晋州市の料理

提供: 韓食ペディア
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晋州城

晋州市(チンジュシ、진주시)は慶尚南道の南西部に位置する地域。本ページでは晋州市の料理、特産品について解説する。

地域概要

晋州市は慶尚南道の南西部に位置する地域。市の北部は慶尚南道宜寧郡、北東部は慶尚南道咸安郡、南東部は慶尚南道昌原市固城郡、南西部は慶尚南道泗川市、西部は慶尚南道河東郡、北東部は慶尚南道山清郡と接する。人口は34万3782人。(2022年12月)[1]

食文化の背景

晋州市は古くから南部の中心都市として栄えた。統一新羅時代には菁州(チョンジュ、청주)、のちに康州(カンジュ、강주)の中心地として9州5小京の一角を担い、高麗時代の940年に現在の晋州に改称されると、983年には全国の行政区画を12に分割した牧(モク、목)のひとつ、晋州牧(チンジュモク、진주목)となった。朝鮮時代の1896年に導入された13道制でも、新設された慶尚南道の道庁所在地となっている。1925年に慶尚南道庁は当時の釜山府へと移転し、現在は昌原市にあるが、2015年12月より晋州市には西部庁舎が置かれている。

歴史ある古都ゆえに、食文化においても華やかな料理が多く、チンジュピビムパプ(晋州ビビンバ、진주비빔밥)と、チンジュネンミョン(晋州冷麺、진주냉면)はその代表格である。晋州市は古くからの民俗文化としてソサウム(闘牛、소싸움)が継承されており、また晋州城の近くに牛市場があったことなどから、どちらの料理にも牛肉が重要な具として用いられている。

チンジュピビムパプはユッケ(牛刺身/육회)を具の中心とした、いわゆるユッケピビムパプ(牛刺身載せビビンバ/육회비빔밥)のことで、見た目の美しさから、ファバン(花飯、화반)、または7つの宝物のような具材を盛り合わせたとしてチルボファバン(七宝花飯、칠보화반)とも呼ばれる。牛肉のほかは、野菜のナムルや、ソクテギ(岩海苔、속대기)と呼ばれる海藻を加える。付け合わせには、ソンジクッ(牛の血入りスープ/선지국)を添えるのが定番である。

チンジュネンミョンは、タコ、ムール貝、干しダラなどの魚介ダシでスープを作り、そば粉とサツマイモのでんぷんで作った麺を加える。具には細切りのユッチョン(牛肉のチヂミ、육전)を載せるのも特徴である。

晋州城の前を流れる南江(ナムガン、남강)はかつてウナギ(뱀장어)がたくさんとれたことから、チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)が一帯の名物になっている。

代表的な料理

  • ユッケピビムパプ(牛刺身ビビンバ/육회비빔밥)
  • チャンオグイ(ウナギ焼き/장어구이)
  • チンジュネンミョン(晋州冷麺/진주냉면)
  • チンジュハンジョンシク(晋州韓定食/진주한정식)
  • ホッチェサパプ(祭祀風定食/헛제사밥)

代表的な特産品

代表的な酒類・飲料

飲食店情報

エピソード

脚注

  1. 주민등록 인구 및 세대현황 、行政安全部ウェブサイト、2023年1月12日閲覧

外部リンク

関連サイト
制作者関連サイト

関連項目