コプチャンジョンゴル(牛ホルモン鍋/곱창전골)

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コプチャンジョンゴル

コプチャンジョンゴル곱창전골)は、牛ホルモン鍋。

概要

コプチャン(곱창)は小腸、ジョンゴル(전골)は野菜、肉などを彩りよく並べ少量の煮汁で煮ながら食べる鍋料理のこと。コプチャンを中心とした牛の内臓に白菜、タマネギ、長ネギ、春菊などの野菜、キノコなどを加え、唐辛子、コチュジャン、醤油などを混ぜ合わせた薬味ダレで煮る。主に専門店で食べられる料理である。牛の小腸を用いた料理としては、ほかに鉄板焼きにしたコプチャングイ(牛ホルモン焼き/곱창구이)や、牛のミノ(第一胃)と小腸を一緒に焼くヤンゴプチャン(ホルモンの薬味ダレ焼き/양곱창)などがある。豚の小腸を使用してコプチャンジョンゴルを作ることもあり、これをテジコプチャンジョンゴル(돼지곱창전골)とも呼ぶ。

地域

慶尚北道亀尾市の善山式コプチャンジョンゴル
  • 慶尚北道亀尾市
慶尚北道亀尾市では豚の小腸(돼지곱창)を中心に、心臓(ハツ、염통)、胃(오소리감투)など豚のさまざまな内臓部位を加えて作るコプチャンジョンゴルが名物となっている。市西部の善山邑(ソンサヌプ、선산읍)を発祥とすることから、「善山コプチャン(ソンサンコプチャン、선산곱창)」とも呼ばれる。善山邑で1967年に創業した「テハンコプチャン(대한곱창)」が元祖店として知られるほか、市中心部の元坪洞(ウォンピョンドン、원평동)に本店を構える「キムテジュ善山コプチャン(김태주 선산곱창)」はソウル市などにも支店を持つ有名店である。
  • 食べ方
鍋が火にかけられたら具材の豚ホルモンと野菜をハサミで細かく切り、別途添えられる浅漬けの白菜キムチ(배추김치)も切って鍋に入れる。煮汁が沸騰したら店員を呼び、どろっとした白濁した豚骨スープ(사골육수)を注いでもらい、強火でじっくりと煮詰める。ごはん(공기밥)か、またはテジョプパプ(海苔を加えたどんぶりごはん、대접밥)を頼み、鍋の具材や煮汁と混ぜて食べるのが定番である。残った煮汁でポックムパプ(チャーハン/볶음밥)を作ってシメとする場合もある。

脚注


外部リンク

制作者関連サイト

関連項目