チャンチグクス(にゅうめん/잔치국수)

2022年4月6日 (水) 07:01時点におけるHatta (トーク | 投稿記録)による版 (→‎外部リンク)
この記事はウィキペディアではありません。「韓食ペディア」はコリアン・フード・コラムニストの八田靖史が作る、韓国料理をより深く味わうためのWEB百科事典です。以下の内容は八田靖史の独自研究を含んでいます。掲載されている情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。また、内容は随時修正されます。

チャンチグクス잔치국수)は、にゅうめん。チャンチ(잔치)は宴会、グクス(=ククス、국수)は麺の意。この場合の麺とは素麺を表す。催し物が行われるとき、簡単に作って出す麺料理ということから名前がついた。この料理をオンミョン(温麺/온면)、または単にククス(麺、국수)と呼ぶこともある。煮干しダシに塩、醤油などで味付けをし、そのスープに茹でた素麺を入れて作る。具には千切りにして炒めたニンジンやエホバク(カボチャの未熟果、애호박)、甘辛く煮たシイタケ、錦糸卵、刻み海苔などが載る。醤油、粉唐辛子、刻みネギ、ゴマなどで薬味醤油を作り、好みで加えることもある。家庭料理として作られるほか、粉食店、食堂、フードコートなどで幅広く提供される。焼肉店では、ネンミョン(冷麺/냉면)テンジャンチゲ(味噌鍋/된장찌개)ヌルンジ(おこげ湯/누룽지)などとともに仕上げの食事メニューとして並ぶことも多い。また、専門店もある。素麺を用いた料理としては、ほかにピビムグクス(混ぜ素麺/비빔국수)キムチマリグクス(キムチ汁麺/김치말이국수)などがある。

  • 結婚式とチャンチグクス
チャンチグクス
チャンチグクスは大勢の来客に提供することが容易であることから、催し物が行われるとき、祝いの席などに作られることが多い。中でも結婚式には欠かせない料理とされ、「いつククス(=チャンチグクス)を食べさせてくれるのか」との問いは、「いつ結婚するのか」という意味を表す。ただし、これが北朝鮮では祝いの席にネンミョンを出すことが多いため、同様の表現を用いながらも、チャンチグクスではなくネンミョンを意味するとの違いがある。

脚注


外部リンク

制作者関連サイト

関連項目