塩焼き、소금구이)を専門としている。チャンオティギム(ウナギの天ぷら、장어튀김)や、チャンオタン(ウナギのスープ、장어탕)も用意。自家製の覆盆子酒(ポップンジャジュ/복분자주)も人気が高い。
住所:全羅北道高敞郡高敞邑上月1キル7(月谷里283-1)
住所:전라북도 고창군 고창읍 상월1길 7(월곡리 283-1)
電話:063-564-0101
最終訪問日:2010年11月21日
  • 元祖ヨンギ食堂(ウォンジョ ヨンギシクタン、원조연기식당)
禅雲寺(ソヌンサ、선운사)の近くにあって、界隈では古株のチャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)専門店。天然環境で育てたケッポルジャンオ(干潟ウナギ、갯벌장어)と、養鰻場で育てたプンチョンジャンオ(風川ウナギ、풍천장어)を選べる。ソグムグイ(塩焼き、소금구이)、ヤンニョムグイ(薬味ダレ焼き、양념구이)のほか、チャンオタン(ウナギのスープ、장어탕)も用意。1972年創業。
住所:全羅北道高敞郡雅山面禅雲大路2727(三仁里29-29)
住所:전라북도 고창군 아산면 선운대로 2727(삼인리 29-29)
電話:063-561-3815
最終訪問日:2008年10月13日

エピソード

韓食ペディアの執筆者である八田靖史は、著書『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』において、高敞郡のプンチョンチャンオグイを厳選したベスト8の7位として紹介した[6]。

脚注

  1. ↑ 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2026年10月28日閲覧
  2. ↑ 임산물표준재배지침(수실류, 버섯류, 산나물류) 、山林庁ウェブサイト、2025年6月6日閲覧
  3. ↑ 고창복분자주 、韓国地理的表示特産品連合会ウェブサイト、2025年6月6日閲覧
  4. ↑ 고창복분자 、韓国地理的表示特産品連合会ウェブサイト、2025年6月6日閲覧
  5. ↑ 『2023 임산물생산조사』, 산림청, P30 、山林庁山林統計システム、2026年7月24日閲覧
  6. ↑ 八田靖史, 2014, 『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品! ぶっちぎり108料理』, 三五館, P20-21

外部リンク

関連サイト
制作者関連サイト

関連項目